なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

京都手抜き観光案内~八坂神社編

2023-11-22 05:32:07 | お出かけ

久しぶりにとある用事があって八坂神社に行ってきました。
人混み苦手~ななつみかんですが、この時期の京都観光の中心がどうなっているか若干の興味もあり・・
少~しだけ写真を撮ってきましたよ。
どうぞご覧くださいませ。



こちらは八坂神社の西楼門です。
東大路通に面しています。
今ちょうど七五三の時期なので、通常の観光客以外に、七五三の親子連れも大勢見かけました。

中に入るといきなり縁日のような屋台が並んでいてびっくり。
観光客でにぎわっていました。
そして、境内に入ると正面に見えるのがこの提灯が沢山ぶら下がった舞殿です。


提灯にかかれた文字を見ると、ひょっとして・・・
そうなんです。こちらの提灯は花街の置屋や付近の料亭から奉納されたもの。
なので、華やいだ名前が並びます。
外国人観光客に人気でしたね~


そしていよいよ朱塗りの本殿(国宝)にお参りです。
・・・構図が悪くてすみません。
あまりにも沢山の人がいるので、上の方だけ撮るとこんな感じになっちゃいました。


ここらで八坂神社の説明をば・・といっても、神社のホームページから丸写しですが。
「平安京遷都(七九四)以前より鎮座する古社で、「祇園さん」と呼ばれ親しまれております。
主祭神の素戔嗚尊(すさのをのみこと)はあらゆる災いを祓う神様として信仰されており、
境内には数多くの神様をお祀りしております。
全国約2,300社鎮座する八坂神社、祇園信仰神社の総本社です。」
そして、その本殿は承応3年(1654年)徳川家綱により再建されたものですが、
「他に類を見ない複雑な内部構造」(同神社HPより)になっているそうです。
そう聞くと興味津々になりますよね。



一番分かりやすい特徴は、手前に拝殿にあたる令堂、奥に本殿にあたる内内陣があることです。
普通神社は本殿の手前に別の建物として拝殿がありますが、それが一つの建物の中にあるのです。
これは寺院の構造と似ていますが、寺院として建てられたわけではないそうです。

元々八坂神社は牛頭天王が祇園精舎の守護神とされたことから祇園神社、祇園社などと呼ばれていたそう。
それが明治の神仏分離令により八坂神社に改名されました。
昔は神社とお寺がもっと近かったので、お寺的な構造の神社があっても不思議ではないかもしれませんね。

構造として特徴的なのが、上の写真でも写っている又庇。
本殿の大屋根(檜皮葺)の下に北・東・西面の三方へ伸びる庇のことで、下に部屋があるほど大きいです。
ちなみに、本殿の正面は南向きです。



少し引いて本殿の全景を撮ってみました。
美しい本殿ですね。


こちらは本殿からつながる塀、透塀です。


美しいですね~
上の透かし彫り、何の植物なのかとても気になります。
 

東側から本殿の屋根を見たところです。
手前に実をたわわに付けたクロガネモチがあったので、それを撮ったというのが実態ですが(笑)


境内の周囲には沢山の摂社、末社があります。
今回は少しだけ。
女性ならいくつになってもお参りしたい、末社の「美御前社」(重要文化財)。
ご祭神は宗像三女神で、美容の神様です。
前に美容水が湧いているので、それを顔に付けるといいそうです。


こちらは「悪王子社」(重要文化財)。
素戔嗚尊の荒魂を祀っています。
今でいう悪ではなく、この悪は「強い」という意味合いがあるそうです。
でも見た感じ、どきっとしますよね。

ほかにもわんさか摂社末社があるので、時間がある方はどうぞ全部回ってみてください。
多分すべてのご利益を享受することができるでしょう!

そろそろ八坂神社を後にします。
帰りは南楼門から出ます。
え~こちらが表門、正面だったんですね!
確かに、本殿は南面しているので、当然こちらが正門。
つづく道が表参道でした・・・


とりあえず出て南方向、五条方面に歩いていきました。、
観光客が多いです。
おや、向こうの方に八坂の塔が見えてきました。
風情があるのですが、この狭い道は車も通りますし、見上げると電線だらけ。
この辺だけでも、電線は地下に埋めて電柱をなくしてほしいと思ってしまいました。
これほどの観光地なのですから・・・


さらに進むと、高台寺に向かう道がありました。
なかなかの風情ですが、この日は時間がなかったのでここでUターン。


当然戻ったらまた八坂神社が見えてきます(笑)
こちらが表参道、石鳥居の向こうに正門である南楼門が見えています。


ということで、なつみかんのテキトー八坂神社案内、いかがでしたでしょうか。
明日はここから少しだけ三条方面まで歩いたので、その光景をご案内しますね。

【撮影:2023/11/11  八坂神社】






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10 コメント

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おはようございます^^ (attsu1)
2023-11-22 07:12:12
中々行けない京都、
手抜きどころか、分かりやすい説明を見せていただきながら、楽しく歩いた感じです^^

花街の置屋や付近の料亭から奉納された提灯、
見応えありますねぇ~
舞妓さんも、歩いていたりして^^;

女性ならいくつになってもお参りしたい、「美御前」
なつみかんさんも、美容水つけてきましたか?^^;
返信する
おはようございます (さざんか)
2023-11-22 10:31:01
八坂神社は行ったのですが、なにせツアーでしたから、こんなに詳しくは見られませんでした。
とても複雑な構造のようですね。
舞殿の提灯も壮観です。
素戔嗚尊を祀っているのですね。
八岐大蛇を思い出しました。
透塀の部分は地味ですが美しいですね。
え~、帰りに出られた南楼門が正面なんですか。
最初のお写真の西楼門が入口だと思っていました。

電線は邪魔ですね。
こんな風情ある観光地では、地下に埋めて欲しいですね。
八坂神社のご案内、有難うございました。
返信する
こんにちは (shu)
2023-11-22 15:20:07
かつて京都に住み、八坂神社の前を幾度となく通りました。
しかし、きちんと参拝したことはなかったかもしれません。
あらためて拝見すると、立派な伽藍ですね。
空いていたら是非直に拝見したいですが、人の多いところは年々苦手になってきているので、たぶんもう行かないでしょう。

私の七五三詣では、転勤が多かったので娘の七歳、息子の五歳は成田山新勝寺、娘の三歳は名古屋の熱田神宮でした。
いずれも近くではありましたが、有名な寺社に出向いたのは、けっこうミーハーだったからだと思います。
返信する
八坂神社 (ピエロ)
2023-11-22 18:20:39
なつみかんさん こんばんは
ちょっと忙しさが続いてパソコンも開かずお邪魔もできませんでした(*'-')o(*,",)oぺこり
八坂神社 太秦に行った時に帰りのバスでとおっただけ。
ゆっくり見学したことが無いんです。
街の中の電線 風景に邪魔してますよね。
こちらでも今 地下に埋める工事が始まっています。
返信する
とても立派な神社 (ninbu)
2023-11-22 20:27:01
なつみかんさん、こんばんは。

八坂神社、名前だけはよく知っていますが、10年前に京都に行ったときは参
拝できなかった記憶があります。なつみかんさんに今回ガイドしていただき、
とても立派な神社だということがよくわかりました。

わが家の近辺(柏市、我孫子市、松戸市、流山市、鎌ヶ谷市、取手市など)を
ざっと調べたら、何と19もありましたよ。(@_@)残念ながらこれらの神社には
まだ一度も参拝したことがありません。

本殿、拝殿、楼門などの建造物も特徴があり、国宝にしていされてもいるので
すね。また、摂社末社も数が多いようで、じっくり回ると一日がかりになりそ
うです。
返信する
勉強になりました (なつみかん)
2023-11-22 23:16:47
attsu1さん、こんばんは。
今日の記事はまだ八坂神社に的を絞ったのでマシかもしれません。
私自身も、祇園祭や素戔嗚尊、疫病退散など断片的な知識しかなかったので、今回復習になって良かったです。
用事を済ませたついでに、御朱印もいただいて帰りました。

提灯があるのは知っていましたが、あそこが拝殿かと思っていました。
ここは舞殿で、本殿の中に拝殿と本殿があるというのは初めて知りました。

美御前神社の美容水、最初誰もいなかったので付けようと思って近づいた矢先に、人力車の車夫さんに案内されたカップルが説明を受けながら近づいてきたので諦めました。
若い人たちには敵いません(笑)
返信する
いつも人が多いです (なつみかん)
2023-11-22 23:21:29
さざんかさん、こんばんは。
八坂神社の西門が正門だと思っていました。
報道されるのもこちらが多いので、多くの人がそう思っているのでは。
でもって、中の構造の複雑さや、摂社・末社の多さなど、こんなに見所が多いと恥ずかしながら知りませんでした。
今回は記事にしたおかげで勉強できてよかったです。

書ききれなかった色々な歴史があり、興味がおありでしたら、ぜひ調べてみてくださいませ。
コロナ禍のときは、疫病退散のお祭りでもあった祇園祭が中止になって何とも言えない気持ちにもなりましたが、来年は大いに盛り上がりそうです。

南楼門、確かに目が痛くなるほど鮮やかな朱色。
正面と言われたら納得です。
でもこちら方向から来る人はほとんどいないのでは・・・
あ、そうか、清水寺方面から来る人は正面から入りますね、きっと・・・

電線、どうして埋めないのかと思いました。
勿体ないですね。
返信する
遅くなりました (なつみかん)
2023-11-23 10:15:33
shuさん、こんばんは。
昨日は職場の飲み会で帰宅が遅くなったので、日が変わってからのお返事になりすみません。
コロナ禍前にすっかり戻ったようで、京都駅付近は夜まで混雑していました。

さて、八坂神社は京都に住んだことのある人はおっしゃる通り何度も前を通ったことがあるでしょうね。
ただ、じっくり中を見たことがないという京都人は結構多くて、私もこんなに写真を撮って歴史を調べたのは初めてです^^;

人は多かったですね~
外国人が半分以上、残りは七五三と普通の日本人観光客でした。
御朱印所もシステマティックになっていて、最初に精算・プラスチックの札をもらって、それと引き換えに5か所ほどある朱印所で書いてもらうシステムです。

七五三詣では氏神さんに行く方と、有名どころに行く方があるようですね。
うちは引っ越したばかりで氏神さんとのご縁が薄かったので、石清水八幡宮に行きました。
結構ミーハーです(笑)
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お疲れ様です! (なつみかん)
2023-11-23 10:17:57
ピエロさん、こんばんは。
ひ孫ちゃんたちの行事が色々続いて大変だけど充実した日々を過ごされていたようですね!
リアルで忙しいのが一番です。
それにしてもピエロさんはお元気ですね~
私は10日ほど前に引いた鼻かぜがやっと治りかけたところです。

八坂神社は有名だけどいつも混雑している印象がありますよね。
街中の電線、埋める工事をしているのですか?
それはいいですね!
観光のメインストリートだけでも早く埋めればいいのにと思います。
返信する
案外行かない (なつみかん)
2023-11-23 10:25:43
ninbuさん、こんばんは。
八坂神社はとても有名ですが、そこだけを目当てに行くというより、この付近の観光地と併せて参拝される方が多いようです。
私も本殿が国宝というのを初めて知りました。

八坂神社は、お近くだけでも19か所もあるのですね!!
今調べてみたら、全国の八坂神社は2300か所もあり、全国清々会という組織まであるようです。
素戔嗚尊パワーおそるべしですね。

広いように見えますが実際にはそれほどでもないので、他の神社仏閣と組み合わせて行かれるのがいいと思いますよ~
人が多いので覚悟は要りますが(笑)
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