これまで4回にわたって京都御苑で見た鳥さんたちをご覧いただきました。
最後は、普通に見かける鳥さんたちの御所での姿をどうぞお楽しみくださいませ。
その前に、バードウォッチングの世界では、「ものさし鳥」なる鳥がいるらしいです。
図鑑は鳥のサイズ別が多いので、どのものさし鳥のサイズに近いかわかれば、その鳥の名前が調べやすくなります。
具体的には、
スズメ(14.5cm)、ムクドリ(24cm)、ヒヨドリ(27.5cm)、キジバト(33㎝)、ハシブトガラス(56.5cm)、トビ(65cm)
なんだそうです。
(鳥の体長は、頭から尾羽の先までを言います)
今日はその中から代表的な大中小3種類をご紹介します。
あちこちで見かけたこちらは言わずと知れたカラスです。
あまりおでこが出ていないのでハシボソガラスでしょうか。
ガァーガァーと鳴いてくれたら分かるのですが・・・
とかく嫌われがちなカラスですが、神話の時代には神の使いとされていました。
今でも熊野神社の護符はカラスです。
前髪ぱっつんみたいで結構可愛いですね。
ここのカラスは追い払われたりしないのか、落ち着いているように見えます。
他の鳥に悪さしているところも見ませんでした。
さて、お次はこちら。
迎賓館の裏側です。落ち葉をざくざくと嘴でかき分けているのは・・・
カワラバト(ドバト)でした~
京都御苑には珍しいアオバトもいるらしいのですが、見かけたのはこのカワラバトと・・
こちらのキジバトだけでした~
ロケーションがいいので、優雅に見えます。
バードバスのあたりは京都御苑の北東にあたりますが、ここから南西方面に向けて歩きます。
梅園がありました!
少しですがサクラも・・・ジュウガツザクラでしょうか。
歩いていると大きなクスノキに出会いました。
とにかく巨木が多いです。
少し行ったところに、出水の小川という小川があります。
夏には子供の水遊び場にもなるそうです。
春にはサクラが綺麗に咲きそうですね。
左側はドウダンツツジでしょうか。
ロウバイが咲いていました。
ソシンロウバイですね。
そしてその向こうには・・・
一番小さいものさし鳥のスズメです!
寒いのでみんな羽を膨らませて「ふくら雀」になっていました。
自家製羽毛布団ですね。
小川に沿って歩きます。
突き当りに綺麗な紅梅が咲き始めていました。
園路は砂利を固めたようなだだっ広い道路になっています。
そこになぜかちょこちょこ現れるハクセキレイと
セグロセキレイです。
セキレイのサイズは21㎝。ということは、スズメよりムクドリの方が近いということですね。
ちなみに、エナガの全長は14㎝とスズメと同じですが、尾羽が長いので体はずっと小さいです。
ヤマガラが同じ14cmなのでほぼスズメと同じ感じですね。
今回の京都御苑の鳥さんシリーズはいったんこれでおしまいです。
でもかなり京都御苑バードウォッチングにハマったので、またそのうち見ていただくかもしれません。
どうぞよろしくお願いします!
【撮影:2022/1/26 京都御苑】