なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

何度行っても迷子になる京都御苑

2022-02-11 05:16:17 | お出かけ

最近鳥さん撮影場所としてマイブームの京都御苑。
何となく、京都御所のことなのでは・・・と思っておられる方も多いと思います。
その答えは、半分正解、半分不正解です。
確かに京都御苑の中に京都御所はありますが、イコールではありません。

ということで、少しだけ京都御苑についてご紹介~
京都御苑は一般財団法人国民公園協会が管理するれっきとした「公園」です。
京都御苑のホームページを見ると、
「千年の歴史と四季折々の豊かな自然に囲まれたセントラルパークへようこそ」
というタイトルが掲げてあり、これこそこの京都御苑のコンセプトのようです。
なので、走っている人あり、自転車で通り抜ける人あり、もちろん散策、観光、ベンチで寛いだり、お弁当を食べたり・・・
みな思い思いに過ごしています。
広さは10haもあり、とにかく広大。
園内の通路が広くて広くて・・・歩いていても全然進んだ気がしません。


元は京都御所を中心として周りに公家の屋敷が広がっていた地域を、東京遷都後に公園として整備した場所なのだそうです。
園内には京都御所、仙洞御所、大宮御所の3御所の他、京都迎賓館があります。
いずれも参観には申し込みが必要です(空きがあれば当日申し込みでも入れるようです)。
どの御所も同じようなベージュの塀(築地塀)に囲まれています。
なので、ぼーっと歩いていると自分がどの御所の横をどの方向に歩いているのが分からなくなります。

この写真は左手が京都御所の南側の塀、突き当りが大宮御所のようです。
(撮った写真の前後関係を地図と突き合わせてようやく判明)


おそらくこの門は御所の南東にある建春門だと思いますが、自信ありません。


その他にも、園内には3つの神社、閑院宮邸跡(現在収納展示館)、近衛邸跡など、
テニスコートや児童公園、ゲートボール場などもあり、充実した公園になっています。
沢山あった公家屋敷跡も地図には載っていますが、今はそこが松の木を中心とする緑地(林)になっています。
詳しくはこちらの地図をご覧ください。→ https://fng.or.jp/kyoto/access/map/

公園の出入り口は9門5口あり、蛤御門など誰もが知る有名どころもあります。
そちらについては、今写真収集中なので、完成したらまた投稿しますね。

ということで説明が長くなりましたが、今日はその中から神社2か所に行ってきましたので、ご紹介したいと思います。
まずは京都御苑南西、地下鉄丸太町駅からもほど近い宗像神社です。
寒々した写真ですね・・・


宗像神社は花山院家邸跡にある神社で、創建は794年。
平安遷都時、藤原冬嗣が桓武天皇の勅命で筑前宗像大社から宗像三女神を勧請し、祀ったのが始まりだそうです。
禁裏の裏鬼門を守っているということから、現在では、方除け・火除けの神様として信仰を集めているとのこと。
中に入ると・・・
元紫宸殿の右近の桜がこんなところに・・・


本殿はこちらです。


お隣には、摂社・末社でしょうか。
3つの小さい神社がありました。

そしてお庭ですが・・・


白梅が咲いていました!


すごい数の蕊ですね。
数えたら約70本ありました。


一重と八重のスイセンも・・・


         

簡素なお庭ですが、色々な花が咲きそうでした。
四季折々に訪れて見てもいいですね。

さて、宗像神社を離れ、次は少し北の方にある白雲神社に行ってみました。


こちらは、旧西園寺家の鎮守社で、創建は1224年、祭神は市杵島姫命です。
最初は現在の金閣寺の地に造営され妙音堂と呼ばれていたことから、音楽の神様としても信仰されているそうです。
こちらは西園寺家が東京に写った時に廃祀の憂き目にあいかけましたが、地元有志の尽力で存続、現在の神社名になりました。



境内には稲荷社がありました。


本殿の裏に回ると、こんな石が・・・
時節柄、撫でるのは控えました。お顔に見えますか?


本殿横手の出入り口です。


ということで、とことん奥が深い京都御苑。
今回は由来をご説明しましたが、幕末から明治維新にかけても京都御所周辺が舞台となりました。
そのあたり、もう少し取材していつかお届けしたいとおもいます。
当てにしないで待っていてくださいね~

【撮影:2022/1/26  京都御苑】

コメント (14)
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