暖冬とはいえ、木々の葉は落葉し、三寒四温ならぬ、三温四寒の日が続いています。
そんな中、比較的元気なのがキク科の花!
その中でも、キク科の王道、キク属の花を多数取り揃えているのがここ、宇治市植物公園です。
丸い花壇に一種類ずつキク属の花を植えてあり、何年か前までは近寄ることができました。
それが、数年前から低い柵ができてしまい、望遠でしか写真を撮れなくなってしまいました。
ということで、写真はあいかわらずシケていますが、キク属大会、始めたいと思います!!
クイズにしようかと思いましたが、苦出ず(苦しんで答え出ず)になってしまいそうなので、すぐ下に答え載せますね~
まずは京都府立植物園にも咲いていて何度か投稿しているこちらから。
答えはこちら→
そう、葉っぱの白い縁取りがオシャレなアシズリノジギク(足摺野路菊)ですね!
その名の通り、足摺岬付近の四国東南部に自生する、ノジギクの変種です。
お次は元気の出る黄色い花・・
答えはこちら。→
キバナノジギク(黄花野路菊)、ノジギクの黄花品種です。広島、兵庫、高知、愛媛、大分、宮崎、鹿児島に分布。
絶滅危惧種ですが、植栽もよくされているそうです。
ではこっちはどうかな~
答えはこちら →
って、字が隠れてみえませんが、オオシマノジギク(大島野路菊)という品種らしいです。
葉といい、花といい、普通の小菊みたいですね。
その名の通り、奄美大島の海岸付近に生えるそうで・・・
ここまで色は違っても、ノジギクの仲間でした。
では、こちらは?
お察しの通り、答えはこちら →
本家本元、ノジギク(野路菊)です。兵庫県以西の本州、四国、九州に分布します。
日本固有種で、学名も、Chrysanthemum japonense 。
上の3つは、すべてこれの変種になります。
ノジギクに似ているけど、ちょっと違うこちらは何でしょう?
もう終わりかけでもあり、写真分かりにくいですね。
答えはこちら! →
リュウノウギク(竜脳菊)です。こちらは、もう少し北の方、福島・新潟から九州まで分布します。
10月頃に伊吹山に行くと、このリュウノウギクばかり見られます。
咲き始めは真っ白で、終わりに近くなるとピンク色になってきます。
花や葉に樟脳に似た成分が含まれ、同じような香りがします。
白と黄色の花はまだあります。
優し気なこのキクは・・ →
サツマノギク(薩摩野菊)です。変種が多いのか、地域名がついた花が多いですね。
はっきり言って、素人にはまーったく区別が付かないです。
(シオン属の野菊と同じですね)
九州は熊本、鹿児島の海岸沿いに分布するそうです。葉に白い縁取りがあるのはアシズリノジギクと同じですね。
次は、まるでマーガレットのようなこのキク属。
答えはこちら。→
チョウセンノギク(朝鮮野菊)です。
その名の通り、中国北部から朝鮮半島に分布し、日本では壱岐、対馬、九州の一部のみにみられます。
日本で栽培されているイエギクの原種のひとつと言われているそうです。
今日のラスト、白というより野菊のような薄紫色。
でも花の大きさはずっと大きいです。
その名は・・・→
ダルマギク(達磨菊)です。
本州から九州の日本海側の海岸沿いに自生しているそうです。
これまでのキク属と違い、葉が丸っこいですね。
宇治市植物公園おそるべし。
これで半分です・・・
残りは明日!
(つづく)