なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

やっぱりラクウショウ~宇治市植物公園2019年12月(2)

2019-12-28 05:42:33 | 植物

花がない~やっぱり花がない~
と歌いながらあるいていると、向こうの方に見えてきたのは・・・
そう、久しぶりにお日様の光を浴びて今年最後の輝きをみせてくれたラクウショウです。


ラクウショウといえば、いつもの大阪市大理学部附属植物園の幻想的なラクウショウを思い浮かべますが、
ここ宇治市植物公園でもかなりの数のラクウショウが今や大木となっています。

降り積もる落ち葉はふわふわして気持ちがいいです。
わざわざ落ち葉の場所を選んで歩きます。


ラクウショウは北米原産の落葉針葉樹です。
湿地によく生えることからヌマスギ(沼杉)とも。
にょきにょきと鍾乳石のように生える気根が特徴ですが、こちらではあまり見ることができません。
ずっと下の方の蓮池のほとりにはあるかもしれませんが・・・


あ、これわざと貼り付けたんじゃないですよ~
細い針のような葉が互生し、全体として鳥の羽のように見えるので、落「羽」松の名前が付きました。

「落」は、文字通り落ちることから。
今の時期いたるところにラクウショウの落葉が降り積もっています。
シロヤマブキの実の周りにも沢山。


高いところに沢山実が残っています。
若い実はよく弾む緑のゴムボールのような感じで、周りからねちねちの油を出しますが、この写真の実はもうカラカラに見えますね。


修景池は今すっかり水がなくなり、枯れた芦原になっています。
遠くに赤く見えているのがラクウショウ。


ラクウショウとシダレヤナギとテンペルセコイアに囲まれてピンク色に見えているのは何でしょう。


池の周りをぐるっと回って確かめてみると・・・


十月桜でした!
今の時期、花がないと思っていましたが、冬のサクラが結構色々と咲いていましたよ~

(つづく)

コメント (8)
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