なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

やっぱり赤い実~宇治市植物公園2019年12月(1)

2019-12-27 05:00:44 | 植物

少し前までは沢山花が咲いていて、実はその中に埋もれていました。
花や葉が散り、次第にモノトーンに変わりつつある植物園で、ひときわ目立つ赤い宝石・・・
久々に朝日に輝く赤い実の姿を見ることができたので、どうぞご覧くださいませ。

ナナカマド(バラ科)
葉はすっかり落ちましたが、遠くからでも赤い実が目立ちます。
ナナカマドといえば北の国の街路樹のイメージがありますが、もう本場では何も残っていないのでしょうね・・・
今年は珍しく実付きが良く、この時期になっても沢山残っていました。


サンシュユ(ミズキ科)
モスク型の新芽とともに。
去年の台風でサンシュユの木は随分被害を受けましたが、残った枝からは花が咲き、実がなり、新芽も出来ています。


カナメモチ(バラ科)
緑の葉と赤い実は、まさにクリスマスカラー。
この木はそうでもありませんでしたが、一部の葉が赤くなることから、花や実がなくても見分けがつきます。
写真がイマ億・・・


オトコヨウゾメ(レンプクソウ科)
去年の写真を見ると、12月下旬にはもうしわしわの実になっていました。
今年は豊作で、まだまだ艶々しています。
これまで見た実もそうですが、今年は全体に実付きがいいです。
鳥にとってはウハウハなのか、普段はすぐに食べられる実も残っています。


サネカズラ(マツブサ科)
別名ビナンカズラですが、食べたら美男になれるわけではありません。
ツルからとった粘液がねばねばしているので、平安貴族が整髪料に使ったとか・・・
この写真だけ、宇治川畔で撮りました。
ありえないほど沢山の実が生っていました。
こちらも大豊作です。


ムラサキシキブ(シソ科)
最後は赤ではないけれど、これまた大豊作のムラサキシキブ。
まるでコムラサキのように実付きがいいのですが、実の大きさは小さい気がします。
微妙に枝の先の冬芽が長刀鉾のようでお気に入りです。


いかがでしたでしょう。
こんな実の姿が見られるのもあと少し。
今を楽しみましょう。

【撮影:2019年12月21日 宇治市植物公園】

コメント (6)
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