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なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

六甲に咲く青いケシ~六甲高山植物園2019年5月 (2)

2019-05-27 05:15:34 | 植物

お約束どおり、今日は六甲高山植物園この時期のハイライトその2です。
(植物園的には一番かも・・・)

そう、あの有名なヒマラヤの青いケシ、メコノプシス・ベトニキフォリア(ケシ科メコノプシス属)です!



青いケシといえば、大阪の咲くやこの花館で年中みられるのが有名ですが、ここ六甲高山植物園では
園内ロックガーデンで群落を見ることができました。



ベトニキフォリア以外に、グランディス、ホリドゥラという3種類があるそうですが、私には区別が付きません・・



それにしても、一昨年行った時は今の1/10くらいの場所にぽつぽつ咲いていただけなのに、規模を拡張されたようです。
本当にビックリしました。 全体はこんな感じ。



六甲山上にあるので多少涼しいとはいえ、夏の暑さはかなりのもの。
大丈夫なのかな~と心配です。
ひと目1500本、6月下旬まで楽しめるようです。

          

ここロックガーデンでみられたその他の花たち。
有名なコマクサ(ケシ科コマクサ属)。
年中見られるのが売りだったそうですが、最近減ってきているそうです。




赤蕊が可愛いシコタンハコベ(色丹繁縷;ナデシコ科ハコベ属)
北海道から本州中部に分布するそうで、名前は色丹島で発見されたから。
それにしてもハコベの漢字は難しいし、読めないですね。



        


同じく色丹で発見された、その名もシコタンソウ(ユキノシタ科ユキノシタ属)
高山植物らしく背が小さいですが、花の模様の色合いがなんとなくユキノシタに似ていますよね。
すっごく可愛いです。



満開でした。見ての通り、サイズは結構小さいです。

        


同じ場所で咲いていたこちらは、エゾツツジ(ツツジ科エゾツツジ属)
北海道と東北の高山に生えるため背が低いですが、花はツツジ。




チングルマ(バラ科ダイコンソウ属)はすっかり綿毛に・・・
風が強い日だったので、なびいています。




お馴染み、クロユリ(ユリ科バイモ属)も満開。




最後はこれ。ミヤマオダマキ(キンポウゲ科オダマキ属)です。
これって高山植物?と思われるほど、普通に山野草として流通していますが、本当は北海道から中部の高山に咲く、れっきとした高山植物だそうです。
(ロックガーデンの写真が失敗だったので、別の場所の写真です。
ミチタネツケバナとスズメノカタビラが写っているのはご愛嬌ということで・・・)



六甲高山植物園のロックガーデンでは色々な高山植物が比較的自然に近い形で見られ、植物好きとしてはとても楽しめる場所です。
私たちは参加しなかったのですが、一日2回、職員さんや専門家の案内による観察会があります。
説明を漏れ聞いたところでは、多少山の上とはいえ関西でこのように高山植物がみられるのは、「ロックガーデン」という環境に秘密があるようです。
ロックガーデンは水はけがすごく良くて、植物を植えると、水を求めて根がどんどん下に伸びるそうです。
真夏でも、土の表面の温度は高いですが、深いところは冷たいので、枯れずに育つという・・・
なるほど~でした^^

【撮影】 2019年5月18日 六甲高山植物園にて

コメント (15)
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