週末、1ヶ月ぶりに京都府立植物園に行ってきました。
天気は快晴、最高気温は30℃、紫外線が容赦なく降り注ぐ中、さて、どんな花たちが見られたでしょうか。
例によって、長くなりすぎないように少しずつ出していきたいと思います。
第一回の今日は、生態園を中心に爽やかオーラを振りまいていたあのお花です。
その名は・・・〇〇ウツギ!
その中でも、アジサイ科のウツギが今最盛期です。
一番本数が多く、一番花数が多かったのがこちら。
(ただし、なつみかんの主観による)
マルバウツギ(ウツギ属)です。
関東以西に分布し、比較的よく見かける種類です。
特徴的なのが花弁の根元にある丸いオレンジのリング(花盤)。
このリングがあったらマルバウツギと思って間違いないようです。
一つだけ問題が。小さすぎて肉眼ではわからない・・・
次に多かったのがみんな大好きヒメウツギ(ウツギ属)。
こちらは日本固有種で、関西以西に分布。
小さい木を庭に鉢植えにしているお宅もよく見かけるので、固有種と知って驚きました。
植物園のヒメウツギはさすがに大きいです。
生態園に散在しますが、特に湿地ゾーンの木は大きく、遠めにはユキヤナギのようにも見えます。
お後は少し珍しい?
こちらは少し花が終わりかけていましたが、アオコウツギ(ウツギ属)です。
投稿するのにあたって検索すると自分のブログばかり出てくる・・・
アオ+コウツギで、葉の裏まで緑色が濃いことから名付けられたそうです(と自分のブログに書いてあった)。
愛媛県に分布。
てっきり花盤が濃い緑だからかと思いました・・・
トリミング画像です。
こちらはウラジロウツギ(ウツギ属)。
アオコウツギとは違い、葉の裏が白っぽいことから。
こちらも関東以西の分布です。ウツギは比較的暖かい所を好むようですね。
葉の裏の色は見逃したのですが、蕊(中央の長いのは雌蕊?)がとても長いのが特徴的だと思いました。
遠めにも目立つくらいです。
お次は少し見た目の違うウツギ。
ガクウツギ(アジサイ属)です。
見ての通り、まるでガクアジサイのような見た目。
じゃあなぜウツギ?なのですが、薄くて浅い鋸歯のある葉がウツギみたいなんですって。
香りが強いそうなのですが、今の時期生態園には色々ないい香りが漂っていて、どれがどの香りか分かりませんでした。
今度見かけたら近づいて確認してみようと思います。
ウツギシリーズ本日ラストは、セイヨウバイカウツギ(バイカウツギ属)です。
バイカウツギの園芸品種で、大振りの純白の花と、いい香りで遠くからでもひと目を引きます。
若くて綺麗なお嬢さんという風情ですね。花つきが良く、見ごたえがあります。
で、本家本元のウツギは?
残念ながらまだこの時期は蕾。
月末に生れば綺麗に咲くことでしょう。