「外来種アンテナショップ」の山科川、去年の連休中にそのすごさをご紹介しましたが、今年は行く機会がありませんでした。
あまりに気になるので、近くのショッピングセンターに買い物に行ったついでに20分ほどですが、川沿いの遊歩道をお散歩。
そこで見かけた光景は・・・
まず目に飛び込んできたこの純白の花。
ヒトツバタゴ(モクセイ科ヒトツバタゴ属)です。 ナンジャモンジャの別名の方が有名かもしれません。
こちらは外来種ではありませんが、花が綺麗なので最近市内でもあちこちで植えられています。
川沿いにはソメイヨシノの桜並木。今年は花の時期を見逃してしまいましたが、かなり壮観です。
下にはムラサキカタバミ(カタバミ科カタバミ属)の花束。
南米原産ですが、江戸時代に園芸植物として移入されたものが逃げ出したそうです。
外来種ですが、もう完全に市民権を得ていますね。
でもこんなのはほんの序の口。
本番はこれからです!
去年と同じくシロバナマンテマ(ナデシコ科マンテマ属)が群生!
ヨーロッパ原産で、こちらも江戸時代に園芸用にやってきたそうで、その後海岸沿いなどで繁殖。
なぜ山科川のこの場所だけに群生しているのかは不明です。
シロバナマンテマのピンク色の品種発見!
可愛いです。
なんといっても一番すごいのがこちら。
セイヨウミヤコグサ(マメ科ミヤコグサ属)です。
ミヤコグサに似ていますが、冠状につく花の数が5~7個と多く、大振りなので見栄えがします。
写真ではわかりませんが、茎や葉に毛が生えているのもセイヨウの特徴。
とにかく群生ぶりがハンパではありません。
分かりにくいですが、黄色い点々はすべてこのセイヨウミヤコグサ。
あれ、何か鳥が飛んでいます。
こちらはカワウ。 こんなに浅い川、潜れへんやんと思ってみていると、ちゃんと潜ってすごい勢いで泳いでいきました。
浅いので、鳥体が丸見えですが(笑)
あ、顔を出しました。
よく見ると、水の中に大きな魚影が。鯉でしょうか。
アカツメクサ(マメ科シャクジソウ属)やヘラオオバコ(オオバコ科オオバコ属)も、セイヨウミヤコグサと一緒に咲いています。
あれ、川に目をやるとちっちゃい何かが泳いでいます!
これは、ひょっとしてカルガモの赤ちゃん♪
大きな音に驚いて、みんなお母さんの側に集合!
数えてみたら、なんと17羽も!! みんな兄弟でしょうか? それとも保育園?
もう可愛すぎて、頬がゆるみっぱなしでした。
最後にオマケ。
帰りに通りすがったK池、冬カモたちも渡っていってしまい寂しい限りですが、美サギ発見!
見られているとも知らず、長い首をカリカリ(左)、羽を伸び~(右)
そろそろお休みの時間かな。片方の足を格納しました。どんな姿も様になりますね。
目元をみるとダイサギのようです。
短時間でしたが、素敵な自然を見ることができて幸せでした。
明日からは、3日の午後に出かけた宇治市植物公園の特集です。
引き続き、よろしくお願いします。