京都府立植物園の5月特集、いよいよ最終回です。
華やかに咲く花たちの出身地は様々。 皆さんはどれが一番お好み?
エントリーNo.1は、カナリア諸島からです。
北門はいってすぐのワイルドガーデンはエキウム・ウィルドプレッティー(ムラサキ科)のお庭になっていました。
まるでモアイ像のように並ぶその姿。
通りすがる人々は皆、「すごい大きいなあ」、「ようみたら花綺麗なあ」と感嘆の声を上げていました。
去年もご紹介した、蘂蘂しい花。
エントリーNo.2は、マデイラ諸島から。
エキウム・カンディカンス(ムラサキ科)です。
No. 1とは比べ物にはならないほど小さいけれど、青い蕊蕊しい花が魅力的です。
エントリーNo. 3はラナンキュラスの品種、ラックス(キンポウゲ科キンポウゲ属)です。
元々は中近東からヨーロッパ原産で、日本の寒さや湿度にも適応し、地植えできるように品種改良されたものらしいです。
キンポウゲ属特有の光沢をさらに強調したような外観。なんとも魅力的・・・
色や咲き方のバラエティもあるようですが、行った時期が遅くて数種類になっていました。
みんな知ってるキンポウゲ(ウマノアシガタ)も同じラナンキュラス属。
どれも花弁に光沢があるので、ピカピカ属って呼びたくなりますね。
虫を呼び寄せるためなのでしょうか。
確かにキンポウゲもピカピカ。
参考写真です。 ピンボケですが、たしかにエナメルのような光沢が・・・
(2017/5/3 京都府立植物園)
エントリーNo.4 はラナンキュラスと似て非なるこちら。
アネモネ(キンポウゲ科イチリンソウ属)です。
ラナンキュラスにはピカピカの花弁がありますが、アネモネの花弁のように見えるのは萼だそうです。
ご参考までに、日本に自生するアネモネの仲間、イチリンソウです。
こちらも白い部分は花弁ではなくて萼。
(2017/4/14 京都府立植物園)
最後は日本から。
エントリーNo.5 シラン(ラン科シラン属)です。
あちこちからシラン便りが届いていますが、ここ京都府立植物園でも水車小屋前に沢山のシランが咲いていました。
野生では準絶滅危惧種だそうですが、栽培種はいたるところで見られ繁殖力も相当です。
普通にみられる赤紫の種類のほか、
少しピンクが入った品種も・・・
いかがでしたでしょうか。
どのお花がお好みでしたか?
これまであまり外国産の花や園芸種には目を向けていませんでしたが、よくみると綺麗で、由来を調べるのも楽しいです。
来年は、バラ園やシャクヤク園にも行けるよう、(1)朝早く出かける、(2)電池とSDカードの予備を持っていく、
を徹底しようと思います^^;