野草(イエツァオ)なくらし!

文京区改め金生町で草をアートし売り、食べています

あわてものの草達を生ける

2007-03-16 19:37:46 | アート・文化

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もうオドリコソウが咲いている頃だろうと行ってみたらポツポツ咲いていた。

帰り道黄色い花がフワフワ咲いているので近づいてみたらクサノオウだった。

黄色い草花を見るともう春本番の気持ちになったがこの2~3日とても寒い。

あわてもののクサノオウだと思いながら二枝いただいた。

近くにはみずみずしい赤色のスイバの花穂もあわてて伸びたみたいだ。

あわてものの春の花を生けてみた。

オドリコソウの葉が大きすぎて花が見えないのでカットした。

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花器は2000年野草を生けることをイメージして作りました。

口が4個あります。

小さな3つの口には曲がったり茎が細かったりと気難しそうな草を挿します。

あまりもんくも言わないで収まってくれます。

もう春はまじかです。

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こぶしの花茶

2007-03-15 19:10:16 | 日記・エッセイ・コラム

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(鳥に食べられた蕾)

北の丸公園にこぶしと白木蓮が数本植わっている場所がある。

広い範囲で白い花が咲き誇っているので近づいてみた。

2本蕾ばかりの木がある。

不思議に思って良く見たらある程度花びらが出ると鳥に食べられるみたいだ。

ほとんどに食べられた跡がある。

近づいた時ヒヨ鳥が飛び去ったのを見た。

でもどうして2本の木の蕾だけ食べられるのだろう。

とても気の毒に思ったがもしかして特別美味しいのかも知れないと思って5個ほど蕾を持ち帰った。

乾かした蕾は頭痛や鼻詰まりに効くときいているし・・・。

帰ってコップに蕾を入れ熱いお湯を注ぎ10分ほど蒸らして飲んでみた。

少し薬っぽいが香ばしくてとても美味しいお茶になった。

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グレーのガクを取ってお湯を注いだのできれいに開きました。

小さな蕾だったので小さな花です。

鳥に教わったこぶしの花茶???です。

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花を生ける教室NO27

2007-03-14 19:28:39 | アート・文化

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こでまりさんの作品ですが部分です。

軽いローダンセがアルストロメリアのかんざしになっていました。

チョット素敵でした。

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真横から赤いチューリップが顔を出しているのは大きくたれてしまう性質のチユーリップを工夫して生けているからです。

すぐ傍のクリスマスローズもたれた姿が可愛らしく生かっています。

ローダンセも首がたれていました。

たれて咲く花をおおらかに受け止め自在に遊んだ作品を見せていただき私の気持ちまで晴れやかになりました。

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ガラスの模様

2007-03-13 18:13:24 | 日記・エッセイ・コラム

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黒く焼きあがる土にガラス片を置いて焼き上げた光工房製のお皿です。

光工房でもこんな立派な大木の絵がガラス片で書かれているとは思ってみなかったと思います。

このシリーズのお皿を飾っているとさくらさんがガラス模様が滝に見えるといい始めました。

そう言われてみると滝に見えるのです。

他のお皿のガラス模様を見ているとこんな立派な大木模様があったのです。

急きょ壁に掛かるように工夫しました。

インドでは大きな木の下で皆が集うとピパリさんがいっていました。

それがイメージできる模様です。

見えなかったものを見えるようにしてくれたさくらさんに感謝です。

滝のお皿も大木のお皿もさくらさんの元へ行きました。

滝のガラス絵と大木のガラス絵がさくらさんの部屋に飾られている事と思います。

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丸の内散策

2007-03-12 20:13:38 | 日記・エッセイ・コラム

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道路までも石材で、計算され尽した新しくて大きなビルが建ち並ぶ丸の内を散策していたら難破船の彫刻にめぐり会った。

無駄のない直線のものが多い中、傾いているものにホッとして近づいてみたら「デ・リーフデ号」と書いてあった。

1600年今の大分県に漂着したオランダ船らしい。

その船には八重洲の地名になったヤン・ヨースチンや徳川家康に使え日本で亡くなった三浦按針も乗っていた。

数奇な運命を生きた人たちの事を思いながらビル街を歩いた。

すぐ近くのでこぼこで懐かしいレンガ色の低い建物のステーションギャラリーを眺めながらよく残してくれたものだと思った。

この小さく感じる建物がこの界隈に厚みを出しているように感じる。

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ラオスの布を楽しむ 展に行って

2007-03-11 18:54:12 | 日記・エッセイ・コラム

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丸の内にある丸善本店で開かれている「ラオスの布を楽しむ 展」を見たくてバイクでいった。

しばらく来ないうちに大きくてきれいなビルがイッパイ建っていた。

交番も無く少し迷うのを楽しんでいたら電装の装置を

痛々しく巻かれた木々が芽吹きチラホラ花も咲いていた。

もう取ってあげればいいのにと思っていたらすぐ近くに丸善丸の内本店があった。

「ラオスの布を楽しむ 展」には緻密な刺繍やアップリケ草木染めの布や織りと素朴で手つくりの暖かさが感じられる作品が多かった。

そこでも日本人がデザインした服を売っている。

買い付けに行くという人が中国人も買いつけに来だしたといっていたからもうすぐ効率を考えたおしゃれなものになっていくのだろう。

ラオスでは女の数ほど機織機があるという。

服も各自で縫っているだろう。

日本も50年前ぐらいは女であればほとんど自分の着物は自分で縫っていた。

ものを作るのはとても楽しい作業だと思うけど知らず知らずの内に手放してしまうのだろう。

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つくしの炒め物

2007-03-10 18:18:03 | 日記・エッセイ・コラム

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3月になると毎年つくしが出る所へ行ってみる。

3回目にやっと料理できるぐらい採集できた。

もう少し暖かくなるとスクッと伸びたのも採集できるが少しいじけたような細いのが多い。

それでも又春一番今年もつくしを味わえるのはとてもうれしい。

丁寧にはかまを取り油いためにする。

塩で味をつけお皿に盛った後鰹節をかけ梅酢を少したらして酒の肴にした。

食べてみてこの味だこの歯ざわりだと毎年おもう。

今年はもう一回ぐらいは味わえそうだ。

いつも飲む果実酒は式根島野外教室の時採集したハイネズの実のお酒にした。

黒い色をしトロッとしてチョット刺激的な味がする。

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時わすれじの塔

2007-03-09 18:16:33 | 日記・エッセイ・コラム

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春が近づくととても気持ちが忙しい。

もうあの花が咲いているだろうか?もうあの木が芽吹いているだろうかと。

又早咲きのさくらを探して上野公園を歩いていたら「時わすれじの塔」にめぐり合った。

今日3月9日は東京大空襲の日だ。

戦闘員でもない老人も子供も一夜にして10万人もの人が亡くなった。

62年前の事だ。

浅草寺境内にある(まんしゅうじぞう)のようなただならぬ気配は感じないけれど素通りは出来ない気持ちになる。

大空襲で家族を亡くした海老名香葉子さんの悲願で建てられたそうだ。

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満開のさくらはところどころにある。

さくら祭りの準備は出来ているがまだ静かなものだ。

さくらものんびりと咲いている気がする。

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少しだけ日の当たる林のなかの黒い土になずながロゼット状で生えていたのを採集してきた。

湯がいて細かく切りたこの塩辛と熱いご飯に梅酢を少したらしてまぜ酒の肴にした。

5月の式根島野外教室の時採集して果実酒にした島桜のサクランボ酒(2006年6月30日記)を味わった。

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五条天神の植物NO1

2007-03-08 19:39:04 | アート・文化

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不忍池と上野公園との間のみちを通る時よく立ち寄る場所に五条天神がある。

上野の山の斜面に建ち広くはない境内だけど何時行ってもハッとするような花が咲いている。

今日も上野に行く途中バイクを止め階段を登ってフト見上げたら満開のさくらが咲いていた。

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逆光なので場所を変えようと歩いていたらすぐ上に建つ花園神社の前の白木蓮が満開だった。

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もう一度さくらが咲いている所へ帰るとすぐ近くに淡い黄色のトサミズキが咲いていた。

吉野さくらがいっせいに咲き大勢の人が押し寄せる上野公園に比べ五条天神の境内の植物は”ゆらぎの法則”とでもいうのかさくらでも今満開の少し意外性のある植物が多くとても好きな場所です。

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花を生ける教室NO26

2007-03-07 19:30:43 | アート・文化

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よもぎさんの作品ですが部分です。

先日友達がノジシャと一緒に持ってきてくれた柳も花材にしました。

真ん中に写っています。

ガーベラの右側には市場で仕入れた白い花穂のネコヤナギが写っています。

柳は雌雄異株ですが写っているのはどちらかは知りません。

前面のシダの葉と白いスプレー菊の花びらの形が似ているのが面白いと思いました。

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ラジオ番組に参加

2007-03-06 20:17:25 | 日記・エッセイ・コラム

30年以上テレビの無い生活をしている。

でもラジオはよく聞く。

親しくしている川窪万年筆さんでいつも聞いているラジオ番組の生中継があるというのでノコノコ出かけてみた。

チラッと見るつもりがにぎやかに手を叩く人がいたほうがいいということで参加する羽目になった。

TBSラジオの番組で毒蝮三太夫がいろんな店へ出かけていき普通の人にインタビューする。

なんとなく親しみの持てる気持ちのいい番組なのでチョットみたいなー!!と思って行って見たが1メートルも離れてない所でしゃべっている毒蝮さんを見ながら毎日違う人と会いぶっつけ本番で番組を作っていくのは大変だろうなーなどと思いはじめ息苦しくなって途中で出てすぐ近くの店に入った。

その店では毒蝮さんの声がラジオから流れていた。

いつものように親しみの持てる声が流れている。

ものを作っていく現場はやっぱり厳しいと思う。

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ノジシャ

2007-03-05 19:05:05 | 日記・エッセイ・コラム

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ノジシャをいただた。

とても美味しい野草なのに自分で採集したことはない。

自分で採集し料理して食べるのが好きな私は嬉しいけど彼女にいただいてしか味わえないのが悔しい。

彼女とは20年以上前まだ野草がイッパイ茂っていた船の科学博物館の近くで会った。

私は創作に使う野草を採集に、彼女は外来植物を採集に来てるという。

それ以後は神保町で開く野草を使った創作展「野草展(イエツァオ展)」の時はその頃住んでいた日本橋から自転車でやってきて飾り付けも片付けも手伝ってくれた。

長い間外来植物の研究をしていたがリタイアして千葉に住むようになり今は絶滅植物の調査と保護をしているそうだ。

いつもまえぶれも無く食べられる草、花材になる草、創作に使える草などもって現れる。

店が開いてないとシャッターの前へボンと置いてある。

とても会って話ししたい人なのに・・・・・・・。

彼女は持ってくるだけで満足しているのかしら??

今回は会えて本当にうれしかった。

今回はノジシャの他にクレソン、からし菜を湯がきゴマをたっぷり入れた和え物、花材になる川原柳。

彼女の植物に対する知識にはかなわない。

ノジシャが届くと嬉しくて悔しい思いをもう何年もしている。

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じゅもん

2007-03-04 18:37:14 | 日記・エッセイ・コラム

昨日池田晶子の死亡記事が新聞に載っていた。

特別彼女の書いたものを読んでいたわけではない。2年ほど前、新聞に書かれていたエッセーを自分なりに短くして紙に書き目に付くところへ貼っている。

バランスが崩れそうになるとゆっくりとじゅもん代わりに読む。

奇跡の自覚

生きているとはどういう事か

生きているとはつまり死んでいないことだ

生きんが為に労働し闘争し苦しみ悩む

生きるを何であるか知らないままに全ては為される

驚くべき事だ生きるの何であるかを知るために考えねばならぬ

すなわち内省する事だ

しかし人間は内省するという意味さえ理解できなくなった。

外ばかり見ているからだ

そして言う内省などしていたら生きてゆけない

しかし生きるの何であるかが最大の問題でなかったか

自分が生きているとはどういう事か

自分とは何か

考えはじめるとこの当たり前のことがおそるべき謎だと理解する

謎とは別名奇跡

奇跡の前に天下国家なぞいわゆる些事

そういう視点を人は必ず獲得するはずだ

世の中はどうなる

世の中を作っているのは一人ひとりの人間

生きているという奇跡を自覚すればよい

全員の自覚までは時間がかかるけど・・・・・・・・・

享年46歳ご冥福をお祈りします。

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第3回クラフト展(イエツァオグループによる)NO8

2007-03-03 17:06:49 | アート・文化

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今日はひな祭りです。

こでまりさんの作品ですが部分です。

ピンポン菊のお内裏様には二ゲラのぼんぼり。

スプレーカネーションは3人官女、スプレーバラの五人囃子いつものように物語を作りながらの創作です。

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第3回クラフト展に出品している空いた香水ビンを使った人形です。

右はフィジーの砂をいれ、黄色とグリーンの和紙、アヤメの実の上はガマの穂綿。

手に持っているのはイチビの実です。

左は砂かと思うようなタマガヤツリの実をいれ赤とピンクの和紙の上に黒い山椒の実、ガクアジサイの実の上はガマの穂綿。

手に持っているのはイチビの実とサンカクイの穂です。

ひな祭りの頃になるとお雛様らしくみえます。

先日ピパリさんのインド服を販売していた時来た事があるという野々ユキノさんがいらっしやいました。

彼女は体で表現するダンサーです。

おもにおどりたいと思う場所で即興のおどりを発表しているそうです。

外国での発表も多いといっていました。

素材は違っても創作するのが好きな同志楽しい時間をすごす事ができました

3月10日(土)14時 教育の森公園内占春園付近で「春を占う」を即興でおどるそうです。

お問い合わせ  nono@yo-yu.com

彼女が私が作った野草茶を飲みながら、このお茶をおどりを見に来てくれた人に出したいと言ってくれました。

いろんな人よりいろんな事を頂いた第3回クラフト展でした。

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第3回クラフト展(イエツァオグループ)によるNO7

2007-03-02 17:00:22 | アート・文化

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第一回クラフト展のとき出品したよもぎさんの新作「赤松風」です。

清里野外教室の時採集した赤松葉を果実酒にしたのを香りつけに使っています。

一本の松葉を飾りに使い「赤松風」の商標も彼女がつくった印を押したものです。

和菓子の長さに合わせ飾りに使う一本の松葉を選ぶ苦労を思いました。

柔らかで親しみやすい美味しさです。

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第2回クラフト展に出品した新作「古代焼き」です。

つぶアンによもぎを練りこんだ生地で包み焼いたものです。

生地の食感と春を感じる香りのいい和菓子です。

「古代焼き」に使っているよもぎはクラフト展まえ、私が採集したものを使ってもらいました。

本当の今年の早春の香りがすると思います。

今年の新作は2月24日に紹介した「野の蜜 ノノミツ}です。

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ペパリさんが試験も終わり(2月18日記)ジョードブルで買った布で作ったバッグを出品してくれました。

異国的な柄の軽いバッグです。

後ろのブラウスはマハトマガンジーが奨励して作らせたことで有名な手織り手紡ぎの綿カディー使用です。

「パターンのいらない服シリーズ」の一つで長方形の布4枚で作れます。

よもぎさんが作った和菓子は光工房のお皿に載せましたが、その下に敷いているのもカディーです。

ピパリさんより買った物ですが布の見本帳を作れないと彼女が嘆いていたのを思い出しました。

無地のようですが微妙な織り模様が出来、それが手織り手紡ぎのため一律にならないからです。

インドでもこのような生産性の無い物は作られなくなっているとペパリさんは言っていました。

クラフト展もあと一日になってしまいました。

場所  花の店 野草

時間  11:00~18:00

住所  文京区千石1-6-17

電話  03-5395-0548

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