道路までも石材で、計算され尽した新しくて大きなビルが建ち並ぶ丸の内を散策していたら難破船の彫刻にめぐり会った。
無駄のない直線のものが多い中、傾いているものにホッとして近づいてみたら「デ・リーフデ号」と書いてあった。
1600年今の大分県に漂着したオランダ船らしい。
その船には八重洲の地名になったヤン・ヨースチンや徳川家康に使え日本で亡くなった三浦按針も乗っていた。
数奇な運命を生きた人たちの事を思いながらビル街を歩いた。
すぐ近くのでこぼこで懐かしいレンガ色の低い建物のステーションギャラリーを眺めながらよく残してくれたものだと思った。
この小さく感じる建物がこの界隈に厚みを出しているように感じる。
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