キンエノコロはエノコログサやムラサキエノコロより茎がしっかりしています。
一つの穂のキンエノコロでなく、二つの穂のキンエノコロを作ってみました。
墨だけでなく朱が入った反古紙を使いました。ちょっと華やかです。
同じ量を生けても一本で生けるのと、二本を一本として生けるのとでは雰囲気が違います。
ちょっとした心使いが表現した時大きな違いとして現れる事が多いとおもいます。
窯に入れるまではこんなに曲がってなかったのですが、窯から出したときにはダイナミックな動きが入っていました。
このデザインだと、長くても短くても、一本でも数十本でも生けられるので、色々つくっています。
バックに使っている布は65年位前の、絹の夏袴を解いた物です。
光沢があり、微妙な織りの軽やかでしっかりした布です。
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