今回のテーマの越後獅子のワラシクンは8回目にして始めて2個の素材を組み合わせて作った。
獅子の子と親方をイメージした。
越後獅子の説明をしていると懐かしそうに幼稚園の踊りの発表会で越後獅子を踊ったことがあると話してくれた人がいた。
西条八十の歌詞ではなかったようだ。
40歳代では越後獅子を知らない人が多い。
話してくれた人は50年前以上前だと言っていた。
ワラシクンの名前は西条八十作詞の中からとった。
”泣いているよな冬の月”
”人の情けの袖時雨”
今回のテーマの越後獅子のワラシクンは8回目にして始めて2個の素材を組み合わせて作った。
獅子の子と親方をイメージした。
越後獅子の説明をしていると懐かしそうに幼稚園の踊りの発表会で越後獅子を踊ったことがあると話してくれた人がいた。
西条八十の歌詞ではなかったようだ。
40歳代では越後獅子を知らない人が多い。
話してくれた人は50年前以上前だと言っていた。
ワラシクンの名前は西条八十作詞の中からとった。
”泣いているよな冬の月”
”人の情けの袖時雨”
オドロキの差し入れ。
曲がった竹の取っ手にレトロなニンジンの絵が描かれた段ボールの入れ物。
寒さに向かうのにまだ元気に実をつけているカボチャのツルが大胆にも取っ手に飾られている。
左側にはきんかん。
右側には黄色と赤の紅葉した落ち葉。
新緑のナンテンの小葉を通してみると中にはいろいろ入っているようだ。
ミカンは見えていたが美味しそうな豆菓子がおしゃれな布飾りをしてもらったのやユズや里芋。
いろんな困難はあるが展覧会を開いてよかったと思うことの一つにこういう気合の入った差し入れがいただけることだ。
外からは見えなかたが底には立派なハランが敷かれていた。
文京区で花の店野草(イエツアオ)を営んでいた時は9月に野外教室を開いていた。
高原の駅野辺山に降り清里の宿舎まで歩く間にそれぞれが花材の植物採集をする。
初参加の人が”私は奇麗な花しか採れなかった”と悔しがっていたがベテランの仲間たちはユニークな花材を採っていた。
そのうち採集した花材を見せあったこともあった。
どんな花材に心惹かれるかでほぼ作品の出来ばえは決まる。
晩秋のきれいに色付いた柿はほとんどの人が美しいと思うだろう。
私も美しいと思うが会場に生ける花材に使おうとは思わなかったし野生の柿なので今までは採れなかった。
今回思わず小ぶりで可愛い柿が沢山採れた。
柿の実はツルを縫うシリーズの花器にいけるには重ぎる。
瓶に糸でカバーを編んだのを付けて花瓶にしたのに生けた。
一週間ほどたつと熟す柿もあった。
我が家に音で現れる座敷童のワラシクンシリーズのタダジロウとヤエコは選定された黒松の枝が素材だ。
無造作に切られた枝だが糸で編んだものをコラージュするとワラシクンになる。
今回は2体を一緒に飾った。
一体では立たないが2体だと支えあって立ってくれる。
敷物は漂流がテーマであったときに作ったランチョンマットを使った。
毎回会場にはツルを縫うシリーズで作った花器に生けた花を数カ所置く。
買った花でなくすべて採集してきた花だ。
今回は画廊の花壇で大きくなりすぎたベニバナトキワマンアクの紅葉した枝を切り玄関の花として生けたが下枝を切ったのも同じく生けた。
畑で咲き誇っている黄色いアズマギクと面白い色合わせになった。
ベニバナトキワマンサクと畑の激辛唐辛子ハバネラとバラの実。
左上の小さな花はハキダメギク。
初めて生けたが水持ちはいい。
下に下がる黒い実はガーデンハックルベリー。
初めて畑で作った。
下に垂れ下がるのは杉のつぼみ。。
2月頃より花粉症の元凶になるが今は可愛い。
杉のつぼみだと気が付く人は少なかった。
赤いナンテンの実とムラサキシキブの実。
ヒメジオンの花の大きさからみるとハキダメギクの小ささがよくわかる。
本当はナンテンの代わりにフユイチゴを生けていたが水が下がり取り換えたのが残念。
焼き物の”祈りちゃん”は会場の守り神として毎回どこかに生ける。
子供のころからアカマンマが好きでよく生けていた。
それでも畑に生えるアカマンマは野菜より大きくはびこるのでせっせと引く。
嬉しいことにプラステックのハチに勝手に生え始めたので大事に水やりをしていたら花が咲き葉がきれいに紅葉したので会場に飾った。
今畑は夏草は勢いをなくしているが春の草が一面に生えている。
展覧会中で草引きをできないのがもどかしいが開く前に行けばネギやミツバ、ウイキョウやワサビナやパクチー、チュンサイと色いろと採れる。
アカマンマも夏とは違い生けるのにいいしまったのが採れる。
畑の草達は会場の花の補給源だ。
去年より黄色のアズマギクがちょうどいい時期に咲き始めたが今年は増えて良い花材になってくれている。
文京区で花の店野草(イエツアオ)を営んでいたときにソヨゴで染色しスカーフを作ったがうまく染まらなかったのを今年の14回クラフト展(イエツアオグループによる)に出品しようと再度ソヨゴで絞り染めにした。
綿地なのでまた思うように染まらず。
それをまたあきらめず第35回野草(イエツアオ)展に出品するため眺めているうち絞り染めの輪郭を糸で縫うことにより何とかなりそうだとちくちく縫った。
タッサー部分を越後獅子をイメージして作ることもできてスカーフ越後獅子完成。
隣に濃くそまった絹のソヨゴ染めのスカーフを飾った。
綿布が草木染をするには絹布より難しい説明は並べて飾ると楽にできる。
作品になるまでに15年ほどかかったがあきらめないでよかった。
見上げてみていただくのがうれしくて毎回同じ位置に天井の花として生けている。
それ用に下を向く枝を何本か選んで採る。
今回はナンテンの枝だ。
立派に実がついたナンテンは正月をイメージしてしまうのでなるべく実がついてない枝を選んだ。
すぐ下に飾る妹のきんかんとのコラボベストは花に合わせて選ぶ。
花にあわせて選んだコラボベストなのに意識して花と一緒に写したことがなかった。
写真を写した人がコラボベストと花で一つの作品のようだと写真を見せてくれた。
全くそのように映っていた。
あわてて初めて一緒に撮った。
朝早々20025年の万博開催地に大阪が決まったとのウキウキするニユースがあった。
我が家に音で現れる座敷童のワラシクンは展覧会のテーマやその時心打たれたことをイメージして創作する。
ワラシクン創作の準備をしているとき遠距離介護をしていた友達のお母さんが亡くなりまだ母のぬくもりのあるうちに来てほしいとの連絡を受けた。
96歳で一人暮らしのお母さんは買い物を頼んだお嫁さんが帰ってきたときに亡くなっていたそうで”歩いて天国え行った”ような最後だったようだ。
その日の話に心打たれまず創作したワラシクンが”母娘”だ。
友達には創作のことは話してない。
49日が展覧会期間中なのでもしかして来てくれるかもしれないと心待ちしていた。
創作したおかげでお母さんが身近に感じ始めているのでお願いもしていたら来てくれた。
遠方に住む友達にはなかなか展覧会は見ていただけなかったがお母さんにお願いしていたおかげか見ていただけた。
途中より一回り大きいテーブルセンターにしたががっちり気の合った母娘のワラシクンは大きなテーブルセンターにも負けてはいない。
第14回クラフト展(イエツアオグループによる)に出品したセツ子さんの椅子シリーズの作品は10月に開いた野外教室でも活躍してくれた。
今回はまた違う飾りかたをしたい。
ヒバとネズミもちの枝を脚にしたイスには越後獅子の親方と越後獅子をイメージして黒いトウネズミモチと赤いナンテンを生けた。
柿とリョウブの枝を脚にした椅子は野外教室では早苗出池で活躍してくれたが今回ははっぴで作ったバッグを飾った。
ソヨゴとサザンカの枝を脚に使った椅子も野外教室では早苗で池で活躍してくれたが今回はバッグを置いた。
椅子シリーズと違った作品を間に置いた。
リョウブとサクラの枝を脚にした椅子は野外教室では大歩危方面で活躍してくれたが今回はマグネット付きひょうたんを飾った。
今年初めてツルと枝で亡くなったセツ子さんが座る椅子を作ったが椅子シリーズとして続けて作りたいと思い始めている。
野草(イエツアオ)展のDMは賀状のように一年のごあいさつ代わりに遠方の友達にも出す。
するとメールなど連絡いただいたりするのもうれしい。
今回は岡山より義母さん直伝のちらし寿司持参で友達が来てくれた。
岡山のちらし寿司は豪華で有名だ。
むきエビ、アナゴ,貝、レンコンや彩にキヌサヤ。
この上にタッパにはいている酢でしめた白身の魚を置いていただく。
材料をそろえるのさえ大変だ。
午前中に来てくれたので前日から用意してくれたのだろう。
ゆっくりとみていただきいろんな話もできた。
友達は中国の時代物の翻訳を始めたそうだ。
映像を見て気に入り原本を台湾から取り寄せ始めたが字数の多い漢字に初めは戸惑ったが進めていくうちになれ、武器の名前はネットで調べたり手探りながら進んでいるらしい。
私が越後獅子をテーマにしたものの初めはどうなることかと思ったが何とか創作作品ができた過程と似ているようだ。
どんな分野でも創作は苦労が伴うが楽しい世界だ。
いい話を聞かせていただいた。
お客様にはまず越後獅子タペストリーの説明を聞いていただく。
日本舞踊の越後獅子では軽業をイメージし一つばの下駄をはいて踊るがタペストリーは獅子頭をイメージしハブソウやクロアズキの豆殻を使ったことや獅子口として蚊取り線香の入れ物の缶などを使ったことを説明っすると納得してもらえる。
目立つのかブルーの糸を巻いたロープは何だと聞く人もいた。
西条八十の越後獅子の歌の歌詞で”ばちで打たれて”をイメージしてムチや獅子のしっぽだと言うと一応納得していただける。
越後獅子のテーマがあってこそ創作できたとわかってほしい説明だ。
タペストリーのそばには同じ素材の卵が入っていたナイロンネットを使ってみつあみにした取っ手のバッグを飾った。
越後獅子小の隣にはベースに使ったネットを使て編んだ取っ手のバッグを飾った。
6月に創作のテーマを越後獅子と決めたときはどうなるんだろうと不安だったがどうにか会場に飾ることができ感謝。
野草展では作品に生けた会場の花を見ていただくのも楽しみだ。
同じ時期なので同じ花が多いが思わぬ花材に巡り合えることがある。
今回の玄関に生けた花材にベニバナトキワマンサクの濃い紫色の葉の大きな枝はすぐ近くに生えていた木の枝だった。
画廊の花壇に植えているベニバナトキワマンサクの枝だ。
上に伸びるのは良いがそばが駐車場で駐車にじゃまになる伸び方の枝を切って生けた。
右上に切り口が写っているが直径3センチほどの枝だった。
思わぬいい花材が手に入って嬉しかった。
毎回玄関の花と一緒に入り口をはなやかにしてくれていた黄色のユズの実が今年は一つもならなかった。
木が傾いているのはポスト口に郵便物が投函されるのにじゃまにならないように矯正中。
花壇ではイチゴの木の花が満開。
去年も咲いていたが
実はならなかった。
18日の今日は愛媛県知事選投票日。
第35回野草(イエツアオ)展の開催時間は10時から18時でその前後に行くことになるがまだ飾りつけはできてない。
終わって行くのもおっくうだ。
9時に飾り付けが終わり行ってきてスッキリ無事開くことができた。
暖かくて天気も上々。
又有意義なめぐり逢いがありますように。
第35回野草(イエツァオ)展
日時 11月18日(日)~12月2日(日)
場所 ギャラリー作唯 四国中央市金生町下分742
電話 0986-72-6808