読書感想日記

最近読んだ本の感想

「川のほとりに立つ者は」 寺地はるな 著 双葉社

2023-09-17 19:55:43 | 小説
 当事者の心は、本人でなければわからない。
 十人いれば、十通りの人生があり、清濁も上下もない。
 生きる、ということに精一杯の人生もまた、一つの生き方だ。
 その生き方に施そうとする善意というものは、自己満足でしかない。
 ましてや、正義を振りかざし反省させたり、感謝を期待することは、独り相撲でしかない。
 「生きる」ということを、深く考えさせてくれる素晴らしい作品です。
 

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