読書感想日記

最近読んだ本の感想

「転がる空に雨は降らない」小野寺 史宜 著 新潮社

2013-07-04 18:12:56 | 小説
 人生は、ほんの少し先のことも、全くわからない。
 「幸せな人生」とは…「不幸せな人生」とは、果たしてどんな人生だろうか。
 大切なものと別れることで「不幸せ」を感じると同時に、それまでの日々が「幸せ」だったことに気付く…
 その別れの場面に、他人が絡むと、無情にも一瞬にして、そして永遠に、多くの人々の人生が変わってしまう…

 互いに面識はない当事者同士が、因縁であろうか、サッカーを通じて重なるとき、そこには…

 決して他人事ではない出来事に、生きていくことの意味を考えさせられた。
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「内村航平 心が折れそうなとき自分を支える言葉」児玉光雄 著 PHP研究所

2013-07-04 17:49:37 | 小説
 残念なことに、私は、内村選手の言葉に対する著者の解説は、的はずれのように感じました。
 更には、会社のような組織に通じるような解説をすることに無理を感じ、結局、副題には全く触れられていないように思われてなりませんでした。
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「走る哲学」為末 大 著 扶桑社

2013-07-04 17:47:58 | 随筆
 いかに、今までの自分が、物事へ一生懸命に取り組んでいるかのように「思いこんでいた」かを思い知り、思った結果が出せないことに納得しました…
 一つのことに集中するには、他のことを「捨て」、日夜、精進を重ねなければならず、それでも、成果が現れて評価されるのは、ほんの一握りの人だけ…
 ほんの一握りの世界の人である著者の思考は、スポーツの分野に限らず、全ての人に通じる真理ともいうべき名言として、記されています。
 ぜひ、多くの方に、読んで頂きたいと思います。
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「津軽百年食堂」森沢 明夫 著 小学館

2013-07-04 17:46:00 | 小説
 懐かしさを感じる素敵な風景の下で、純朴な人々が営む生活…
 田舎から上京してきた若者が、大都会で夢を追う生活の日々…
 ごく普通の若者である主人公を支えるのは、各々が個性的で愛すべき人々…
 時間を超え、場所を越えて、人々の人生はつながっている…
 きっと「幸せな未来」が待っている…と思わせてくれる、心が温かくなる作品でした。
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