読書感想日記

最近読んだ本の感想

『歴代総理の通信簿』 八幡和郎 著(PHP新書)

2007-07-17 15:17:47 | 歴史物
 この本1冊で、日本の歴代総理大臣の略歴、主な業績を知ることができ、無学な私には、日本の歴史についての入門書あるいは解説書として、参考となった。
 ただ、表題のとおり、総理大臣一人一人を評価し、ランク付けしているのには、驚いてしまった。
 それも、それぞれの人の勇気、能力、見識までも見ているそうである。
 結論がわかっている現在からすれば、結果論で過去を批評するのは、簡単なことであろう。
 私は、筆者を全く知らないにもかかわらず、こんな風に考えてしまい、大変失礼かとは思うが、筆者は、その当時、実際に生きていたとしても、同じように総理を批評できるほど、勇気、能力、見識をお持ちなのだろうか。
 大事なことは、それほどの優秀な人こそ、過去の過ちを見つけたならば、様々な角度から検証し、今後、再び同じ事を繰り返さない方法を検討して国を、そして国民を、よりよい方向へ導くのが道理なのではないだろうか。
 そうだ、この際、リーダーたるにふさわしい勇気、能力、見識をもち、自信に満ちあふれる、ご立派な筆者に総理大臣の地位をお任せし、日本を世界に誇れるような、よい国に導いて頂くのはどうだろう。
 後年、国民が筆者を批評し、ランク付けするチャンスがあれば、是非、私も批評に加えて頂きたい、と思っている
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『会津武士道』 星 亮一 著(青春新書)

2007-07-17 15:12:17 | 歴史物
年長者を敬い、仲間・弱者を助け、常に自己研鑽し、藩のために働く。 
そして、「ならぬことは、ならぬ。」
また、自己責任をきちんと果たす。例え、それが切腹であったとしても…
これら会津藩の教育は、今の日本に最も必要なものではないだろうか。
さすがに、切腹ではなくとも、それだけの覚悟をして行動する
という心構えだけでも十分だと思う。
著者は、会津藩出身の著名な人物の行き方、言葉を紹介し、それによって、
小さな島国の日本が、世界の国々と対等にわたりあうために、国民
特に若者が何をなすべきか、を語りかけている。
そして、国民が国のために尽くす、ということの本当の意味を。
それは、決して軍国主義につながるものではなく、そうしなければ
資源のない日本が、世界の中で生き残っていけないのだ、と。
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