七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

仕事初めは、ヒジキ刈り 

2010年01月04日 | 
[伊予柑] ブログ村キーワード



1月4日 仕事初めです。
毎日が農曜日の我が家には、関係がありません。
が、今年は、「4日やで」と、二人で確認し合っていました。

新年 1月4日は、
中潮 午前6時30分 潮位マイナス21センチ
今冬初の、寒ヒジキ刈りの日です。

ホッカイロ、ゴム手袋 オーバーズボン 長靴、
防寒、水濡れの準備も万端、出発です。

「えっ! 軽トラのフロントガラスが凍っている
ジョロで水をかけて溶かすのですが、すぐにまた凍りました。
 大三島で初めての経験です。

 「そんな寒いのか。伊予柑大丈夫かな」
 「マイナス何度まで下がたんやろ」

幾度もフロントガラスの薄氷を拭き取り、
前が見えるようになったので、イザ出発です。
 
しかし、しかし
「エンジンがかからないなんでナン
「私のプレオで行こうか」

「アカン、ヒジキなんか積んだら、潮が回って車が駄目になる」
夫が、バッテリーの充電を始めました。





「早く行かないと、潮が満ちて、ヒジキが海に隠れてしまう」
  と諦めかけた頃に、ようやくエンジンがかかりました。


海岸に着いた時には、陽が昇り



月は西に、陽は東に
夫が、ヒジキの様子を見ています。




作戦を立てました。
「潮が満ちてくるまでに、この辺りのヒジキを刈れば、充分やろ」
「海の方から、先に刈るように。砂で濡れて入るヒジキは刈らないように」



今年はもう、ヒジキが食べれないかと心配しましたが、
無事、何とか刈りとることができました。



しかし、昨夜、気温は何度まで下がったのでしょう。

大三島のアメダスで確認すると。マイナス2度まで下がっています。


 「伊予柑も春見も凍害になってないよね。

 「畑見回ってくるわ。今やったら、凍ったかどうかすぐ分かるやろ」
  「帰ったら、すぐヒジキが炊けるように、洗っといてや」


心配しながら、ひじきを洗っていました。



 伊予柑や春見は、凍害や寒害への危険回避の為、
  年末に摘み、出荷まで、倉庫で予措するのが一般的なようです。
  従って、長期間保存するので、防腐剤散布も必要になります。

 農薬も防腐剤もかけていない 我が家のみかんは、
  ぎりぎりまで、樹上完熟を待ち、すぐ宅配するのですが、
  毎年、凍害や寒害、鳥獣害への心配で、気が揉めます。

 「大丈夫やった。全然凍ってなかったわ」
  と、夫が安心して、帰ってきました。


「ヒジキ洗えたか」と、
大鍋をのせ、薪に火をつけ、



ヒジキを炊き。




ヒジキを干します。




夜から雨が降り始め、風も強くなってきました。
 風速11メートルの予報が出ています。
 
 これから、寒波到来と気温のチェックは怠りなく

海も畑も、収穫まで、ハラハラドキドキが続きます。




2009年1月2日去年のヒジキ刈りの様子はこちらです。
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