七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

レモンペクチン て  ?

2011年01月22日 | 無農薬柑橘の加工品

[ジャム] ブログ村キーワード

何とか寒波を乗り切り、このところの暖かさで、伊予柑や八朔が熟れてきました。



伊予柑 八朔 春見の糖度を測る夫

いよいよ明日から収穫始めます。
 収穫後1,2週間ほど、酸抜けさせる為貯蔵しますので、
 発送は、2月初旬からの予定です。

 イヨカンピールや柑橘マーマレード作りも順調です。



イヨカンピールも乾いてきました。



 我が家の無農薬伊予柑・無農薬八朔・無農薬春見
せっかくの無農薬です。皮も捨てないでが、キャッチフレーズです。

イヨカンピールは、
農薬も防腐剤もかけていない伊予柑の皮だけが要ります。



とういうことで、今年もまた、この伊予柑の実どうしよう。
昨年、イヨカンの実だけでジャムを作ろうとしたら、シャパシャパになってしまった。
実だけでは、ペクチンがなく、ゲル化しないことを忘れていたのだ。


イヨカンの実

 無農薬みかん農家ならではの
  七曜工房の無農薬みかん・春見・レモンマーマレードジャムのこだわりは
  柑橘の新鮮な味と香りを残すために、
   煮つめない。
   砂糖を控える。(55~60%)
   できる限り、皮も実も丸ごと使う。
   市販のペクチンや添加物と使わない。

  とても新鮮でピュアーで香り高いと評判はいいのですが、
  パンに塗るには、少々とろみが足りないという、声もありました。

 ジャムがゲル化するためには、
  1%以上のペクチンと60~65%程度の糖(完成時)とpH2.9~3.4になる程度の酸
  という微妙な条件が必要らしい。


 このとろみ不足は、
 皮もタップリ、酸味もタップリ、レモン果汁もタップリですが、
 糖分不足の為に、ペクチンの働きが悪いようです。

そこで、今年は、ペクチンを作ることにしました。
レモンからペクチンが作れます。
無農薬レモンも一杯あるみかん農家です。
レモンペクチン作らない手はないですね。


汚い皮の無農薬レモンを使って、ペクチンを作ります。。

苦み抜きした皮と薄皮そして種に水とレモン果汁を加えて、ズルズルになるまで煮つめる。

    
 苦み抜きが足らずに、苦いペクチン液ができたり、
 薄皮の実を取らず炊き、酸の働きでペクチンが流れ出てしまったり 
 炊きすぎても、ペクチンの組織が壊れるとか 
 105度まで沸騰させないと、酸や糖と結合しないとか
 なかなか、ペクチンは、やっかいな奴です。 
 幾度か失敗しましたが、
 
作れたかもしれません。 自家製レモンペクチンが。


自家製レモンペクチンの威力はいかに 
 
無農薬温州みかんで作った、みかんの皮もタップリのみかんマーマーレードジャム
自家製無農薬レモンペクチンを入れました



 

みかんマーマレードジャム レモン丸ごとマーマレードジャム 春見丸ごとマーマレードジャム
香りと栄養の一杯ある無農薬柑橘の皮もタップリ入っています。


ミックス箱との同梱包承ります。
無農薬みかんマーマレードの詳細はこちら




わが家では新鮮なレモンを年中食べたくて、
できるだけ木に残しているのですが、
さすがに大きなレモンを沢山つけていては、
レモンの木が疲れて来年の実成りが心配になり、
冷蔵庫と冷凍庫に入るだけのレモンを収穫することにしました。

7月のレモン...

堀内 裕子さんの投稿 2020年7月18日土曜日
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

厄除け鬼

2011年01月16日 | 木工

[お守りジュエリー] ブログ村キーワード

大三島でも、昨夜からの冷え込みは一段と厳しく、
まだ樹上で完熟を待っている晩柑類が心配になり
朝から柑橘畑の見廻りです。
一つ一つ実を手で触っては、凍害に遭っていないことを確認し、
まずは一安心です。

先ほどは、震度3度の地震がありました。
一人で建てる木組みの家」で揺れを2回感じました。

ゴウゴウと燃える薪ストーブの炎を見ながら、
「ガスや電気ならすぐ消せるけど、薪ストーブならどうするの

極寒の大三島で、地震まで起こりましたが、
わが身にも、我が家にも、そして柑橘も、何事もなく無事に過ごせました。


 厄除け鬼が、貴方の身を守ってくれますように

と夫が作っていた 厄除け鬼のご利益 があったのかもしれません。


厄除け鬼 ヒゲオニ 木口(コグチ)クラフトシリーズ


厄除け鬼 ウシオニ 木口(コグチ)クラフトシリーズ 


木口(コグチ)クラフトについて

   

樟の木の太枝を使ったこの節分鬼は、木口(コグチ)クラフトと呼んでいます。
これまでの、みかんの木を使って作った、みかんの木クラフトと同様の手法で作っています。
木口クラフトというのは、一般的な呼称ではありませんが、
材木の木口を積極的に見せることから、こう呼んでいます。
家や家具を作る場合は、
木を縦に挽いた材木を使うこともあって、出来上がって見えるのは木端面です。
木口面は、できるだけ見せないようにします。
木を横に輪切りにして作るものは、そう沢山ありません。
ロクロ挽きの一部や木口木版があります。
七曜工房で作り続けているみかんの木クラフトシリーズものは、
みかんの木からは、大材が得られないことから始めた木口クラフトですが
糸ノコを使ったくりぬきものには、この手法がとても良いように思います。

その理由として
1 糸ノコの挽き面が、磨きをかけなくても充分にキレイ。
2 木のせんいの方向に糸ノコがはいるので、かなり細かい模様の切り抜きができる。
3 見せる木口面は平面のため、磨きをかけ易い。
4 木口面の年輪模様が作品に特徴ある大きな表情を与える。
等です。

今回の新作の節分鬼も、木口クラフトですが、
木口面に少し彫りを入れたかったので、樟の木を使いました。
みかんの木では、硬すぎて木口に彫りを入れるのは、とてもしんどいのです。

地元で祀られている樟の木の枝を使うことによって、
厄除け鬼にもふさわしいと考えました。





七曜工房の鬼のブローチご紹介 
世界の日本の鬼いろいろ
お守り&アクセサリーにどうぞ

   
ウシオニ ヒゲオニ バイラバ

    
ナマハゲ オンデコ 鬼のブローチ製作中

 

七曜工房の厄除け鬼 鬼のブローチの詳細は
ハーブ&クラフト・七曜工房」でご紹介しています。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒ヒジキ

2011年01月10日 | 
[マクロビオティック] ブログ村キーワード

1月8日 ヒジキ刈り絶好日よりです。
大三島鼻栗瀬戸 中潮 午前6時17分 干底(最大干潮位)19cm
イザ ひじき刈りへ出発は、午前6時前 -2,7度



12月末のひじき刈り絶好日よりを、見逃してしまったので、
ヒジキがまだ残っているか、心配しながら、海岸へ降りていきます。
既に懐中電灯持参で、ヒジキを刈っている先着人もいました。

一大決心して、早起きしたのですから、
なんとしてでも、ヒジキを刈りとりたいものです。



「あっ ありましたぁ~ ありましたぁ~海は広くて、豊かです


 「おトーさん。良かったね」
  「ヒジキまでイノシシが食べるようになったら、あれっ~ないってね。ショックや」
「イヤ。まだ、味を知らんだけかもしれん。海を泳げるんやから、今に食べ始めるかも」

そう言えば、イノシシが、海岸の岩を動かして、
蟹をいっぱい食べたので、蟹を見かけない夏がありました。
 



ヒジキがあったので安心して、
夫と冗談を言いながらヒジキを刈り取っているうちに朝日が昇ってきました。




完全防寒でヒジキ洗いです。今冬は、今日は、特に寒い



毎冬、同じヒジキ炊き風景 我が家の恒例行事となりました。
今冬のワンポイントは、夫が作ったサンデッキで、お昼ご飯です。

 早起きと寒さが苦手な夫婦です。
  「ひじき刈り行くっ~」と、探りあいます。
  行けば、夢中になって、いっぱい刈り取ってしまい、
  洗ったり、炊いたり、干したり、大わらわ
  

 鉄釜と薪で長時間炊き、寒い中じっくり熟成させながら、
  寒風とお日様で自然乾燥させた、自家製ヒジキ、
  柔らかくて、磯の香り高く、市販のヒジキとは、ひと味が違います。

 天日干したひじきは、美味しくて
  年中とても重宝して、ヒジキの酢の物 煮物 ヒジキご飯 ヒジキ豆 と
  なくてはならない我が家の常備食になっています。

   

 イノシシにも喰われていない、ヒジキです。
   ヒジキを食べて足腰丈夫になって、毎冬ヒジキ刈りに行こう
   寒い季節の早起き克服が、自給自足への第一歩 我が家の教訓その1


2010年1月去年のヒジキ刈りの様子は、こちらです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無農薬伊予柑 で イヨカンピール

2011年01月07日 | 無農薬柑橘の加工品

[オーガニック食品] ブログ村キーワード


日本の地中海である大三島も、厳しい寒さが続いています。

 大三島アミダスの観測によると、
  1月の最低気温は、-1,7度 最大瞬間風速14、5メートル

   伊予柑や八朔は、-3度が8時間以上続くと凍害にあう

 ということは、我が家の無農薬栽培の伊予柑、八朔、春見
   もう少し樹上完熟を待っても大丈夫でしょう。

しかし、夜中、ゴウゴウという風音を聞いていると、
伊予柑が落果していないかと、気が気ではありません。
ヘタ落ち防止剤もかけていない無農薬伊予柑ですから。。。。。

「オトーさん。伊予柑もう熟れてるから、風で落ちてない」 

天気もいいので、イヨカンピール用に無農薬伊予柑の収穫です。
ご注文のイヨカンピール作りをはじめないと、
乾燥に意外と時間がかかり、焦ります。

まずは、八朔畑の見廻りからです。


ずっしりと重いにも係わらず、寒さに耐えてしっかりと枝についてます

サッパリとした甘酸っさとほろ苦さは、懐かしさを感じ、
果肉のプリプリ感 と 程よいジューシーさに 爽快感があります。




次は、春見畑です。

イノシシ猟の効果とイノシシネットで、現在イノシシ被害はないのですが、


まあ、一段と、ヒヨドリやメジロの突きの多くなっていること
廻りを竹藪に囲まれた春見畑は、スズメのお宿ならぬメジロのお食事処と化してます。




「あっ、これも突かれとる。そろそろ収穫した方がいいのかな」と思案中の夫です。

   メジロのブローチを付けて、喜んでいる場合じゃありません。
    ナツメ ロウ仕上げ ケヤキ 漆仕上げ 2種
        
    七曜工房作鳥のブローチ詳細 


 さて、伊予柑畑です。
風道に当らなかったのか、落果はそれほどしてません。



が、やっぱり、ヒヨドリでしょうね。
完熟伊予柑を見事に突いています。



  イノシシ被害に比べれば、
  可愛い鳥害ですが、鳥も数が多ければ安心はしてられません。
 神奈川のキャベツ農家の方が、「ヒヨドリ駆除の為の鳥寄せに使いたい」と、
 七曜工房作の「ヒヨドリ笛」を ご注文してくださったことがあります。
 ヒヨドリ大群が押し寄せて来ると、一瞬にしてキャベツ畑が全滅するそうです。
 
 みかんの枝で作った ヒヨドリ笛 詳細

あつ伊予柑をイノシシが喰った跡発見



皮をナイフで切ったように喰っています。
鼻で、上手に皮を剥くそうです。
去年までは、伊予柑は、全く喰わなかったんですが

とりあえず、気をとりなおして、
紅くなっている小玉伊予柑を、
イヨカンピール用に、収穫です。


キャリー2個分 これだけあれば、ご注文分作れるでしょう。

新品の桧のまな板 と 研ぎたてで切れ味抜群の包丁もあります。




夫が作ったこのまな板

 実は、「一人で建てる木組みの家」桧の床材の余りです。詳細
 厚さ38ミリ 分厚くて、重くて 大きくて 

無農薬伊予柑ピール作り、はかどりそうです。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楠 で 鬼

2011年01月05日 | 木工
[節分] ブログ村キーワード

我が家の今年の目標です。
 夫は、“売れる木工品”を作るべく、創意工夫します。

 で、妻は命令します。
「季節ものが売れ筋! 節分! おひな様! 五月人形! 早く作りやぁ~」

夫は、以前から、大山祇神社に因んだものをとアイデアをひねっていました。
大山祇神社 鶴姫 一人相撲 兜 鎧 楠

楠(クスノキ)といえば、我が家のお借りしている八朔畑にも、ご神木があります。
祠が奉ってあり、ご利益があるらしく、いつも誰かがお参りされています。
我々も廻りを綺麗に掃除したり、八朔と共存する為に、少し枝払いをさせてもらたりしています。



その枝を夫は、大切に残していました。
楠はとてもいい香りがします。樟脳の原料ですから。



楠で作った、厄払いの鬼、ひらめいたようです。

下絵を描き



彫り始めました。





いい感じです。



大分仕上がってきました。



節分には間に合いそうです。


こちらでも、ご紹介してます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大山祇神社 初詣 

2011年01月02日 | 大三島での生活
[オーガニック] ブログ村キーワード


寒さも緩み、正月2日は、青い海と空の大三島です。
イノシシは、このところの寒さもなんのその、大活躍でしょうか。

一番、イノシシに狙われやすい、春見畑です。


年末のイノシシ猟に恐れをなしたのか、イノシシは、春見を喰ってません。
が、ヒヨドリ、メジロが、甘いオレンジ系の香りに誘われて、
チュンチュンと騒がしい春見畑です。



ヒヨドリやメジロにつつかれる前に、春見のお味見です。



ミックス箱の中の看板娘 ハルミちゃん。
皮ごと食べれるプチプチとした身が、不思議な食感。
手で簡単に剥ける 炬燵オレンジでしょうか。
イノシシも鼻で上手に剥いて喰うんです。



春見、伊予柑、八朔の順調な樹上完熟の様子に一安心した後は、
柑橘の豊作と家内安全を願って、
海の神、山の神、闘いの神で、日本総鎮守の大山祇神社へ、初詣です。


地元に通な我々、近道で拝殿に行ったのに、恐るべし長蛇の列 



 「並ばんでもええで。賽銭箱は3つもあって、横からいくらでも拝めるんやから」
    と、親切に教えてくれるおっちゃんもいたけれど、

  少しでも多くご利益の欲しい我々は、正式な?列に並んで、参拝することに。
 
神門から、樹齢2600年の大楠まで、参拝の列が続いています。



2010年4月に、約700年ぶりに再建された総門 



   総門は、古図を参考に、高さ約12㍍、幅約10㍍、奥行き約5㍍。
       総ヒノキ造りの2層構えで、各層の屋根は銅版ぶきになっている。
       樹齢150年以上の檜が使われて、総事業費は3億2千万円。
       総門には今春、神社を守護する木像「随身像」を設置される。
    夫は、随身像を見るのを楽しみにしている。


 清見とポンカンの交配種でオレンジ系晩柑の春見は、こちらもごらんください。

  無農薬伊予柑・八朔・春見のミックス箱は、樹上完熟を待ち2月頃より発送予定です。

 只今 お申し込み受け中です。
  
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卯年 2011年 元旦

2011年01月01日 | 大三島での生活
[年賀状] ブログ村キーワード


2011年  卯年 

あけましておめでとうございます


夫作の木版画(12年前)

うさぎのごとく、上り坂を 翔け上がり


うさぎのブローチ

仲良く 協力しあって



蜜柑の木のうさぎのおひな様

飛躍の年にします 


うさぎのブローチ ナツメ材 

今年もよろしくおねがいいたします




七曜工房の干支卯物の木工品は、こちらをご覧ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする