七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

我家に出没する小動物たち 

2006年08月30日 | 大三島での生活
夜、くつろいでいると、視界を横切る小動物 
つぶらな目でこちらをチラッと振り向き、走り去って行った。

「ねずみが出たあ~」 と,ご近所に相談したら 
「あんたとこ、薬 (農薬や除草剤) 撒かんから、虫や動物が集まるんよ」
「それに、いつも、戸開けばなっしになっとるし」
「農協に、チューライスがあるから、家に置いときゃいい」

なんでも、赤いお米で、ねずみが食べると、
朦朧として、目が見えなくなり、
明るい方へフラフラと出て、外で死んでくれるらしい。

そんなうまい具合に、外で死んでくれるかな??? 
家のどこかで死んだら 余計気味悪い。
生きたねずみが、うろつく方がましである。

農協に行くと、
「ねずみ撃獲れボックス」、「ねずみホイホイ」など、選り取りみどり 

以前、ゴキブリホイホイに、
蛇が頭を突っ込んで、”蛇獲れホイホイ”になった。
迷った末、昔懐かしい "ネズミ捕り" を選んだ。

早速、チーズをエサに、仕掛ける。
「カタン」入ったア~ 

「二度と、家に入るな」
「外の方が、食べるもんあるやろ」
「ハナ、チャンと、番するんやで」

それぞれ二匹に、お説教をして 

  



夫が空き地へ逃がしに行った。

「逃がしたあ~」「又戻ってくるわア~。何で殺さんの」
と、あきれられた。

「こんな可愛い顔してるんやで」
「そんな、悪いことせえへんやろ」
「殺さんかて、いいやん」

という、夫の弁 

夫が共感する 自然農法の祖 福岡正信氏 曰く

「圃場は、鳥、虫、ミミズ、モグラ、ネズミ、蛙、クモ
 の大合唱の場でなければならぬ」

まさか、夫は、家の中でも、大合唱させる気では 

戻ってこないといいけれど


付記
 ゴキブリホイホイに、頭を突っ込んだ蛇は・・・・・

 夫が、ゴキブリホイホイを破って、蛇を助けてやりました。
 ホイホイの粘着液を、体中の、あちこちに、付けた蛇は、
 前進する度に、自分の身体どうしが、付着するので、、、、、
 はずしながら、
 つまり、 ぎっくり腰を患ったかのように、
 ヒッコ、ギク、ヒッコ、クネと、
 不自然な動きをして、去っていきました。

 その後の我家は、クモの働きもあり、
 ゴキブリはほとんど見かけなくなり、
 ゴキブリホイホイも不要になり、
へびが、かかる心配もなくなりました。 
 
 クモは、フナムシは、食べないのか?
 フナムシの数の多さは半端じゃないから、食べ切れないのかも。
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一人で建てる木組みの家~③丁張り・基礎

2006年08月26日 | 『一人で建てる木組みの家』
[実際施工]

1.丁張りはレベル出し、直角出しともなかなか手間取った。
レベルは散水用のビニールホースの先にガラス管をつけて,バケツの水で水盛りをしたが、バケツの水の量に対して散水用ビニールホースでは管径が太いのか、2度目にチェックしたら、最初のレベル位置と少しずれていた。これはマズイ。大切な水準測量なので、ビニールホースを細い透明ホースに変えると、ズレはほとんどなくなった。

ホースの先に試験管の底を抜いたガラス管を取り付けてある

 
 直角出しはチェックをピタゴラスの定理でするため、巻尺での距離測定が必要となる。「一人で建てる家」と言いながら、この時ばかりはもう一人助手がどうしても必要だった。悔しながら妻・ひろに手伝ってもらう。
風が吹くとすぐに2~3mmの誤差が出るので、じっくりと風が止むのを待たねばならなかった。妻・ひろは、「3mmぐらい、いいやん~」と言うが説得、説得。

2.床堀はツルハシとスコップと鍬で行った。基礎砕石は省略した。
ただし路床は自作のタコを使って充分に締め固め整正をした。
タコ突きは慣れぬ体の使い方なので、腰にひびいた。

自作のタコ:防風林のスギとみかん園の傍に生えていたコナラの木で作った


3.石積みは根気の作業だった。下段に大きな石を使い、上に行くに従って小さな石を積んだ。購入した割栗石はホルンフェルスの硬い石だったので、積み石は割って形を整えることはせず、そのままで石の形を見ながらうまくかみ合うように積んでいった。そのため石をくるくる回しては合わせ、合わなければ他の石を探すという風にとても時間がかかった。
 一段積んでは手練りコンクリートを流し込み、翌日に二段目を積んだ。上段にいくに従い石が小さくなるので、コンクリートを流し込むと積んだ石が押されて動いた。
 中腰の作業は腰が痛く、途中からは地べたに座り込んでの作業だった。




コンクリートの練り板は、ブリキ板の看板を利用している


4.手練りコンクリートは石積みの隙間へ入り込み易いように、スランプを柔らかめに骨材を25mm以下とした。それでもなかなか入りにくく、最初は空積み風にしたかったので、目地を考えていなかったが、強度のことを考えてモルタル目地を入れることとした。結構隙間が多いので、指先や棒でモルタルを押し込んだ。裏面は見えないので大雑把に、表面は丁寧に水とスポンジで洗った。

5,アンカーボルトは正確性を期すため、石やブロックを積みながら設置するのではなく、スリーブ管を入れておいて、積み上がった時点でまとめて設置することにした。スリーブ管は紙製ボイドを使用するのが標準であるが、今回は青竹があったので、代用した。節を抜いて少し割って置くと、取り外し易かったと思う。

スリーブ管の青竹


6.天端レベリングは、大変苦労した。ブロック積みの方は、ブロックを板ではさみ込んで、板のレベルに合わせてモルタルを塗ればよいのだが、石積の方はそうはいかない。試行錯誤のあげく結局水糸を2本張って、それに合わせてモルタルを塗ることにした。水糸がモルタルに付着して、とてもやり辛かったが、まあ何とかそれなりに仕上がった。

石積みと同じ栗石を使った束石


付記;妻・ひろより

夫にとっては、測量での誤差の2,3mmが、とても重要なことらしい。
たったの2~3mmが 
もしかして、風ではなくて、私のせいかもしれないのに・・・ 
『私の巻尺の持ち方は、いい加減で、その時々で違っていたかもしれない』

タコのスギは、1年以上前、
みかん畑の防風スギを十数本、切り倒した時のものである。
風通しと陽当たり良くして、みかんが病気にならない為である。

その時も、夫は、太い重いスギ丸太を、きっちりと並べて、整理した。
「適当に、積んでおいたらいいやん」と言うのに。 
しかし、あの時のスギ丸太が何かと重宝している。 

2005年1月末 10m近いスギを、手鋸で徐々に伐採した


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灼熱の草刈り

2006年08月23日 | 無農薬みかん栽培
今日で、みかん畑の草刈りも3日目、明日で終りそうである。
4月から11月の間、約7千㎡のみかん畑の草刈りを、月1回の割合でする。
夫発案の、草刈り法は、大鎌で、バッサバッサと、草を刈り倒す。

8月の温州みかんの様子


山の蜜柑園での草刈り風景


本人は弁慶にでもなったつもりで、得意そうである。
妻用にも、小型の草刈鎌を用意してくれ、
草刈り時は、よく刈れる様に1日2回、鋭く研いでくれる。

県の指導員さんに、
「草刈り機ぐらい、買ってくださいよ」と呆れられたこともあった。
友人より、就農のお祝いに、草刈機もプレゼントされた。

しかし、草刈機はツルが絡まったり、急斜面では危険であったり、
腰のみの回転動作が辛かったりして、慣れないと、意外と使い辛い。
畑の雑草は、芝生のように、きれいに刈りとる必要もないので、
むしろ、体全体を動かして、効率よく使える、大鎌に軍配が上がっている。

使い込み、刃の幅も減り、刃こぼれもしている大鎌


腰に蚊取り線香、頭に汗止めのタオル、手には大鎌の草刈りスタイル



盛夏は、草も少し生長を休むのか、伸びはそれ程でもないが、
やはり、8月、灼熱の草刈りが一番きつい。 
1日、一人で、水2升を飲む。
私は、炎天下、15分も大鎌を振っていると、休みたくなる。
腰も腕もだるくなってきて、文句も言いたくなる。 
「草刈機ですれば、もっと、楽かなあ~~」
「やっぱあー、除草剤をまくと、草が生えなくて楽なんやろなあ~」

木陰で休憩しながら、夫の草生栽培についての講釈が始まる。
「農薬は、薬害が怖いので、撒きたくない」
「草を生やしておくと、様々な生物が住むことで、みかんが病虫害に強くなる」
「草が畑の土を流れ出るのを防ぎ、温度や湿度の急激な変化を防ぐ」
「刈った草は、堆肥になる」
「農薬を撒くぐらいなら、農業をするつもりはない」

八朔畑にある樹齢100年程の大楠の下で休憩
お社もあり、いつも誰かがお参りしている様子。


みかん畑で刈り取った草むらの上に座るのは、気持ち良く、涼しい。
アマチャツルを発見した。
昔、このあたりでアマチャズルを栽培していたこぼれ種かもしれない。
沢山の赤とんぼも飛び交っている。
山のみかん畑は、海辺の我家より、秋が早いのだろうか。


あちこちに見られる蝉の抜け殻
ヘクソカズラなどのツルに混じってアマチャズルもある


私達が無農薬でみかんを育てていると聞き
「みかん作りで一番辛いのは、農薬を撒く仕事」
「薬撒きの後、いつも気分が悪くなる」
「除草剤を撒いた草を食べて、犬が死んだ」
「昔、おじいさんの頃は、今のように農薬を撒いていなかったのに」
「一度、無農薬で育っているみかん畑を見てみたい」
「農薬代が高くて、みかん作りの甲斐がない」
などと話しかける人が、時々いる。 

みかん作りの指導は、農薬の散布法が主流を占める。
「乾燥が続き、みかん畑に○○病が発生する恐れがあります」
「○○の薬を撒いて下さい」
農協の放送が今朝も、流れてきた。

雑草を刈りとった私達のみかん畑は、
除草剤を撒いた裸の土が見えるみかん畑より、
炎天下でも、はるかに、涼しそうで、気持ち良さそうに見える。


除草剤で、つるつるになり、地肌が見えるみかん畑



私達の草刈直後の草生栽培の八朔畑 
9月にはまた草ぼうぼうになってしまうけれど 



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ゴーヤは、みやすい。

2006年08月21日 | 野菜畑
息も絶え絶えだった苗も人も、台風の影響の雨で 息ついた(元気になった)。  
これから、ようやく、ナスやトマトが一杯食べれるかなあ 
我家の野菜は、みかん同様に、無農薬、有機栽培である。

福岡正信氏著書「自然農法 わら1本の革命」 に感銘を受け、
農業を志した夫である。
夫は、自家採取で、種から苗を育て、といろいろ試みるが、 
なかなか、好結果が伴わず、
まだ存分に夏野菜が食べれていない。 

「苗作りの時期に、モンシロチョウにやられた」
「風で、根が動いた」
「苗床の土に栄養分がなかった」
などと、いろいろ分析、反省、講釈をする。 

「うちの畑の土のほうが、ずーっと、いいのに」
「化学肥料は魔法やな」
「尿素で、いくらでも太るからな」
と、悔しがり、不思議がりもする。 

土作りの為、生ゴミと草の堆肥を、毎年、畑に 入れている。 

左; 草刈した雑草は、堆肥ボックスに積む
右: 生ゴミは、特製ブロック作りのコンポーストに捨てる。


「どや、有機栽培の野菜の味は、濃いやろ」
「尿素太りの野菜より、ずっと歯ごたえがいい」
ようやく採れた野菜や果物は、自画自讃の講釈つきで、味わう。 

なかなか思うように、収穫できない夏野菜であるが、
毎年必ず、大豊作で、夏中毎日食卓に上るのが、ゴーヤである。 
トーフ、豚肉、ちりめんじゃこ、カツオ節、ちくわ、卵と脇役は変わるが、
主役はゴーヤのゴーヤチャンブルが続く。
酢の物、サラダ、てんぷら、漬物、佃煮もゴーヤである。



どんどんできて、食べきれない分は、ゴーヤ茶にする。
夫は、「糖尿じゃないから、ゴーヤ茶は、苦いし、いらない」と言う。
しかし、麦茶に混ぜ込み、こっそりと飲ませる。 



家で飲み切れないゴーヤ茶は道の駅に出荷する。



九州出身の友人は、子供の頃 
赤く熟したゴーヤの種が甘くて、おやつだったそうである。
これだけは、まだ我家でも、定着していない。



今年も、お陰様で夏中、ゴーヤ三昧である。

「ゴーヤは  みやすい (簡単に育つ) のう」 

大三島のお百姓さんの定説である。





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一人で建てる木組みの家~②丁張り・基礎~

2006年08月19日 | 『一人で建てる木組みの家』
[考え方]
丁張りは、トランシットやレベルという精密光学機器を使ってやれば、早く正確にできるものだが、機器には頼らないことにした。
直角を出すには、三・四・五の大ガネとピタゴラスの定理を使う。
水準出しは、バケツとビニールホースを使う。

バケツとビニールホースを使っての水準出し


丁張り材の貫板や杭は、廃屋解体時に残しておいた板やみかん園で伐採した防風垣の杉丸太を活用。
遣方は建物周り四周をめぐらすようだが、材料の節約をはかる為、四隅だけにした。
基礎はハンドメイドハウスの本を読むと、たいてい専門業者に任せることを薦めている。しかし地盤が悪くなく、背の高い基礎にすることもなければ、自分で充分にできると考えた。
ただし、型枠を組んで生コンクリートを流し込む一般的なコンクリート基礎ではなく、レンガ積みや石積みなどの組積工法が頭の中にあった。
最もナチュラルでやりたかったのが石積みだが、土留としての石積みではなく、建物基礎の石積みとなると、切石をレンガのように積むか、片面は石を積んで、もう片面はコンクリートを打つといったものになる。
切石だと高くつきそうだし、型枠を使ったコンクリートはやりたくなかった。
本をいろいろ読み漁っていて目に留まったのが、イギリスの羊止めの石垣だった。
両側面に大きめの石を積みながら、間に小さい石を詰めていく空積みの石垣だった。

「手仕事イギリス流クラフト全科」~抜粋 羊止めの石垣


この間詰めをコンクリートにすれば、ナチュラルで頑丈な建物の基礎ができると考えた。両側面の石が型枠になるのだ。石材も基礎栗石のような安価なものでよいし、少しずつ積んでは、手練りのコンクリートを流し込むという作業は”一人で建てる”にまさにふさわしい工法だ。
建物外観を形成する外側の四周に、石積み基礎を用い、外側から見えない内側の基礎は施工性のスピーディなコンクリートブロック積みとした。
また束石についても、石積み基礎に使用した割栗石で施工した。

石積みの間詰めコンクリートの様子



石積み基礎       ~ 高さ0,5m、長さ29m 作業延べ日数29日
コンクリートブロック基礎~ 高さ0,61~0,66m 作業延べ日数16日
束石           ~ 36箇所 作業延べ日数3日

石を積んでいる様子 丁張りも見えている


石積み基礎完成



石積み基礎・コンクリートブロック基礎とも完成



追記~妻・ひろより~

栗石は島の砕石屋さんで、丁度良いのが出たので、購入した。
この砕石屋さん、何かと私達を気に掛け、時々覗いてくれる。
夫考案の基礎も、「そんな、手で石を積むなんて、大変な!」
と、コンクリート基礎を薦め、
「型枠も手回しのコンクリートミキサーも貸してあげるから」
と反対した。

しかし、黙々と、ジグソーパズルのように栗石を積み上げ、
手練のコンクリートで固めていく、基礎を見て、

「うちの栗石がこんな風に、きれいに使われるなんて」
と感心してくれた。

「いつになったらできるか」 と私も心配したが、
2005年3月着工、7月末にようやく基礎が完成した。


2005年3月 購入した栗石で試積み
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ハーバルライフ

2006年08月14日 | ハーブ園
大三島に移住する時、夫に、私は、二つのことを、願った。

「海を眺めながら、ワインを飲みたいな」

「ハーブを一杯育ててみたい」

玉村豊男の”ヴィラデストワイナリー” と
藤門弘・宇土巻子夫妻の”アリスファーム” に憧れていた。

夫は、私の要望に答えるべく、
みかんワインを一杯作って、存分に飲ましてくれている。
台風で枯れた蜜柑畑1反をハーブ園に開墾してくれた。

温州みかん3kg強をワインイーストで発酵させると、1㍑のみかんワインができる


さて、七曜工房みかん島流ハーバルライフは・・・

 洗濯ネットに季節のフレッシュハーブを入れて、ハーブ風呂を楽しんでいる。
 今の季節なら、バジルかミント風呂。強烈な香りがお風呂中にムンムンする。

 お昼のお茶は、たいてい季節のフレッシュハーブティにする。
 いろいろなハーブティを味わうのが、楽しみである。

 料理には、ふんだんにハーブやみかんワインを使う。
 安い鶏や豚肉も、ローズマリーやレモングラス、フェンネルの香りで、
 「オッ~  デリシャス!」

初夏の数日間、息子が、島に手伝いに来てくれた。

「リンスないの?」「歯磨きは?」

お風呂は、『牛乳石鹸』のみである。

「リンスは、ハーブ風呂にローズマリーが入っているから」
「髪の毛もスベスベになるはず」




「歯磨きは、セージと伯方の塩の爽やか歯磨き粉。結構いい感じよ」


セージとミントの粉末に焼塩を混ぜ、焼米を乾燥剤代りにする。


息子は、農作業や家作りに頑張り 
蚊やアリ攻撃と花粉症の鼻づまりに、辟易し出した。

「『ムヒ』とか、なんかないの」
「うがい薬ないの」

我家は蚊取り線香オンリー、市販薬も『オロナイン』以外はなにもない。

「お得意のハーブで、なんとかしてよ」 

ここは腕の見せ所、フレッシュハーブの効き目に屈服させねば・・・・

 お風呂には、湿疹かぶれに効く、さっぱりすっきり系ハーブを入れて、

 うがい薬は、口内炎、喉の粘膜に効く抗菌殺菌効果のある
ハーブを濃く煮出して

  虫刺され塗薬は、湿疹、かぶれ、かゆみ止め、殺菌、炎症
  などなどに効くハーブを、アルコールに漬けて

喉に効きそうなハーブを濃く煮出したうがい薬



ハーブ(セージ、ミント、ローズマリー、タイムなど)エキスが
アルコールに染み出して、虫刺され・かゆみ止めに効きそうな感じ 



疑心暗鬼、恐る恐る試した息子は、

「おつ、なんか効き目ありそう」
「これは、いいかも??」
と、滞在中、愛用していた。 

しかし、帰宅時「持って帰れば」という勧めには

「喉は治ったし、『ムヒ』が安くで売っているからいいわ」

ウーン、残念。まだ、『ムヒ』には、勝てなかったか。





 



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一人で建てる木組みの家 ~①どんな家を建てるか~

2006年08月11日 | 『一人で建てる木組みの家』

木の好きな私にとって、木以外の家は考えにはなかった。
木の持つ性質が、人間という動物が住むのに、最も良い環境を与えてくれると信じているからだ。
木の家でもいろいろある。

ハンドメイドハウスに向くのが、何といってもログハウスだろう。だが使う木材の量が意外に多いことと、木を横に積むのが日本の気候に向くのかどうか。
そして最も気になったのが、チェーンソーを使うのが怖かったこと等の理由で、ログハウスは私には、適わなかった。

次に、よく紹介されるのが、家族で建てたり、友人達と建てたりしたという、ツーバイフォー工法だ。アメリカのハンドメイドハウスは、ほとんどがこのツーバイフォーだと本で読んだことがある。材木の加工は複雑なカットはなく、釘で打ちつけていくだけ。材木の寸法や釘の規格を、基準に則って施工すれば大丈夫らしい。
だが、この家も日本の気候に向くかどうか。骨組のツーバイフォー材以外は、ほとんどが合板であるのが気にいらない。壁ができると、起こして組み立てるのだが、一人ではとうてい起こせない。必ず助っ人がいる。
”一人で建てる”には、向かない。これも私には、適わなかった。

残るは、木造軸組工法と言われる、昔からの普通の家の作り方だ。
昔と言っても、この軸組工法も長い歴史があって変遷している。
今は組手や継手部分に金物やボルトを使う工法になっているが、昔は木組みを木栓や楔で固定していた。
区分すると、前者を在来工法、後者を伝統工法と呼ぶそうだ。

木工を志す者としては、家作りも家具作りの延長線上にあると考えている。
家作りで、木工の楽しさを味わうには、伝統工法で木組みのおもしろさを堪能しよう。木と鉄は相性が悪いそうだし、金物を使わずに木だけで組めれば丈夫な家にもなるだろう。また粘りのある丈夫さということから、筋違いを用いずに厚い貫板を使う貫工法とした。

間取りは、夫婦二人が住むことを前提に、夫は一人で建てるのだから身の丈に合った小さな家で充分だと考えるのに、妻は、そんなことは関係なく大きな家を望んだ。夫婦でケンケンゴウゴウ、なかなかまとまらず、二十数案の間取り図ができてしまった。

二十数枚の設計案


結局、収納スペースとしてロフトを持つ20坪の家に決定した。
設計も施工もできるだけシンプルな様に、四間×五間の長方形、屋根は切妻とした。

1階平面図


矩計図



付記 ”妻より一言”
そもそも、これは私(妻・ひろ)のブログである。

それなのに、なぜか、夫が、「『家作り編』は、僕が担当するわ」と、申し出た。
しかし、夫は、パソコンも、文字打ちもできない。
そこで、私に手書き原稿を渡す。
「建築雑誌やないんやからね」 「もっと、楽しくして」
 という、妻のアドイスに耳を貸さない。

今に、『みかん栽培編』も担当すると言い出しそうである。
「肥料配合は、N:P:Kで???」とか 
「みかん畑の生物多様性は???」とか 
論文発表のようになりそうで、困る。
近所でも、「講釈タレのHさん」と言われ、軽く聞き流されている。
皆さんも、我慢して、お付き合いのほどよろしくお願います。

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桃天国

2006年08月06日 | 大三島での生活
近所の人から、「桃あげるから、取りにおいで」と電話があった。
「やったああ~~」「桃畑が近くにあって、よかったあ~」



桃の最盛期になると、いつも、声を掛けてくれる。
鳥のつつき傷や少し腐りのある為出荷できなかった桃を、残しておいてくれる。

「ジュースかジャムにおし」
「ううん、そのまま食べる。食べる。」

「ジャム作りたかったら、、そこの桃も持っていき」
「貰う、貰う」
と二つ、三つ返事で、貰って帰った。

「桃は、黙って腐るからね」
「『腐るぞ、腐るぞ』って自分で言わんからね」
と、注意を受けて。


 
早速、夫と二人、桃にかぶりつく。
「う~~ん。おいしい」「はよ、食べな。腐るからね」
と一度に、一人で5,6個も食べてしまう。
冷蔵庫に入りきらないので、お腹に入れてしまうのが、一番早い。

堅くて小さい桃や、腐りそうな桃を、シロップ煮とジャムにする。
本のレシビは、少量で、丁寧過ぎるので、簡単手抜き法で、やろう。
適当に、とにかく、砂糖で炊けばいいのだから。
上出来上出来
明日になれば、桃にシロップが沁みこんで、
もっと美味しくなっているだろう。

冷やすと、きっと美味しいけれど、
冷蔵庫は生桃が占領している。

夫は、三人兄弟だったので、子供の頃、
”桃やパインの缶詰を一缶全部食べるのが、夢”だったそうだ。

<

桃の摘み取りは、、毎朝5時からしているらしい。
忙しい中、わざわざ、声を掛けてくれてあり難いことである。

お陰で、我家は、”桃天国”
夫は、子供の頃の夢を。果たせて大満足

私は、欲張って、沢山貰った為
黙っている桃に「腐るぞ腐るぞ」と急き立てられ、
桃の皮むきに大わらわ



 
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一人で建てる木組みの家 ~はじめに~

2006年08月05日 | 『一人で建てる木組みの家』
2003年の春に越して来て、築40年の古家をリフォームして住み始めた。
その隣には、築100年の20坪程の廃屋があり、

夏にはこの廃屋を、大ハンマーと鍬とシャベルで解体した。
木材は少しずつ焼却し、その他の残材はごみ焼却場に運び込んだ。
   (7月16日 「築100年廃屋解体物語」参照)


毎日、瀬戸内の穏やかな海を眺めて暮らしていたら、
近所の人が、教えてくれた。
この土地は、何年か前に、台風で、床上浸水した
購入する時には、聞いていなかったことだ。

新しく家を建てるには、敷地を土盛して上げるしかない。
翌2004年の2月に、土建業者に依頼して、
敷地の東半分に盛土をして、1メートル程高くした。

   
盛土完了 海岸より 新居予定地

新しく建てる家を住まいにして、今住んでいる家は、木工工房へ改造の予定。
その後、設計積算を進めていたが、

    
新居模型 西側より

この夏の台風16号により、堤防を越した波で床下浸水の被害を受けた。
その2週間後にも、台風18号が来襲し、浸水は免れたものの、
台風時の海の恐ろしさを思い知らされる。

   
2004年台風18号 高潮の様子

毎日海が眺められるようにと、海岸近くに建てる予定であった新居は、
海から離れた敷地の一番奥に建てることに変更。
結局、解体した廃屋のあったところに建てることに。

翌2005年3月に着工。
健康的で安心して住める家を 
   低コストで 一人で建てる
” を目標に、

現在も建築中である。
基礎作り、材木加工、建前、屋根掛けを終え、
今は、外壁の下見板張りを施工中。

   
2006年5月 垂木載せ完了

   
2006年8月現在 

 
建物概要  ・木造平屋建て(ロフト付)
         ・建築面積 4間×5間=20坪(7,28×9,10=66,2㎡)
         ・地域地区はなし
         ・構造:木造軸組貫工法
           (架構は、伝統構法で金物は使わない木組み)
         ・内訳:基礎~石積基礎、コンクリートブロック基礎
             外部~屋根/ガルバリウム波板張り
                外壁/杉下見板 厚さ15張り
             内部~床/ヒノキorスギ厚板 厚さ38張り
                壁/杉板 厚さ15張り、シックイ塗り

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我家の虫事情

2006年08月03日 | 大三島での生活
今住んでいる、築40年の古家は、夫がリフォームした。
網戸がなかったので、夫が、木製網戸を作った。


「網戸に隙間があるんと違う?」
「お前が、玄関、いつも開けっ放しにするからや」
お互いを責め合うまでもなく、隙間だらけの、土壁の、古家である。

 家中を、年中、フナ虫が往来する。
 夏になると、カニが、がさこそと、うるさい。
 
 もう捕まえたり、殺すのも、面倒で、ほぼ無視。
 
 引越し当初、
 「家の中は、海岸か」と驚いた。

   
 
 梅雨時の要注意NO 1は、ムカデ

 夜、寝ている時、体に這い上がってくる。
 寝ぼけ眼で、手でふるい落とすと、
 100本足のネバア~とした感触で、ムカデと知る。
 「ムカデ~~~~!」と叫ぶ。
 ガバッと飛び起きて、布団をめくり上げて、ムカデを見つけ出し、
 なにがなんでも、殺すまで、寝れない。
 
 刺されると、しばらく、鬱状態が続く。
 
 ムカデ用塗り薬は、一応、二つ用意してある。
 
 ひとつは、
 ”マムシ薬” (貰い物)
 活け捕りにしたマムシをお酒の入った一升瓶の中に入れて、作った秘薬である。
 
 もうひとつは、
 夫が、殺したムカデを、ごま油に漬けている。
 「ムカデの毒はムカデで消す」と。
 気味悪くて、臭くて、まだ、試していない。
 
   
 
 どでかい”クモ”も、ひょこひょこと、出現する。
 これも、無視! 
 
 冬の間、あちこちに、卵らしいものがあるが、これも無視。
 クモは、ゴキブリやいろいろ、退治してくれるから、大切に飼っている?
 
 毎晩、同じクモと出会うと、親しみもわく。
 「去年のあのクモは、もう死んだのかな」と、気にもかかる。



 客人が我家に泊まった時、夜中に
 「何や!これはあ~」と叫んでいた。
 どうも、フナムシ出現に驚いている様子らしい。 
 ムカデなら、マムシ薬を持参のところだが。
 
 これも、また、無視した。


 
コメント (8)
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