七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

天窓自動開閉器  "夫の手"  ~妻から「家作り実況版」12

2008年07月17日 | 妻から「家作り実況版」





夫の「一人で建てる木組みの家」には、
たった一人であるが、いつも傍にいて、とてもうるさい
お施主様がいる。

うるさい施主である妻の、クレームが
上の二つの”グッズ”によって、見事解決いたしました。

妻のクレームとは、
東側の3つの天窓の開け閉めが、とても不便なことでありました。




ロフトの柵を乗り越え、1階リビングを見おろしつつ
  手摺のない、幅32センチの床板を歩かなければ、
  天窓は、開閉できなかったのです。

  
   とても不便な ”天窓”については、

    2007年1月23日 妻から家作り実況版1    
    2008年6月8日 「一人で建てる木組みの家」⑱    
   
   で、夫と妻が文句や弁解をしてますので、ごらんください。


そこで、

夫は、考案しました。

只今、キャットウォークの上で、天窓に細工中です。




あの、「一人で建てる木組み家」の建前の時、

大きな梁を持ち上げて大活躍した “滑車の原理” 
天窓の開閉にも、活用したのです。




1階リビングから、ヒモを操作すれば
妻でも、スルスルと簡単に、天窓を開け閉めできます。



天窓自動開閉器の全景です。




少し低い天窓二つは、
みかんの木クラフト 名づけて、猫の手ならぬ ”夫の手” と



窓に取り付けた ”つまみ” で



妻が、1階リビングより、楽々、開け閉めしております。






 
  「昔、住宅展示場で見た 天窓は、電動だった。
  雨が降ると、センサーが感知して、勝手に閉まるんよ。」
  などと、夫を責めていた妻であるが、

  今や、
  電動って、停電の時、不安やね。
  センサーって、ちゃんと、雨を感知するんやろか。
   信用できひんね。

  と、
  この手動式の ”夫の手” と ”井戸のつるべ式開閉器” の
  単純明快さを、大変気に入り、
  
  嬉々として、こまめに、
  スルスルと 毎朝晩 開け閉めしているのです。

  
  

 





 
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四つ葉のクローバー ~妻から「家作り実況版」 11

2008年07月09日 | 妻から「家作り実況版」
夫の昔の仕事は、
公園の設計施工計画や管理だった。

そのせいか、滋賀の小さな家も、
レンガや石を真直ぐに積み、
まるで公園のように、
きっちりと区画割りした庭作りをしていた。

そして、大三島では、
家具製作の材木やみかん運搬の車が出入りできるように
敷地内に、幅の広い進入車道をレイアウトした。

転居当時は、敷地内は雑草だらけだったので、
知らぬ人が、車で通り抜ける位
広々とした贅沢な車の為の道であった。

敷地内を、季節毎のハーブや野菜で埋め尽くしたい妻は、
殺風景な進入車道を眺めていて、ひらめきました。

「そうだ。踏まれても踏まれても育つ、クローバー道にしょう」

毎年毎年、種撒きやら植付けをし続けた努力の甲斐あって
もう少しで、クローバー道が貫通しそうです。



西側道路からの、クローバー道




南側海岸道路からの、クローバー道




クローバーと間違って、ウマゴヤシ(コメツブウマゴヤシ)を一杯移植し、
ウマゴヤシを大切に育て、ウマゴヤシ道となったこともあった。

黄色い小さな花が咲くと、
「アレッ、ウマゴヤシだった」と初めて気付く。


今では、小さな小さな苗の時期であっても、葉っぱをよぉ~く観察して、
ウマゴヤシを抜き、クローバーだけを大切に育てることができる。





ウマゴヤシを見分けることができるようになっても、
これだけ、沢山クローバーがあっても、

“幸福の4つ葉のクローバー” って、
そう簡単には、見つけることは、できないものです。



しかし、

  “四つ葉のクローバーを見つける名人” のKさんは、
 我家のクローバー道を通るたび、
 いとも簡単に、「ほら、今、見つけました」と、
 四つ葉のクローバーを手渡してくれる。

めったに見つけることのできない、四つ葉のクローバー。


押し葉にして



障子紙にはさみこみ



夫の作った障子建具に張ることにした。




四つ葉のクローバーは、どれでしょう。



夜、明かり越しに浮かぶ、
 "幸せのクローバー障子”です。











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亭主の好きな 施設照明 ~妻から家作り実況版10

2008年05月27日 | 妻から「家作り実況版」
寸法、明るさ、価格重視、
  そしてなによりも ”デザイン無視” で
  夫が、合理的に選んだ、施設照明器具が届きました。


予算より格安で、ネットショップで購入できた照明器具


 施設照明器具とは、
  オフィスや倉庫のなどで、よく見かける
  蛍光灯がむきだしの照明です。

土間、キッチン、ダイニング、ロフトの計4箇所に付けます。


ダイニングに、施設照明器具を取り付ける夫


 夫曰く
 「昼行灯って、言うやろ。
 昼間にぶら下がっている、照明ほど間の抜けたものはない。
 天井にピッタとくっついてるのが、スッキリしててええ。」
 
 " シンプル  イズ  ザ  ベスト "
 " チープ   イズ  ザ  もっとベスト "
 
亭主の好きな 赤烏帽子 (施設照明器具) 」です。 



土間


ダイニングとリビング


ロフト

しかし、住宅雑誌に載っているような照明に
 未練タップリの妻としては、
  「寝室照明は、こっちがええ」
  と、主張しましたネ。

 質実剛健な夫が 横から

  「施設照明の2箇分やで」と
  脅迫めいた発言をしたのですが。

しかし、まあ~迷いに迷い、
妻が、選んだ照明は、こんなものです。


「なんや、施設照明とあんまり変わらへん」とがっかりする妻、

つまり   " シンプル  イズ  ザ      ベスト "
やっぱり " チープ   イズ  ザ  もっとベスト "

夫に、スッカリ刷り込まれてしまってます。

梁の幅にあうように、小さなサイズに買い換えた
洗面所照明です。


ガラス製の照明器具

キッチンの手元照明






 照明器具が付き、夜に電気を点けると、すっかり家です。
        
    「これで、夜でも作業ができる」と喜ぶ 夫

     別に用事はないけれど、ちょっと電気を点けに行く 妻
    
    「はよ。カーテン作りや」 と夫にプレッシャーをかけられて

    「カーテンいるかな。夜に,家の前通る人 誰もいいひんで」
    ものぐさ妻は、決定権と行動力はなくても、言い逃れ上手です。



妻が選んだ照明器具は
       「妻から家作り実況版 9 」をご覧ください。

        
5月27日(火)付けの ”毎日新聞愛媛版”に、
   一人で建てる木組みの家のことが、掲載されました。









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照明選び は つまらない~妻から家作り実況版9

2008年05月18日 | 妻から「家作り実況版」
夫が、照明器具を買うので
「今晩、ネットで一緒に、選ぼう」
と、頼んできた。

妻の希望は、

「和紙を貼ったボンボリみたいな、ペンダントがいいなあ~」

夫の意見は、

「アカン、梁の幅が、○㎝やから、その幅に設置できるもの」
「ペンダントは、ブラブラとして、邪魔なだけやないか」
「照明は、明るく、機能的なものがいい」

夫が、決めているらしい 照明器具は、
 教室や事務所にある、天井直付けのむきだし蛍光灯です。
 単純に、蛍光灯が2本 
 デザインを選ぶも、なにも 
 なんの楽しみも、夢も ありません。



吹きぬけ天井の、梁の幅に付けられる蛍光灯に限るらしい。
  
まぁ~、確かに、ここでは、
電気の笠の上は、
すぐ虫だらけになったり、クモの巣が張ったりして、掃除も面倒やし、
ボンボリは、暗いかもしれんし、
和紙が破れたら、張替えなあかんし、

夫の合理主義の前に、またしても、
妻のものぐさが、しぶしぶ同意です。

夢のない、蛍光灯選びを放棄した妻は、
勝手に、ネットで、あれこれ、検索して、注文しました。

玄関、階段、洗面所、トイレの4つだけですが。


自分が選んだ照明器具が届き、ちょっとだけ、喜ぶ妻

どれも、真鍮、ガラス、スチール製です。
化学製品の排除を目指し、プラスティック嫌いな夫も、
気に入ったようで、賛成してくれました。



一番気に入っている、ランタンデザインの、玄関照明


ほとんど目だってないけれど、私には光って見えてます。


夜、ちょっと電気を点けに行ったりして


妻の選んだ 照明器具のご紹介です。



スチール製の階段照明 


トイレガラス照明


洗面所ガラス照明


あれれっ 梁より大き過ぎて、取り付けられない。 
やっぱり、計算に弱い、妻の選択には、ミスがありました。

しょうがないので、
安全の為プラスティックでと決めていたにもかかわらず、
浴室照明に回すことになりました。



 只今、夫は、一人で、妻が取り寄せた施設照明カタログで、
  つまらぬ、蛍光灯選びをしております
  反射傘付き、グロー球、直菅蛍光灯、スターター付き等等、
  こまごまと、チェックしながら。。。



妻からの「家作り実況版」は、こちらです。





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煙突が、曲がった訳・・・・~妻から家作り実況版8

2008年04月22日 | 妻から「家作り実況版」
  夫の情報によると
 外国製のお洒落な薪ストーブは、本体が、30~40万、
 炉台や炉壁そして煙突の設備工事で60~70万
 合計100万以上もの費用がかかる、贅沢品だそうです。

我家は、もちろん、薪ストーブに,そんな大金をかけられるはずがありません。

 安価な薪ストーブを選び、自力施工で、いかに、安くできるか
     夫は、ずーーと燃えていました。

 研究に、計算を 重ね、情報収集の為に、慣れぬネット検索もし、
   慎重に、周到に、薪ストーブと煙突部材一式購入しました。

 
ネットで購入した煙突部材一式

 難関の煙突の組立て開始です。

「もし、計算間違いや注文間違いをしたらどうなんの?」と口をはさむ妻には、
 
 返事もしない夫でありました。


 
 どうやら、煙突組立て以前に、
  
 煙突を通す、家本体の壁穴の位置に間違いが発生したようです。
 
 煙突の傾斜角度や、屋根との勾配とか、まあ~いろいろで、
 最初に開けておいた壁穴の位置変更だそうです。

  「えっ、家の板壁に、違う穴を開け直すの?」
    早速の、致命的な間違いに、心配と絶望をする妻ですが、

 不屈の努力を惜しまぬ夫です。
 
 
煙突穴をふさぎ、また新たな煙突穴を開ける

 
めげずに黙々と、ちょうど、穴一つ分の移動を完了しました。

 
外壁から見ると、煙突穴は、こんな感じ

 
 防火と断熱の2重煙突を、作ります。
 

2重煙突部材
 
  経費節減の裏技情報とかで、
  これを教えてくれた,見知らぬ川原さんを、いたく尊敬している夫です。  




小さな煙突に、ロックウールを巻き、大きな煙突に、入れ込んでいます。

 
 自慢の自作のメガネ石です。
 壁穴にあうように、調整をしてはめ込みます。




 部屋内部の煙突を組立てて設置します。


 

 外の煙突を設置にかかります。




 いよいよ、一番てっぺんの煙突も組み上がりました。
 

てっぺんの煙突組み上がり

 さて、いよいよ最後のクライマックスです。
 この煙突が うまくはめ込めれば、完成です。
 
 夫は、ちょっと緊張気味に「うまくはまってくれよ」と呟きながら、
    重い煙突を抱え、梯子を登ります。


抱えて梯子を登る

 2重煙突同士の煙突のはめ込みなので、
 なかなか、うまくはめ込まれないようです。


 
 下から、角度を見るように頼まれた妻は、
  
  退屈で、暇で、
  「ねぇ~ その煙突って、台風の時、飛ばされへん?」
  「ユーカリの木だって、根こそぎ倒されたやん」
  と話しかけました。

 高所恐怖症で、なおかつうまくいかずに機嫌の悪い夫でありました。
  
   「高い所に上っている時に 要らんこと言うな」
    と、振り返って、エラく怒っています。


 
 祝 薪ストーブ煙突完成です
   

完成内部


メガネ石部分にもステンレスを貼る。


南側から 


東側から  妻がええ加減に角度を見たので少し曲がっています。




薪ストーブ用の薪も、確保中です。
近所の人が伐採した八朔の木をいただきました。

  点火式は、いつ? どれくらい、暖かい?
 
    薪ストーブって、朝起きてすぐ暖かくないよね。
    朝は、やっぱり、石油ストーブがいるのかなあ~~~~

    畑に出る時消して行ったら、夕方帰った時は、やっぱり寒いね。

    薪って、集めるの大変そうやね~~~

 
  「お前には、石油ストーブをやるから、
    こっちの狭い部屋で、閉め切って、ずっーと過ごしていろ」

   またしても、夫は、気を悪くしたようです。 




 ストーブ本体の設置は3月28日、
      その様子は、こちらをごらんください。







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薪ストーブ が やってきた ♪~妻から家作り実況版7

2008年03月28日 | 妻から「家作り実況版」
 春ですが、暖かくなりましたが、
 我家に、薪ストーブがやってきました。

 ネットで注文した、薪ストーブ本体と煙突部材一式
 近くの運送屋のSさんが届けてくれました。





3人がかりで、炉台前まで、運んでもらえて一安心



 ワクワクしながら、荷ほどきした薪ストーブと煙突部材一式です


 果たして、うまく組み立てられるか 

 夫一人プラス妻だけで、
 炉台のレンガを割らずに、薪ストーブを設置できるか。

 なにしろ、薪ストーブ本体の重さが、約90キロあります。


 みかん宅配の合間に、
 「冬に、冷たいセメント仕事は辛い」とぼやきながらも 
 
 コツコツと積み上げた、薪ストーブの炉は

 200個以上ものレンガを積みあげて、

  
 炉壁のレンガ購入 
 
 
 炉壁施工中

 炉壁と炉台は、
 レンガの重さだけで、600㌔です。




 家の床が、果たして700キロの重さに耐えられるか
  
  途中で心配になり、床下を補強したり、、、

  「家、燃やさんといてや」
    「床が傾いたらどうする」 
   
    横で、口うるさく注意する妻を尻目に

  薪ストーブの炉から煙突設計まで、
    自力施工で、なんとか安く仕上げようと
    研究に余念のない夫でありました。
 
  
  
  薪ストーブの設置、無事できました。
  
  雰囲気だけですが 
  

薪ストーブ位置と煙突との関係を調べる夫


 

 次は、
 肝心の、煙突設置です。
 
 これが、なんと言っても、最難関事業 
 
 防火断熱仕様の二重煙突や、メガネ石
 総て、自分で作って、安くあげようとして
 日夜研究と努力を惜しまない夫です。

 メガネ石は、
    園芸用のパーライトと
    石膏プラスターで作れることを
    発見して、興奮し、
 
  
 
 眼鏡石の木枠作り


 園芸用パーライト(¥380)と、壁塗りで余った石膏プラスターを流し込み


出来上がったメガネ石の形を整える

 「買えば、1万円はする」
  
     と、自慢タラタラの夫でありました。

 
 あっ、そうだ 
 
 煙突設置やメンテナンスには、
 梯子が必要と気付き
 
 今度は、梯子作りです。



足場台の杉丸太で梯子作り



段々もつけて



梯子も完成しました 「おっ~ちゃんと登れるやん」




この調子で、なにかも、一つ一つ、作っていくと、
薪ストーブの点火式は、あつ~い真夏になりそうな    







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ケチな夫のなせる技~妻から家作り実況版6

2008年03月17日 | 妻から「家作り実況版」
大三島の我家の庭では、今、ミモザが見事に咲いています。


軽トラの向こうに見えるのが、トタン屋根の「一人で建てる木組みの家」

夫は、木工・家具作りがしたくて、大三島に移住しました。
 その練習に、今は、「一人で建てる木組みの家」を建てています。
 建具も、家具職人の腕の見せ所と、アイデアをひねっていました。

虫の入らないアルミサッシを望んでいた妻ですが、
その出来栄えには、かなり満足し、
立派な手作りの木製建具を引きたてるような、
輸入色ガラスをネットで物色していました。

しかし、しかし、夫は、輸入色ガラスの見積りを検討し、

「ガラス本体より、加工賃や送料の方が高いのは可笑しいやないか」
「そもそも、輸入色ガラスのどこがええねん」
「型板ガラスでも、いい柄があるやろ」
「型板ガラスなら、僕でもカットできるかもしれん」
「ガラス代に高く払ったら、良い材料で安く仕上げる、自力建築の意味がなくなる」

輸入色ガラスの価格設定に、納得がいかず、(要は、ケチ!)
菱形の大きなガラスは、変形カットの為、
価格が跳ね上がることにも気付き、

結局は、
玄関扉のデザインを変更して、菱形を小さくし、
輸入色ガラス以外での、ガラス探しをする
という考えに至ったのであります。


妻も気に入っていた玄関扉、菱形のガラス部分が大きすぎる?


なんとまあ~
気に入っていた玄関扉のデザインなのに
せっかく出来上がっているのに、今更作り変えるなんて
ガラス代をケチって、変になったら、どうするのぉ~

フランス製の色ガラスをという妻の "夢" は、
夫の質実剛健、合理主義の前に、またしても、
はかなくも砕け散ってしまったのであります。

労力と手間を惜しまない夫が、作り変えた玄関扉は、これです。
窓枠を、菱形の中に組み込んだデザインを考えました。


菱形の中に組み込んだ窓枠から、顔を出す妻 

ガラスは、
型板ガラスと店舗用のフロストガラスの組み合わせになりました。


夫がガラス切りで三角にカットした型板ガラスと、店舗用のフロストガラス



玄関(土間)扉を入れた家全景(西側から)


土間から、玄関扉を見る。窓枠は、白く塗ってある。

微妙に違うガラスの色合いと柄を、木枠で囲み
ステンドガラス風にというアイデアなんですが。


同時に購入した型板ガラスや熱線吸収色ガラスも、
それぞれにはめ込み、全部の建具の出来上がりです。


ガラスをはめ込んで5つのデザインの建具完成 


押入れ建具


障子を貼っていない、寝室の建具と スモーク色ガラス入りの居間の建具


土間から見た、寝室と居間の建具


居間の熱線吸収スモークガラスと明かり採り透明ガラス窓
唯一、居間だけは、緑色のスモークガラスを選んだつもりだが、色が薄かった。

 夫の ”ケチな夫の成せる技 に  
 
 妻は、輸入ガラス入りでない玄関扉でも、かなり満足し、
 ミモザのリースを飾り、喜んで眺めております。


ミモザリースを飾った玄関(土間)扉
手で削って作ったブラックォールナットの取っ手
 
大三島に住んだら、ハーブを育ててみたい」という、
もう一つの方の 妻の夢は、
春になり、ハーブ苗もいろいろ芽を出し始め、
叶えられつつあります



大三島の道の駅にある、七曜工房のハーブコーナーです。

  



無農薬で育て、自然乾燥させたハーブを使った、ドライハーブグッズがいろいろ




 七曜工房の無農薬のドライハーブ や ハーブグッズは、
 大三島の二つの ”道の駅” と  ”しまなみ宝船” で
 販売しています。





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住まいは夏を旨とすべし~妻から家作り実況版5

2008年02月18日 | 妻から「家作り実況版」
 大三島は寒いところです。
 
 今朝方
 大三島の気象観測所(アメダス)では、
 マイナス以下が長時間続き、
 なんと、マイナス4,4度を観測してました。
 
 このところの、大三島は、
 雪こそ降りませんが、冷え込みが凄いです。
 
 築40年以上経つ我家は。
 土壁から、そして隙間だらけのガラス戸から、
 寒風が家の中をひゅう~ひゅう~と通っていきます。
 
 太陽のもと農作業をしている時より、
 家の中で過ごしている時の方が、とても寒いです。
 
 大三島は、
 ”常夏の島” ”日本の地中海” 
と 誤解をしていました。 

  それで
 「一人で建てる木組みの家」
 
  吉田兼好法師さんの教えに従い
  「家の作りやうは、
   夏をむねとすべし。冬は、いかなるところにも住まる」
   を基本に設計しました。

 壁はスギ板、床はヒノキとムク材を使い
 自然素材にこだわったのか、
 断熱材などは、一切使っていません。
 
 吹き抜け天井で、間仕切りなし
 
 
断熱材の入っていいない、2重杉板貼りの吹き抜け天井

 
 窓も扉もぜ~んぶ、アルミサッシではなく
 手作り木製建具です。
 


吹き抜け天井につけた明かり窓
 
 夏、海からの気持ちの良い風が
 家の中をスーと通り抜けるように 
 窓を、四方に一杯つけました。
  
 ということは
 もしかしたら、冬には、
 木製建具の隙間から
 寒風もぴゅ-ーぴゅー吹くんでしょうかね。

 常夏の大三島での、暖房対策として 
 
 真冬でも、窓を開けて過ごせるぐらい熱い
 暖房効果抜群の“薪ストーブ”を、
 
  夫は、計画しているらしいです。




只今、薪ストーブの炉台製作中です。
 水を使うセメント仕事は、とても辛いそうです。





 








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季節はずれ二題~妻から家作り実況版4

2007年12月04日 | 妻から「家作り実況版」
我家には、温州みかん畑が、3反あります。
と言っても、ほとんどお借りしている畑ばかりですが。
今は、みかん収穫発送の真っ最中で大忙し、
の はずです

それでも、みかんが順番に熟れていくのを待つ、
ほんの、少しの間を見つけては、
夫は、季節はずれの網戸を作っていました。



まずは、枠作りから始めて、仮組をして、


クランプで固定して、網戸枠の本組です。


組み上がった網戸枠に、網を張り


合計15枚の網戸の完成です。

すき間がないように、網戸枠のカンナがけを繰り返し、
すべりがよいように、戸車の調子を幾度も調整し、
出来上がった網戸を、ツーツーと動かして
「ホラ、見て。この仕上がりの素晴らしいこと」
と自我自賛の夫です。



網戸を取り付けた南側のリビングの掃き出し窓の前で
網戸完成記念撮影です。


さて、この季節はずれに出来上がった
準備万端の網戸ですが、
来年の夏には、効果を発揮し、
新居の中には、
もうフナムやカニが、
海岸のように、自由自在に出入りしないでしょうか・・・



なおかつ、夫は、
みかんの収穫、発送の合間には
我家の前の海岸で、
夜釣りにいそしみ、

こちらは、
釣り人をみかけたり
釣れたという噂を聞くと
虫が騒ぐようですねぇ~。

なんと、季節はずれの
タコを釣り上げたのであります。



アナゴを釣ろうとしていたはずなんですが
とても、重いタコがかかってきて
びっくり

今年最後のタコでしょう。


タコが、夫のの手に絡み付いてくるので、
「早く撮ってくれぇ~」 と騒いでおります。


たくさん出来ているワケギと一緒に
”タコ入りお好み焼き”になってもらいました。



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家紋 タコ供養~妻から家作り実況版3

2007年10月26日 | 妻から「家作り実況版」
夫は、昆虫少年であった。
幼い頃は、京都の西山を、
捕虫網を振り回して、駆け巡っていたそうだ。

そういえば、高校の九州修学旅行の時、
団体行動なのに、一人捕虫網を掲げ持ち、
友人達から、
「珍しい蝶が、いるんけ?」
と不審がられていた、夫を思い出す。

結婚前の、プレゼントも、アクセサリーではなく
蝶の標本や図鑑であった。 


30年以上経ち、鱗粉もはげて、輝きがなくなったミドリシジミの標本


上下巻の2冊を合本して製本し、表紙をつけたもの。
題名も夫が書いた。

夫にとっては、価値ある、素晴らしいモノだったらしい。


ブックスタンドに飾る 図鑑「野に咲く花」
七曜工房作 ナラ材 オイルフィニシュ仕上げ

 今もって、昆虫オジサンの夫は、

 「無駄な殺生はしたくない」と
 蝶だけでなく、芋虫、クモ、ムカデ にいたるまで
 畑や山で、そして家の中でさえも
 虫などを、 積極的には殺そうとしない。

 そんな夫の態度が、大いに、不可解な私は
 「魚やタコは、一杯殺してるヤン」
 と、責めると、

 「人間が食べる為の殺生はいいのや」

 と、講釈をタレて、弁解する ”釣り好きの夫”である。

 そう言いつつも、

 タコを捕り、海で、頭を裏返して内臓を取る作業には、
 いつも、心が痛むらしく 

 「凄く、タコに、むごたらしいことをしているから、
  もしかしたら、タコの祟りがあるかもしれない」

  と、時々、気弱に呟くことがある。

  タコは、
  8本足が、人間の手足のように動き、
  頭も人間の顔のように、表情がありそうである。

  おまけに、内臓を取り出した後までも、
  足が、クネクネと、動き続け、
  調理の時も、吸盤が、まな板にしっかりと吸い付く。


内臓を取り出した後も、バケツに吸い付くタコ

   タコ獲り仲間のKちゃんも、
   同じ様に後ろめたさを感じているのか、
 
  タコがかかると、狂喜しながらも、

 「昨日、海で溺れた人のお葬式に行ったけれど、
  口がタコのように、とんがっとった。
  タコ捕っとたから、タコの崇りじゃろうか」

  などと、恐怖を分かち合おうとする。
  
  お互い
  常々、タコ獲りを楽しみ、美味しくいただきながら、
  タコへの懺悔の気持ちを持ち続けているようである。


 タコに懺悔しながらも、タコ獲りに興ずる。
 

  そんな夫は
 
 タコへの、感謝、お詫び、そして、供養の思いを込めて、

 新居の朝日の昇る東側の妻に、屋根の破風飾りとして、

 タコの彫り物を掲げることを、思い付いた。



タコの冥福を祈りつつ タコの彫り物を製作中



東妻に飾ったタコの彫り物

 西側の妻飾りには、
 「いつか、釣ってみたい」と願っている
 50センチ大の“チヌ”を彫り始めている。


50センチ大のチヌの彫り物を製作中
 
 こちらは、
 不思議なことに  “チヌ釣り祈願” らしい。


西側妻側の破風に、チヌ祈願のチヌを取り付け中
 
 破風にある妻飾りをみつけて、Hさんが、

 「ホウー、いい家紋が、ついたのう」

  と,誉めてくれた。


タコとチヌの妻飾り ヒノキ材 無塗装

海辺に住む我が家の家紋は、
”タコ“ と ”チヌ“ に 決まりである。


タコと、チヌの家紋を持つ夫 
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