七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

ケチな夫のなせる技~妻から家作り実況版6

2008年03月17日 | 妻から「家作り実況版」
大三島の我家の庭では、今、ミモザが見事に咲いています。


軽トラの向こうに見えるのが、トタン屋根の「一人で建てる木組みの家」

夫は、木工・家具作りがしたくて、大三島に移住しました。
 その練習に、今は、「一人で建てる木組みの家」を建てています。
 建具も、家具職人の腕の見せ所と、アイデアをひねっていました。

虫の入らないアルミサッシを望んでいた妻ですが、
その出来栄えには、かなり満足し、
立派な手作りの木製建具を引きたてるような、
輸入色ガラスをネットで物色していました。

しかし、しかし、夫は、輸入色ガラスの見積りを検討し、

「ガラス本体より、加工賃や送料の方が高いのは可笑しいやないか」
「そもそも、輸入色ガラスのどこがええねん」
「型板ガラスでも、いい柄があるやろ」
「型板ガラスなら、僕でもカットできるかもしれん」
「ガラス代に高く払ったら、良い材料で安く仕上げる、自力建築の意味がなくなる」

輸入色ガラスの価格設定に、納得がいかず、(要は、ケチ!)
菱形の大きなガラスは、変形カットの為、
価格が跳ね上がることにも気付き、

結局は、
玄関扉のデザインを変更して、菱形を小さくし、
輸入色ガラス以外での、ガラス探しをする
という考えに至ったのであります。


妻も気に入っていた玄関扉、菱形のガラス部分が大きすぎる?


なんとまあ~
気に入っていた玄関扉のデザインなのに
せっかく出来上がっているのに、今更作り変えるなんて
ガラス代をケチって、変になったら、どうするのぉ~

フランス製の色ガラスをという妻の "夢" は、
夫の質実剛健、合理主義の前に、またしても、
はかなくも砕け散ってしまったのであります。

労力と手間を惜しまない夫が、作り変えた玄関扉は、これです。
窓枠を、菱形の中に組み込んだデザインを考えました。


菱形の中に組み込んだ窓枠から、顔を出す妻 

ガラスは、
型板ガラスと店舗用のフロストガラスの組み合わせになりました。


夫がガラス切りで三角にカットした型板ガラスと、店舗用のフロストガラス



玄関(土間)扉を入れた家全景(西側から)


土間から、玄関扉を見る。窓枠は、白く塗ってある。

微妙に違うガラスの色合いと柄を、木枠で囲み
ステンドガラス風にというアイデアなんですが。


同時に購入した型板ガラスや熱線吸収色ガラスも、
それぞれにはめ込み、全部の建具の出来上がりです。


ガラスをはめ込んで5つのデザインの建具完成 


押入れ建具


障子を貼っていない、寝室の建具と スモーク色ガラス入りの居間の建具


土間から見た、寝室と居間の建具


居間の熱線吸収スモークガラスと明かり採り透明ガラス窓
唯一、居間だけは、緑色のスモークガラスを選んだつもりだが、色が薄かった。

 夫の ”ケチな夫の成せる技 に  
 
 妻は、輸入ガラス入りでない玄関扉でも、かなり満足し、
 ミモザのリースを飾り、喜んで眺めております。


ミモザリースを飾った玄関(土間)扉
手で削って作ったブラックォールナットの取っ手
 
大三島に住んだら、ハーブを育ててみたい」という、
もう一つの方の 妻の夢は、
春になり、ハーブ苗もいろいろ芽を出し始め、
叶えられつつあります



大三島の道の駅にある、七曜工房のハーブコーナーです。

  



無農薬で育て、自然乾燥させたハーブを使った、ドライハーブグッズがいろいろ




 七曜工房の無農薬のドライハーブ や ハーブグッズは、
 大三島の二つの ”道の駅” と  ”しまなみ宝船” で
 販売しています。





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