4月、5月がコロナ拡大の影響で、なかよし教室が1回分開催出来ないので、今回は、インターネットのブログを使って皆様にお伝えしようと思います。
今回は、『早起き力』についてです。中田剱正幼稚園では、鈴木みゆき先生にPTAの講演会に来ていただいてから『早寝・早起き・朝ごはん』の『早起き力』を入園前にお伝えしております。未就園児の皆様にも参考になればと思い、鈴木みゆき先生からお聞きしたお話をお伝えしたいと思います。
昔から『寝る子は育つ』と言われています。この言葉は科学的にも根拠があるそうです。
『メラトニン』という子どもの成長に大切な役割を果たすホルモンがあります。これは夜になると分泌。体温を下げて、眠りを誘う働きがあります。他にも細胞を酸化から守り、老化防止や抗がん作用などを押さえる作用があることが分かっています。
一生のうちでも1歳~5歳の頃は『メラトニン・シャワー』と呼ばれるほど、たくさん分泌されるそうです。夜更かしして、朝寝坊の『遅寝遅起き』生活をしていると、子どもの将来の生活、心身や脳の成長にとって好ましくない影響を与えてしまう事が考えられます。
人間はそもそも昼行性。基本的には朝に始まり、夜に終わるというサイクルで動いています。にもかかわらず、夜更かしをしていたら、毎日、慢性的な睡眠不足になってしまいます。
子どもにとって必要な睡眠時間は個人差もありますが、午前中を元気に遊べるようであれば、眠りの質・量と共に充分足りていると考えて良いそうです。
そして朝ご飯朝起きた時、身体の色々な器官はまだ眠っています。そして司令塔である脳が必要とする『ブドウ糖』という栄養素も血液中にあまり残っていません。
ガス欠でオイル切れ、そんな身体の目覚まし役が『朝ごはん』です。
朝ご飯を食べると食べ物や、水分が口から食道、そして胃・腸へと消化器官を通過し、関係するすべての器官のドアをノックして呼び起こしていきます。すると、身体は、ようやく目覚め、体温は上昇し、脳にもエネルギーが届けられて100%の力を出す事が出来るようになるのです。
まだまだたくさんお話を頂きましたが、大筋をお話したつもりです。もっと『早起き力』について知りたいという方は、鈴木みゆき先生、神山潤先生等の著書を参考にしてください。
『早寝・早起き・朝ごはん』を大人も子どももみんなで取り組んでいきましょう』
日本のすべての人々の健康のために