自宅と道志の日々

タイトルを「自宅と道志の日々」にしました。日記のようにつぶやいています

ブログを見て 道志のことが聞きたいと・・・

2022年12月11日 | なかま道志ベース

拙ブログから、道志での暮らし方を知りたいとお葉書をいただきました。連絡方法などやりくりして日程調整した結果、昨日ご夫婦でお越しいただきました。

さて、いかにおもてなしするかです。以前より我が家には世界各国の方(10数か国)や国内の知り合いに我が家にお越しいただいていました。

海外の方はホームステーやホームビジットが多かったですね。国内はやはり友人や仕事関係者などが良く来られていました。当時は庭の焚火台を囲んで、その後は家の中で12時過ぎても話し込んだことも何度もありました。(過去形です)遠いい昔の話です。そんな時は女房もいろいろなモノを作ってはアシストしてくれました。

東京方面は晴れのようです。こちらも予報では良い天気になるとのことです。

我が家に陽がさすの前の山の陰になり遅く、9時ちょっと前にです。

さて、今回は折角お出でになることですから、道志ならではの食材での おもてなしを考えました。来られる方の参加型です。

10時半過ぎに来られることで、その時間に合わせて準備?いたしました。これと言った準備ではありません。ご夫婦の目的は道志に永住したいので暮らし方や空き家探しなどのアドバイスを聞きしたいとのことでした。

冷凍庫にある子持ちアユの燻製やシビエ(イノシシ)のスキレットで焼き、そしてそれを燻製(ジャギー)に、そしてアユの釜めしにしました。

時間がかかりますので、下処理は前もって終えて置きました。子持ちアユを塩で〆ておくことです。

シビエ(イノシシ)の下処理です。この薄皮を取り除いて置きました。

囲炉裏火鉢に炭(備長炭)を入れました。これで準備万端です。

気温も高めで気持ちの良い日になりました。時間にお二人が来られました。

最初はちょっと緊張した面持ちでした。

直ぐに打ち解け、囲炉裏を囲んで道志の良いとこや苦労話をさせていただきました。

私の感覚では永住するとすれば、林の中で暮らす方もいらっしゃるかと思いますが、畑もしたいとのことですとやはり日当たりが一番だと思います。

この時期、道志では氷も張っています。

そして、室内をご案内いたしました。(3室しかありませんけど)各部屋づくりのコンセプトなどもです。そして、広いウッドデッキから野菜やブルーベリー畑などに移動しました。野菜畑では大根も抜いてお土産にです。

そして、最近作ったグランピング温室テントもご紹介しました。テントの奥は絨毯も敷いてあり、驚かれた様子です。ここからが私流になります。カリンも自然の芳香剤として持ち帰っていただきました。

コーヒーはあえて備前焼の器がカップ?としてお出ししました。キャンプ用などのカップも良いのですが、そこが私のこだわりです。その後、食べるには箸が必要でしょ?じゃ~箸づくりから始めましょうと・・・。

えっ!箸づくり?と驚かれた様子ですが、お教えするとお二人喜んで作っていました。

最初はあっけにとられた様子でしたが、上手にご夫婦でヒノキの箸を作っています。大変気に入られたマイ箸ができました。

ここが私のもてなしの始まりです。

気持としては上げ膳据え膳のお客様でなく、役割を持った参加型です。言葉(お話し)だけの道志での暮らし方だけではなかなか通じないかと思いますが、こうして参加型?実践していただくことで、会話も増え道志の良さを感じていただけるかと思ったからです。

ご主人は以前はボーイスカウトに所属していたことで、火のつけ方など驚くほど上手で、完全なファイヤーマスター(焚火の管理者)です。

薪ストーブでアユの釜めしご飯を炊く担当をお願いしました。飲み物はノンアルコールです。

釜めしも美味しく、完璧です!ご夫婦お二人も目を合わせるくらい美味しく出来ています。

また、奥さまにはアユの燻製づくりもお願いしました。もちろんアシストしましたが。

外ではご主人が釜めしづくり、室内では奥さまが丁寧にアユを前処理しています。完璧です!

燻製の温度管理も十分です。私なんかいい加減でその時々によって出来上がりが異なります。

一番上にはイノシシの燻製(ジャギー)づくりです。

約1時間半かけて乾燥から燻しです。絶品の子持ちアユの燻製ができました。思っていた以上に良く出来ていました!これは売り物にも成るくらいです。

青空に白い煙突の煙が出ています。これが道志生活の一つです。この自然環境を堪能されたかと思います。

またご主人にはスキレットでイノシシのワイン蒸しをお願いしました。もちろんアシストもいたしました。

奥さまにクレソンやシイタケを収穫していただきました。これが参加型です。いくら話で道志のことを紹介してもイメージだけで伝わらないかと思います。

シイタケをバターとワインとニンニク醤油での味付けです。目をまん丸にして、「これ美味しい!」と言っていただけました。

釜めしにアユの香りがします。奥さまにアユの小骨を取っていただき混ぜます。薪ストーブで炊き上げた程よいおこげがさらに美味しくしています。

これも一つの道志暮らしです。こんな暮らしもしている方もいるとの紹介です。

残った釜めしや子持ちアユなどはおみやげ?で差し上げました。

人それぞれ道志で暮らす目的は異なるかと思います。永住を希望されているようですが、先ず、コンビニも無い秘境と言われる道志に暮らす目的が何かを考えることが先決だと思います。空き家があって自分に合っていれば良いのですが、たまたま見つけた空き家に固執することは考えなくても良いのでしょう。家を購入された方の多くは自分の住処として改築されています。

時間があれば慌てずに、道志に通って春夏秋冬をリサーチすることも大切だと思います。その季節ごとに良いところを発見して下さい。

今回はこんな暮らし方もあるとご紹介した一例です。お二人とも楽しそうだったのが一番でした。

 

Hiro