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思いつくままに…

2013年01月28日 | そう感じました…

空港に着くと、プライベートジェット機が待っていた

モハメッド王子と数人の警護人もいた

エミ王女に話し掛け、軽く抱擁してから

「健一、済まない! 迷惑を掛けて申し訳ない」

「気にするな、母親も卒業を捨てて行って来いと言って、ちよも付けてくれた」

との会話が交わされた


離陸許可が出て、滑走路に向かって機が動き出すと

「この先、どうなるのだろう…」との不安が感じながら、健一がふと窓の外を見ると
一人の男が格納庫の開いた扉に身を隠すようにしているのが見えた

何だろうと思いながら、機が曲がり出すままに見ていると

「ああ、あれは吉雄だ」と判別出来た

何故だろうとぼやっと考えながら、機の移動に身を任せていたが

ふと気になり、パーサーを呼んで

機長への緊急停止要請



モハメッドへの至急連絡

を大声で言った

「健一、どうした?」
と連絡が入ったモハメッドに

「格納庫ナンバー13の扉の蔭に、知った男がこちらを見ているのが気になる…」と言って
吉雄の事と、弁天池での思いがけない再会の話しを手短かにした


止めた機を精査していた結果を機長が報告して

「トイレの物入れの中で見つけた不審物が気になるので、一旦引き返す」との事になった


健一は「ヤクザの影」を感じた…


(続く)
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