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思いつくままに…

極西組(2)

2013年06月30日 | そのようです…

モハメッドが言うには

「吉雄が実家に帰った事が有ったね… 健一の村だよ」

「うん、エミと近くの弁天池までピクニックに行った時に偶然見かけたよ」

「情報部の調べによると、それは偶然ではなかったようなんだ」

「どう言う事?」

「どうもエミを追い掛けていたようなんだ」

「と言うことは隣国絡みだと言う事?」

「そうらしい… 吉雄は例の極西会から強制されてエミの行方を見張っていたようなんだ」

「それで、うちのちよにも高橋本家の動向を尋ねたんだ…」

「もう少し滞在を長引かせていたら、何かが起きたかも知れなかったと言う話しだ」


「う~ん、それにしても、使い捨てにされて可哀想なヤツだ…」

「そうなんだ、彼女との間には子供も居るらしい」

「そうか… その親子関係も哀れだな…」


「それもそうだけど、その池田吉雄だけではなく、その父親もどうも高橋本家に大きく害を為していたようなんだ…」

「ええっ! どう言う事?』

「実は…」


(続く)
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領有

2013年06月19日 | どう思いますか?

峠から国後島が望めるところに行った

近いのに驚いた

そこには今はロシア人が生活している

元島民は年に一度ビザ無し交流が有るらしい


一方、樺太時代の資料を展示するところに行った

小学校だけでも百を超える数が有ったようだ

その元生徒の二人が偶々来合わせていた

懐かしくて時々それらの資料写真を見に訪れるらしい

もちろん製紙工場を筆頭に大きな工場も少なからず在り、森林からのパルプ材を利用していたようだ


もちろんサハリン時代には元ロシア人が居た事だろう

今は元日本人に代わって現ロシア人が住んでいる


「領有」とは反面誇らしく、反面悲しい

替わる度に多くの命が失われる


北方四島は血を流さずに戻って欲しい

一度に戻らなくても良いではないか

一島一島を金で買っていっても良いではないか


と、思った…
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極西組

2013年06月11日 | そのようです…


「吉雄は集団就職で大阪に出て働き、二三年は地道に勤めていたようだが、飲み屋で知り合った女性にヤクザのヒモがいた事で、全てが狂ったようだ」

と、モハメッドは情報部から得た話しを聞かせた

「既に切れたと思っていたヒモが、仮出所で出て来て、その女性を探し当てたようだ」

「・・・・・・・・・」

「一旦は二人で逃げたのだが、捕まって、吉雄も死ぬ直前まで殴る蹴るの暴行を受け、止むなくその女性から離れたようだ」

「ところが、今回そのヒモから連絡が有り、頼みを聞いてくれたら、その女性から手を引いても良い」との申し出が有った

つまり「この前、格納庫の前で君たちの飛行機の離陸を見張っていたのが、その取り引きなんだ」

「・・・・・・・・・」

「実際に機内に爆弾を仕掛けたのは別人で、吉雄はそれを見張って、機が木っ端微塵に爆発するのを携帯電話で写真を撮って、それをそのヒモに写メする役目であったそうだ」

「それが、健一の機転で失敗に終わり、連絡先の露見を恐れたヒモの配下が吉雄をなきものにしようとした」

「つまり、吉雄にも見張りがついていた」

「そこに我々が行って、救急車で運んでもらったが、ダメだった、という事のようだ」と、モハメッドは一気に話した

そして、更に吉雄を取り巻く話しは続いた…

(続く)
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匿名

2013年06月04日 | そう思います

同窓会冊子と一緒に

「寄付者芳名」

が別冊で付いて来る


ものすごい数の人が寄付をしているのに感心する

匿名の人の数も少なくない


更に驚いたのは

8,000,000 円
匿名

と出ていた


自分だったら、いくら持っていたら、母校に800万円も匿名で寄付するだろう、と考えた

3,000万なら、800万引くと、残りは2,200万になってしまう


やはり、少なくとも、それ以上だろう

いや、それより一桁上だろう

いや、もっと上かも知れない


世の中は広い

そんな人がいても悪くはない

たくさんいても良いだろう…
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