後鳥羽上皇と後醍醐天皇が
配流された島々を巡って来た
二人の間には110年の時が流れているが
共に武家との戦いに敗れて
追放されて来た
後鳥羽上皇は配流の地で一生を終えたが
後醍醐天皇は一年余で脱出して
政権を奪取して中興の祖となった
後鳥羽上皇の行在所跡は広々と綺麗で
火葬塚も立派に改装されていたが
後醍醐天皇のそれは小山の上で
小さくて粗末だった
どちらにも皇室メンバーが訪れ
その記念碑が立っている
事件から八百年を経ている
当時を騒がせた村上一族も
その大きな総家外観は
静かだった
島には紫陽花が美しく咲いていた
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