削ぐ

二階屋一軒分の親の遺品を大きめのカートン数個にまで削いだ

掛かった年数が無駄だったと言われるが、ともあれ終わった

そしてその入れ物だった不動産も売った

その数個のカートンとロッキングチェアがこの狭い自室に送られて来た

自分の遺品（？）も未だ片付け中だと言うのに…

削いで削いで削ぎまくる

「最後にはカートン一個を押し入れに残していました」と言う話しを時々聞くが

そこまでは削げなくても、最大限処分して行こう…

競馬

催しを見に競馬場に行った

ついでに、初めて競馬を生で見た

興味を引いたので、第２レースに、係員に聞いて、これも初めて馬券を買った

12頭走る内のどれが一着かに賭けた

緋色の衣装が気に入ったので、５番に千円賭けた

一枚の馬券を握って、一人前に「行け行け」と心の中で叫びながら見た

残念ながら二着に終わった

それで良かった

当たっていたら、続けて何レースも賭けただろう

そして「馬で金儲けしたヤツは無いよ～」を歌いながら帰っただろう

それでも、この先、大金に窮する事が有って命が懸かっていたら、一か八かを競馬に賭けるのも一案か…

と閃いた

さすがに賢い！？