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思いつくままに…

最終打合

2014年01月31日 | そう願います

誕生パーティーを明日に控えて
健一たちは最後のブリーフィングを行った

パーティー自体は正午から16時まで
前半の2時間が午餐会で
後半の2時間がダンスパーティーだ

隣国まで30分間の飛行だが
前後の時間を入れると片道2時間の行程になる

従って、10時に出て、18時に帰る

全員の無事と優香との再会を願って散会した



部屋に戻って、健一は母に電話を掛けた

「優香を見つけるよりも皆さんの安全を第一に考えるように、優香はともあれ無事に暮らしているだろうから」

と強調された


(続く)
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警戒

2014年01月27日 | それだけの事です…

こんな都会の雑踏のベランダにも
鳥が来る

ビワの枝に蜜柑の半切れを突き刺しておくと
ヒヨドリやメジロが来る

多くは二羽で来て
一羽が囲いの上で見張り役

それでも食べる方はあっちこっちをキョロキョロしながら
合間についばむ忙しさ

こんなところで鳥を捕まえる人はいないだろうと思うが
受け継がれたDNAが警戒を怠らない

「もう少しゆっくり食べていいのだよ」
と言ってやりたいが、その術が無い

自分も、他人から見ると、しなくて良い警戒をしているのではないか…
と思って、微笑みが止まった
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記憶

2014年01月25日 | そう思います

バージョンが古いせいかも知れないが
処理が遅く時間が掛かり過ぎるパソコンを相手にしていると

つくづく人の能力との差を思う

たくさん入っているせいもあるがメール機能が頻繁に「インデックス更新中」となり「待ってくれ」状態になる

人は一々インデックスの更新などしなくても
後先の順番ぐらいは何とかなる

しかし、記憶はコンピューターには叶わない

人は忘れるが、コンピューターは忘れない

忘れなければ人は辛さに押しつぶされてしまう

忘れるから生きて行ける

ロボットに感情を持たせるように進めているが
彼等はどうなるのだろう

忘れる機能を是非付けてやって欲しい
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特別祈祷

2014年01月12日 | そう感じました…

特別祈祷「3,000、5,000、10,000、20,000円」だそうだ

本陣内で祈祷を受け、それぞれに応じたお札をもらって帰る

「20,000円は3,000円の七倍、5,000円の四倍の御利益が有る」とは書いていないが、そう言う理屈になるか…?


外を見ると、賽銭箱の前に数列になって見通せないほどの人が初詣に並んでいた

この人たちワンコイン祈祷者への御利益は…?
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サプライズ

2014年01月07日 | 思い出す事

一方、隣国の国王であるハメルは

「ミミにとっては拉致されて日本に連れて行かれる事の方がむしろ良いのかもしれない」

と思うようになった


兄妹の仲が良いのを考えると一時は悲しむかもしれないが、これからの長い一生を思うと、どんな形であれ一旦は母国に帰る事が必要であると考えるようになった

警備局長を兼ねる近衛師団長を呼んで、内々にこの旨を伝えた

つまり、そのような動きが察知されれば、阻止するのではなく、相手が気付かないように放置するように、いやむしろそれとなく助長するように…


当時、子供であったミミは記憶を喪失していた

それが功を奏したのか、ごく自然にこちらの生活に溶け込んでくれた

少し年上のアッシシとも、見た目ほどには違和感も無く、仲の良い兄妹として、王宮での生活に馴染んでくれた

その事が、ハメルには救いであった


現に今も、アッシシの誕生パーティーの準備に腐心している

何か良いサプライズは無いかと、お付きの者たちと相談している最中だ

前回の自分の誕生日には嬉しいサプライズを受けた

あれに勝るとも劣らないサプライズが無いものか…と


(続く)
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