二か月半

春は名のみが
今年は長過ぎる

それでも、そのせいか
花粉症の影響が少ない

花粉アレルギーになってから
春の音連れが楽しくなくなった

かと言って、暑い夏もイヤだ

秋も台風が来ると心配だ

まして、冬は寒い

良いのは、花粉が終わる頃から
猛暑になる前の二か月半

そして、猛暑が終わってから
寒くなる前の二か月半

合わせて五か月だ

その中でも、雨が降ったり、風が強かったりするので
差し引くと、結局、良い季節は三、四か月で
一年の三、四割に過ぎなくなる

一生も良いのは三、四割かも知れない

そうすると、良いところはもう取り済みかな？

後が寂しい…

参考

今回も無事帰宅出来た

旅に出るのは嫌いじゃないが、
出る時はいつも、これで戻って来れなかったら、
このままが、人の目に触れるのはイヤだなあ
と、一抹の不安を感じる

それでも、無事に帰れば、
やっぱり、行ってきて良かったなあ
の繰り返しである

そして、たとえ二三日の旅でも
多くの新しい事を知り、その後の日常の糧になる

良いこと、悪いこと、それぞれに学ぶ

その意味で、人と接する事、人を見ることは有意義だ

逆に、この私を見ても、しゃべる内容を聞いても
善悪共に、人の参考になっている事だろう

それで良い…

静かに…

いづれ「癌」で死ぬのだろう…

その宣告を受けるべきか、知らされぬ方が良いか、
との議論が有るが、

それとは別に、先日の記事には
「末期ガンだと宣告されたら、対抗措置をせずに自然死する事」
を選択する率は、医者の方が一般人よりも高い、とあった

考えさせられた

今の医学の限界を知っているからだろうとの内容だった

あれこれと医療に掛ける時間、労力、金を使うより
残された時間を
やり残した事、やりたい事に使った方が良い

との選択だそうだ

そうして静かに残された時間を送り
静かに自宅で死んでいく…

それなりの環境を整えておく必要が有ろうが
私もその方が良いかな…

と思うようになった

実際に「末期」だと宣告されたら

気が変わるかも知れないが…

「刀が無い！」

介錯を命じられたのに
「刀が無い！」「刀が無い！」
と探し回っている

「名家なのに、刀が無い訳がない！」と言って、焦っている

ふと目を覚ますと、夢だった

どうして、そんな夢を見たのか、分からない

時代劇も沢山視るので、その影響だろう

それにしても「夢」は何故見るのだろう

時には、突拍子もない「夢」も見る

入院中に、拘束されて、安定剤を打たれていた時には
「追いかけられて、テロリストに殺されそうになって、逃げ回っていて、
しかも、縛られていた両腕を必死に外そうとして」大声を挙げていたそうだ

もちろん、タマには、現実以上に楽しい夢も見る
嬉しい限りだ…

どんな人でも夢を見るのだろうか？

悟りを開いた人はどんな夢を見るのだろう…
人に言えないような夢は見ないのだろうか？

どんな「夢」を見るかによって
悟りを開いているかどうかを判断したら、どうだろう…

何かの電気コードを付ければ、パソコンに録音録画出来る時代が来るのだろうか…？

相性

今では携帯電話さえ有れば
コミュニケーションが難しい事は無い

その昔は、返事が来るか分からない不安半分で、手紙を送った

もっと遥かに遡って、戦の絶えなかった戦国時代を振り返ると
親方同士の意志の疎通は容易ではなかった

そんな中で隣国同士が、あるいは遠国同士が連盟をして戦った

お互いに面と向かって会う事も限られていた同士が
連合を組む事も珍しくは無かっただろう

そんな時には、家来同士が果たす役割も大きかった
それらの人の報告次第で一国の運命が決まる事も有った

お互いを信じるかどうかの問題だ…

通信が容易でない状況下での戦の流れは予断を許さない
刻一刻と変化する戦況下で、敵味方の大将がどう判断して行動するかに懸かっている

そんな時、重要なのは、相手の性格を知っておく事だろう
いちいち連絡が取れないのだから…
相性が合う事も大事な要素だっただろう

それだから、醍醐味が有ったとも言える

そうすると、コミュニケーションが取れ過ぎる今は
或る意味では、面白みが半減しているのかも知れない…