「人身事故の為、何々線運休」
との案内が近頃多いような気がする。
そのほとんどが飛込自殺との事…
思い込んで悩みあげた末の行動だと思うが、
他に選択肢が無かったのかと嘆く。
主婦を誘う殺し文句は
「奥さん、家庭の悩みが有るでしょう」だそうだ。
家庭の悩み、学校の悩み、仕事の悩み、男女間の悩み、等々、
いろいろ理由が有るだろうが、
死ぬことは無い…と思うが、
そのような理性が働かなくなった時点の行動だろう。
たとえ他人から見ると些細な事のように見える事も
当人には死を以てしても離れたい悩みなのだろう…
そんなに追いつめられる前に相談出来たり、
話すことで気が楽になれる友を持ちたいものだ。
半ズボンを298円で買った。
長ズボンも298円との事だった。
中国製の廉価品を売る店とは聞いていたが、
その安さに驚いた。
決して良い品物ではないが
使用上は問題無さそうだ。
死んだ両親の家の片付けに毎週行っているが、
「もったいない」と泣きながら捨てている。
新品がそのような値段では、
品質の差が有っても、
リサイクル品が売れない訳だ。
中国では600万円は平均年収の15倍との事、
世界の工場と言われる所以だ。
かって、１ドルは360円だったが、
今は77円。 4.5倍に成った。
実力ではなく、政治力の無さ、との見方も有るが、
ともあれ、その差は大きい。
良し悪しは別にして…
携帯電話が有ると
待ち合わせに便利だ。
遅れても、場所が判らなくても
どこからでも
電話をすれば済む。
その昔は
待ち合わせには気を使って
細かく打ち合わせておいた。
もし都合が悪くなったら…とか、
何分遅れたら、どうするとかも含めて。
もっと昔は、固定電話も各家には無かったので、
電報が配達されたり、
あるいは、何の前触れも無く、訪問して来た。
今でも想像出来るが、
突然、我が子が、我が夫が復員して
戦争から帰って来た時の家族の喜びは
如何ばかりであっただろう…
前触れの無い「突然」は
今では少ない…
良いことか、悪いことか…？
一度会っただけで、
二三度話しただけで、
心が通い合う人がいたか
と問われれば、
あの人とこの人と
数え上げる自信が無い。
逆に、相手が数える中に
自分が入るか
と問われれば、
はい、と答える自信も無い。
物心がついてから半世紀を生きて、
多くの人に会ったのに…
寂しく、悲しい事だ。
「えっぇー、今こんな成ったの！」
テレビ、映画とかの映像や
雑誌に載っている写真を見て、
よく出る言葉だ…
まして、昔のものと比較されていると
なお可哀相だ。
原節子のように、一切人目に出なければ
過去の美しさを失わずに済む…
が、普通の場合は、
引き続き出て、稼ぐ必要も有るだろうから
難しい…
子供の頃に父を失った有名人が言っていた
「若くして逝った写真を見ると、
今の自分の方が年上なので不思議な気がする」と。
他人事ではなく、自分自身の写真を振り返っても
歴然と違うのに驚く。
「じょうずに年を取って来ている」と
言われるように、努力しよう…！
