大病院に行くと、待たされる
廊下で待たされると、ぼさっと見るともなく目の前の廊下を通る人を見ている
外来患者は勿論だが、病院スタッフの服装も色々だ
医者の白色上っ張りのスタイルは自由のようだが
それ以外のスタッフは定められたユニフォームを着ている
近頃、近所の開業医のところに行くと
看護師でない人も皆ナースの制服を着ているようだが…
大病院では多くの職種を制服で区別している
看護師、准看護師、看護助手、医療事務員、臨床検査技師、薬剤師、一般事務員、会計員、病理組織検査員、院内運搬員、入院患者介護員、清掃雑務員、食堂関係従業員、店舗販売員、ボランティア院内案内人、等々…
職種によっては外部会社が請け負っているが、それも含めて、そのユニフォームは色々だ
それぞれの職業に思いを巡らしながら、通路を歩く人の制服を見ていると、小一時間待たされても長くは感じない、その為に各種の制服を着せている訳ではないだろうが…
ともあれ、その人の仕事の識別には便利だが、個性は隠される
それにしても、医者にはお仕着せの制服はないようだ、何故だろう? 見習い中、院外からのヘルプ医者、各科部長、院長、等の識別が有っても良いように思うが…
しかも、近頃、聴診器は医者以外も身に付けているし、胸に付いている名札も色別も遠くからは読み取れないので、この人が医者なのかどうかさえ外部の人には判別できない
最もそんな事も想像していると、長い待合時間も短く感じる
だから、それで良いのかも…