俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

得する快適省エネ生活

2008-04-22 15:47:18 | Weblog
 省エネと言えば不便な生活を我慢するというイメージがある。そんな生活は耐える苦しみが募って長続きしない。もっと快適で合理的でしかも経済的な省エネを目指すべきだ。
 ハイブリッドカーは燃費効率が良い。液晶テレビはブラウン管テレビより消費電力が少ない。蛍光灯は白熱電球より低コストだ。こんな観点から見直せば省エネと快適生活は両立できる。
 最新のエアコンは以前のものと比べて冷暖房力が強い。以前なら1時間留守にする場合ならエアコンを点けっ放しにしていただろう。留守の間に室温が外気温に近づいてしまい、エアコンが効いて快適室温になるまでに時間が掛かっていたからだ。最新のエアコンならすぐに快適室温になるので使わない時は切れば良い。無駄に点けておく必要が無い分エネルギーを節約できる。
 良いことをするために禁欲的になる必要は全く無い。知恵を使えば省エネと快適生活は両立できる。変な禁欲主義は捨てて合理性を追求すれば良い。
 どういう訳か日本人は禁欲的でなければ良いことはできないと考え勝ちだ。辛い勉強をして、一所懸命働いて、裏切りに耐えてこそ立派な人間になれるとされている。こんなのは嘘っぱちだ。楽しく学んで、労働と私生活のバランスを保って、良い仲間と楽しく過ごしていても良いことはできる。プロスポーツの選手でなければ体を鍛えるために食事制限をして猛練習に耐えるよりは、美味しいものを食べてスポーツを楽しんだほうが健康に良い。
 苦しんで、良いことをするというカント的なリゴリズムから脱却して楽しく快適に良いことをすべきだ。楽しみが良いことに繋がるなら楽しみそのものも一層楽しくなるだろう。

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