こんにちは「中川ひろじ」です。

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20200903 脱原発学習会

2020-09-03 20:30:22 | 脱原発・危機管理

柏崎刈羽原発再稼働について新潟県技術委員会での田中三彦氏の問題提起。

 

シビアアクシデント進行時は、1号機RPV(圧力容器)主フランジのシール機能は維持されていてか?

炉心温度が3000℃近くになっている可能性がある。高温度環境下では、ボルト内部で生じる高温クリープ変形による「ストレスリラクゼーション(応力緩和)」により、かなり短時間のうちにゼロまで低下する可能性がある。そしてこうした加重減少過程のいずれかの時点から、もはやRPV主フランジのシール機能は維持されなくなり、主フランジシート面から水素を含むきわめて高い温度の高圧ガスが大量に噴出する可能性がある。

 シビアアクシデント下でRPV主フランジのシール機能が維持されるかどうか。この問題は福島1号機特有の問題ではない。柏崎刈羽6,7号機のような改良型の含め、今後再稼働が予想されるすべての沸騰水炉型に共有する潜在的危険因子として、植込みボルトの材質を変更する、RPV主フランジからの高温ガスの噴出にそなえて格納容器トップフランジを内側から保護する、などなんらかの対策が考えられるべき問題である。

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