こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

20231004危機管理建設委員会 危機管理部審査

2023-10-05 08:35:14 | 長野県議会

危機管理建設委員会会議録

(10月4日 危機管理部関係)

1,新型コロナの総括について

○   中川委員 最初に新型コロナの関係ですが、今度機構改革も含めて部署が変わるのですけれども、いわゆる危機管理上のリスクというのが少なくなったということが一番の原因だと理解をしています。

     したがって、この間のコロナに3年以上対応してきた経験を、次の新型感染症への対応へどう生かしていくのかというのは、引き続き危機管理上の問題として課題はあるのかなと思うので、そんな点について、ぜひ総括を含めて、次のために生かすという対応をしておく必要があると思いますが、いかがですか。

○  髙野新型コロナウイルス感染症対策室長 新型コロナの3年間に及んだ対応の振り返り、それからそれをどう生かしていくかというお尋ねでございます。

     国のほうでは、新型インフルエンザの行動計画の見直しに着手したところでございます。県におきましても、これから説明会等実施されるというふうに聞いておりますが、それを受けた形で、新たな行動計画を改定に向け作業を進めていくという予定でおります。

     それに当たりまして、委員御指摘のこの3年間の振り返りというものを実施してまいりたいと考えております。

2,火山防災について

○  中川委員 ありがとうございました。続いて火山防災について、私からも質問をいたします。

     報道によると、火山防災の専門家を新たに配置するという話がありますけれども、そのことについて御説明をお願いします。

○  渡邉危機管理防災課長 火山防災人材についてのお問合せでございます。

     火山防災につきましては、なかなか火山につきましては、我々もそうですけれども、日本全国の中で知見がなかなか乏しいということがございます。実際背景を申し上げますと、我々は行政職員スタッフでやっておりますが、日本全国で火山研究、火山観測に携わっている方は、これは国の資料でございますけれども、令和2年度時点で大学等で五十数名、国関係機関でも六十何名しかいないと。日本国全体で人材が少ないというのがございます。

     我々長野県としますと、今回御嶽噴火災害もございましたが、浅間山、焼岳、乗鞍、活火山が非常に多うございます。そうした中で、確かに火山災害というのは風水害よりもさらに長いスパンで見なければいけない災害ということもあって、なかなか自分事にできないということと、先ほど申し上げましたように、なかなか知見が、我々がずっとやっていても得られないということがございます。

     そうした中で行きますと、国全体でまず人を育てていただくという全体はありますけれども、そういった人材をこの長野県においても何とか活用できないかということで、過日知事等も会見等で申し上げたところです。今現在は、そういった人材にどのような形で県のほうに関わっていただけるのが一番我々にとって、またお越しいただく方にとってもよいのかという観点で、検討を進めているところでございます。

○  中川委員 あわせて、やはり気象庁との連携というのがこの御嶽の課題だったと思います。以降、気象庁との連携をどのように強化されているか教えてください。

○  渡邉危機管理防災課長 御嶽に関する気象庁との関係でございます。

     気象庁につきましては、あの災害の後、気象庁もそうですけれども、各観測機関、大学も含めて、大分観測地点が御嶽山については充実してきております。また、あの災害以後、御嶽山に対する観測体制も気象庁でも強化をされておりまして、実はこの7月の慰霊登山と調査に入った際も、気象庁の本省にも十分バックアップをいただきながらやっていきました。そういった日々のお付き合いもそうですし、またそういった情報、何しろ噴火災害について速やかに情報をいただいてそれを伝えるということが何よりも大事だと思っています。

     そうした観点から行きますと、やまテラス、麓のところにもそういったものを気象庁の発令が出た瞬間に表示できるような体制を取っておりますし、そういった形で、よりよい改善がないかということで、長野気象台もそうですし、気象庁のほうでも常に連携を取りながら進めているところでございます。

○  中川委員 もう一つ、岐阜県側でもシェルターを造ったという記事が中日新聞に出ていましたけれども、御嶽山でいうと、岐阜県側との連携・連絡、そして浅間山については群馬県などと連携・連絡ということが必要だと思いますが、現在どのようになっていますか。

○  渡邉危機管理防災課長 他県との火山の連携についてでございます。

     どうしても火山は県境をまたぎますので、火山協議会というものを設置しております。御嶽山でいきますと岐阜県のほうと、木曽の地域振興局が協議会の事務局になりますけれども、そこが事務局となって協議会というものを開催しておりまして、こう言っては何ですけれども、今年はいろいろと行事もあったり観測もありましたので、都度打合せはしております。こちらから行ったりしてやっております。

     また、浅間山のほうでも群馬県と、県だけではなくてそれぞれ国の関係機関等も入りながらやっているのですけれども、あちらのほうの広域の避難計画等含めて、連携を密にして実施しているところでございます。

3,避難場所について

○  中川委員 ちょっと課題を変えますけれども、実は建設部の中でも指摘をさせてもらったんですが、建設部所管の流域治水の中で、避難場所となっている学校校庭が雨水貯留施設となっていることが見つかりました。このことについて危機管理部は承知しているでしょうか。

○  渡邉危機管理防災課長 学校の校庭等が雨水貯留施設となっていることを知っているかというお問合せです。

たしか建設委員会のほうで、長野市の事例だったと思いますが、県内の市町村でそういったグラウンドが貯留施設になっているところの校舎を避難施設に指定しているところがあるというのは承知をしております。

○  中川委員 浸水区域に避難場所があるところもまだ残っていますし、台風18号災害のときに、坂城町で避難場所が浸水区域になっているので、そこの地域の住民の皆さんが8月に避難訓練をしていたので、坂城高校に避難場所を移したということがありました。

     そういう観点から、浸水区域にある避難場所の見直し、今言ったような雨水貯留施設になっている場所の避難場所の見直しということを、ぜひ建設部などとも連携して、見直しを進めたほうがいいと思いますので、各市町村とぜひ連携を取ってほしいと、これは要望しておきます。

4、広域受援計画について

     もう一つだけすみません。長野県広域受援計画がつくられていますけれども、令和4年度末で77市町村のうち74が策定済みとなっていますが、残りの状況はどうなっているでしょうか。

○  渡邉危機管理防災課長 77のうちの残りはどういう状況かということです。ちょっとだけお時間をいただければと思います。すみません。

5,信州防災アプリについて

○  中川委員 では、後ほどよろしくお願いします。

     これは要望です。信州防災アプリ、私も入れてやっているのですが、日々入ってくる情報はNTTだとかそういったところからの情報がピコピコ入ってくるぐらいなので、防災アプリの使い方みたいなところがまだまだ周知されていないので、ぜひそんな点も周知をしてほしいということと、一つだけ質問しますが、信州防災アプリの登録状況はどのぐらいですか。

○  渡邉危機管理防災課長 登録状況でございます。少し古いものになりますけれども、昨年度末の時点で2万5,000……、すみません、最新のものが参りました。8月31日時点で3万267ダウンロードになります。

○  中川委員 ありがとうございます。以上です。

○  渡邉危機管理防災課長 先ほどは失礼しました。市町村の受援計画の関係でございますけれども、現在74で残りの三つはいかがかという話でございます。

現在、朝日村、坂城町、立科町、こちらのほうが未策定という状況になっております。私どもとすれば、災害はいつ起こるか分からないということがございますので、実際市町村を回らせていただくキャラバン隊というものもございます。そういった形で、市町村もお忙しいのでなかなか手が回らないと思うのですけれども、我々とするとプッシュ型ででも、そういったものを策定するように働きかけてまいりたいと考えております。

○  中川委員 分かりました。


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