長田家の明石便り

皆様、お元気ですか。私たちは、明石市(大久保町大窪)で、神様の守りを頂きながら元気にしております。

信仰への招き  5.アブラハム、イサク、ヤコブの神

2019-07-15 15:35:31 | 信仰への招き
「罪」という大きな問題を抱えた人類に対して、神様は救済のご計画を立てておられました。そのご計画の中で重要な役割を持つようになった人物が、アブラハムです。旧約聖書の最初の書、創世記には、アブラハムとその息子イサク、更にその息子のヤコブの生涯が記されています。
 
神様は彼らとの個人的な関わりを大切にされました。同時に、彼らに対して契約を結ばれ、彼らの子孫を大いなる国民とすること、彼らに約束の地を与えることを約束されました。この約束に従って、ヤコブの子孫はイスラエル民族として知られるようになります。そして、後にイスラエルの民に対して、神様をご自分のことを「アブラハム、イサク、ヤコブの神」と自己紹介されます。(出エジプト3:6)
 
どうしてアブラハムだったのか・・・それは神様の選びだったという他ないのかもしれません。しかし、アブラハムの生涯を見ると、神様に対する信仰と従順の生涯であったことが分かります。神様は信仰の人アブラハムの生涯を祝福し、彼の子孫を通して全世界に祝福を広げる契約を結ばれました(創世記12:2、3)。彼の生涯の中で、何度も彼の信仰と従順を確認され、その度に、その契約を更新していかれました(創世記15:6、17:1-8、22:15-18)。
 
神様は、信仰の人を通して全世界を祝福に導こうとしておられました。また、そのご計画の中で、最も大切なポイントは、「信仰の民」を生み出すことでした。イスラエルの民は、そのような期待と使命をもって生み出され、導かれた民であったということができます。
 
「信仰」、それは神様の救済のご計画の中で大切な役割を果たします。そもそも、アダムとエバが罪を犯したとき、禁じられた木の実を食べる前に、彼らの中に起こっていたのは、神様のみ言葉への不信仰でした。そこから、人間の罪が始まっていきました。ですから、人類救済の道筋も、信仰の回復を抜きに進むことはできません。
 
「信仰」は神様の愛と真実を真正面から受け止め、神への信頼に基づいて生きることです。神様に愛されている存在であることをしっかりと受け止めること…それは、神を愛し、人を愛するという人間本来の生き方を回復していくための土台となります。神様のもとで人間が幸せに生きていくための鍵が「信仰」にあります。
 
そんなことを考えるとき、神様がご自身の人類救済のご計画の中で鍵となる人物としてアブラハムを選ばれたのも、アブラハムの信仰に根拠があったと考えたとしても、あながち的外れとは言えないでしょう。以下の創世記の言葉は、後に使徒パウロが何度か引用したものです。
 
「アブラムは主を信じた。主はこれを彼の義と認められた。」(創世記15:6。ローマ4:3、9、ガラテヤ3:6参照)
 
但し、神様の大きなご期待の中で生まれたイスラエルの民ですが、実際には、彼らの歴史は、そのご期待を裏切るものとなっていきました。実はそういった中からメシアへの待望も生れていきます。しかし、それらのすべてのことさえも、アブラハムとの契約の枠組みの中で進められていくのを見ると、神様が一人の人に対して結ばれた契約にいかに真実であられるかを思うことができます。
 
聖書を読むとき、不真実な人間のあり方の中に、神様の真実が貫かれていく様を見ることができます。目には見えませんが、変わらない愛をもって私たちを導いてくださる神様。あなたも、このお方への信仰をもって、歩んでいかれませんか。
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