根拠が怪しい、ローソン過去最高益。についたコメント です。勝手にアップさせていただきました。
---------
こんにちは。今年去年の第二四半期決算の補足資料からちょっと計算してみました。
M&Aした、成城石井、ユナイテッドシネマ、
トンネル中抜き会社のSCIに救われた見せかけの最高益ですね。ローソン本体は2ケタ以上の前年割れ。これが自然な数字だと思います。やはり親会社への上納金(配当)維持のためには株価下落は何としても避けなければならないのでしょうね。
ローソン 第2四半期決算
(百万円) 2016年2月期 2015年2月期 前年比
連結営業利益 42,044 40,019 105.1%
ローソンマート 111 -981 -11.3%
上海 -753 -452 166.6%
重慶 -454 -383 118.5%
大連 -164 -115 142.6%
タイ -179 -263 68.1%
インドネシア 478 0.0%
成城石井 2,967
HMV 1,700 1,532 111.0%
ユナイテッドシネマ 806
ATM 3,298 3,181 103.7%
ベストプラクティス 50 90 55.6%
SCI 1,760 52 3384.6%
ローソン沖縄 712 626 113.7%
ローソン南九州 -71 -79 89.9%
ローソン高知 229
スマートキッチン -319 0.0%
関係会社計 10,012 3,367 297.4%
ローソン本体 32,032 36,652 87.4%
---------
[東京 8日 ロイター] - ローソン<2651.T>がさえない。7日発表の2015年3—8月期業績は、営業利益が前年同期比5.1%増の420億円。これまでの会社計画は7.5%減益だったが、一転して増益で着地した。健康志向の商品などが堅調だったという。
同社は売上高に相当する2016年2月期通期の連結営業総収入予想を上方修正したものの、営業利益予想は前年比0.7%増の710億円で据え置いた。トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト17人の営業利益予測の平均値は728億円。期待を下回る会社計画を嫌気した売りが出ている。
---------
過去最高益とは、いえど、専門家がみれば、内容が、悪すぎるのだろう。成城石井の売り上げ高の加算だけで、売り上げ利益をあげているだけで、最終損益は、悪化している。上半期の純利益は、9.5%の前年比マイナス。この傾向は、続くと思います。また、赤字の中国出店加速、社長の肩書から、健康ステーション推進委員長の肩書が、なくなったりと、意味不明のことが続く。困ったことだ。
劣化版ものまねだな
商品力の強化とはいったい…
加盟店は、もはやこの会社の成長エンジンとは成りえず、本業で稼ぐ力は削がれている。
そこで、日々集まる日銭で銀行業に進出と、素人丸出しの経営戦略。
加盟店の収益構造改革など本業でまだまだやるべきことが山積しているにも関わらず、それをすべて放置したままというか、やるべきことが何かを理解していないために起こった頓珍漢な新規事業だと思います。
前社長に始まった長年の加盟店イジメだけに終始した本業の業務のツケがどんどん表に出てきているということだ。
全体のビジネスの大半を構成している各加盟店の実態は、毎年ダウンしている売上、毎年ダウンしている店利益であって、本部だけが順調に最高益を更新できるはずがないのだ。
本部は加盟店と違い、コンビニ事業の本家本元以外からのあらゆる手段を駆使して、見せかけの決算を整えることはできる。もちろん、何年も同じ手を使って常時決算好調と見せかけることは不可能だが、一度は使える手である。今回の決算は、ただそれだけのことということだ。ローソン本体だけの数字を算出した結果が雄弁にそれを物語っている。
業界随一の”海外派”とされた前社長の残した海外ビジネスは、ことごとく大赤字で、今や完全なるお荷物だ。さすが、前社長は海外がお得意のようだ。しっかり、負の遺産を残してケツをまくった。
来年の決算までには、海外から全撤退が発表される可能性は高いのではないか。決算を見かけだけ整えるに使えるネタは、もう他にはなさそうだ。
本業をないがしろにし、本業の屋台骨の加盟店をここまで犠牲にしてきた結果が出ている。チャージの大幅減額でもしない限り、加盟店は人手不足対策に対してのコストを捻出する余力もないのが現状。
もう誰も明るい先行きを見通すことは出来ない。本部は本業を捨てて他で稼ぐことを選択した。加盟店は加盟店業で食えなくなる日が迫っている。現契約を更新などしたら、確実に地獄を見そうだ。