学校が休みだったり、早く終わる時、子供たちが、
ピップの散歩に行ってくれる時があります。
まあ、ほとんどが、いやいやなんですけど。
息子がつれて出てくれた日、
出かけて、だいぶしてから、
「ワンッ」
という声が。
声を聞いて、裏庭のガラス戸をあけても、姿が見えず。
あれ??
「今、ピップ君の声が聞こえなかった??」
しばらくすると、また、
「ワンッ」
「今、聞こえたよねえ」
今度は、皆で探すと、なんと
表の車通から出入りする家の裏口で、
ピップ君、尻尾ふりふり待っています。
ドアを開けると、待ってましたとばかり家に入ってきました。
が、彼を連れて行ったはずのお兄ちゃんがいません。
ご察しのとおり、ピップ君、お兄ちゃんを置いて
一人で、散歩から、帰ってきてしまったのでした。
表から戻ってきたということは、車がたくさん走る
表の道を少なくとも、フィールドの出口から、
50メートル以上歩いて、ちゃんと家に戻って
裏口で待っていたということになります。
しばらくしてから、お兄ちゃんが、フィールド側の庭から戻ってきて、大騒ぎ。
「二つ先のフィールドを歩いていたら、ピップ君が行方不明なった
どこを探しても、見つからない、どうしよう」
と、困惑顔。
「もう、一人で帰ってきたよ~!」
と、大笑いしたのでした。
しかし、よくも無事に戻ってきたものです。
もし、道の反対に、ほかの犬でも散歩していたら!と思うと
ぞっとしたわが家族でありました。
おいてこられた、おにいちゃん、
しばらくはオカンムリでありました。