London徒然草

「ばく」のロンドン日記

七夕は..

2006-07-07 | ロンドン暮らし
先日、仕事の帰りに買った、夕刊紙。
一目見て、小さく「あっ」と叫んでしまいました。



昨年10月に、義兄の友人で,一緒に食事をした、デイビッドと、そのファミリーです。 
デイビッドは,あのロンドンテロで地下鉄車内の犯人のすぐそばにいて、なんとか命は助かったものの、片足を失いました。



記事によると、あれから一年の、この数日に渡って,もともと手がけていた劇団のダイレクターとして、演劇の公演を開くとか。
もちろん本職は俳優ではありません。これはあくまで,趣味の活動です。
自らも役者としても出演。

すごいなあ。

昨年10月に一緒に食事をした時,あの,考えられない事故から3ヶ月しかたっていなかったのに、この笑顔だったんですよ。


ますます,活躍していて,本当に良かったなと、心から思いました。
そして、今年,新しい家族も増える予定です。

昨年の今日、オットも爆発があるほんの少し前に,キングスクロス駅を通過していて、難を逃れたし、そういう私と娘も、当日、パスポートオフィスに向かう為に地下鉄に乗っていたし。

日本では,今日は七夕。
私の中では、ロマンチックな今日のこの日。
この国では、テロとの戦いの記念日になってしまいました。

家族の健康と、世界の平和を祈る短冊を、こころの中で、庭の鉢植えの笹の木に吊るしました。