London徒然草

「ばく」のロンドン日記

七夕は..

2006-07-07 | ロンドン暮らし
先日、仕事の帰りに買った、夕刊紙。
一目見て、小さく「あっ」と叫んでしまいました。



昨年10月に、義兄の友人で,一緒に食事をした、デイビッドと、そのファミリーです。 
デイビッドは,あのロンドンテロで地下鉄車内の犯人のすぐそばにいて、なんとか命は助かったものの、片足を失いました。



記事によると、あれから一年の、この数日に渡って,もともと手がけていた劇団のダイレクターとして、演劇の公演を開くとか。
もちろん本職は俳優ではありません。これはあくまで,趣味の活動です。
自らも役者としても出演。

すごいなあ。

昨年10月に一緒に食事をした時,あの,考えられない事故から3ヶ月しかたっていなかったのに、この笑顔だったんですよ。


ますます,活躍していて,本当に良かったなと、心から思いました。
そして、今年,新しい家族も増える予定です。

昨年の今日、オットも爆発があるほんの少し前に,キングスクロス駅を通過していて、難を逃れたし、そういう私と娘も、当日、パスポートオフィスに向かう為に地下鉄に乗っていたし。

日本では,今日は七夕。
私の中では、ロマンチックな今日のこの日。
この国では、テロとの戦いの記念日になってしまいました。

家族の健康と、世界の平和を祈る短冊を、こころの中で、庭の鉢植えの笹の木に吊るしました。


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32 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんな強い人になってみたいです (パイナップル)
2006-07-07 06:33:35
新着から来ました。地下鉄にいらっしゃったんですね!!n208hhさんも含め、本当に辛い事があったというのにこんなにあったかい感じで、すごく強い人だなぁと感動いたしました。ここ日本も、嫌なニュースばかりですが自分も今日、ベランダで平和の短冊を飾ろうと思います。
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そんな事が・・・ (K子)
2006-07-07 08:52:13
読んでいて、じんわり涙ぐんでしまいました。テロによって なんで? 怒りと口惜しさ・・でも どう考えても・どう思っても、生活していかねばなりません。今の現実の自分に向き合っていかねばなりません。悲嘆にくれてるより、努力する人に、人は自然と手を差し伸べてくれます。この方もそうですね。実は、私の息子も片足(左膝下)を病気で、25歳の時に失いました。だから、他人事じゃなかったのです。今は、義足で、普通と変わらず、会社に行っています。親として、息子には感謝しています。入院中もリハビリ中もいつも明るく、家族全体に笑いが消えなかった事に。 テロは、断じて、許せません。テロ行為で、自由なんて、勝ち取れない。
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うん (ちょろひこ)
2006-07-07 09:11:28
そうか、テロ事件が七夕だったんですね。

恐ろしい事件に遭ってしまった経験は、出来れば思い出したくないだろうけど、あえて自分の経験をアピールすることが世界の平和意識を高めることになるということでしょうか。勇敢な彼の笑顔が素敵ですね!

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真の強さ (erima)
2006-07-07 10:03:53
あれから一年ですか...。

相変わらず世界は、真の強さを知らず、争いに満ちていますが...。



デイビッドさんの笑顔ほど、強く、優しいものは他になく、私たちに勇気とは何か、真の強さとは何かを教えてくれます。

テロで世界は変わらないけど、一人の笑顔は世界を変える。

空は繋がっているから、みんなで祈れば、いつか織姫様と彦星様も、願いを聞き届けてくれるかもしれませんね。
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一年前 (tenchan)
2006-07-07 14:07:04
あの日、友達と街のコーヒーショップでお茶してました。

彼女のご主人から携帯に電話がかかってきて

テロが起きたことを知ったのです。



当日出張中だった主人からも、

安否確認の電話が来ました。



テロもミサイルも幼児虐待も、

みんなこの世から消えてほしい。

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恥ずかしながら (kay)
2006-07-07 20:38:48
ロンドンの地下鉄爆弾テロの日だったとは・・。 二度とテロが起こらない世界平和を祈りたいでよね。 みなさん何よりも明るい笑顔を取り戻せて嬉しいです。

私もアメリカのテロを体験してるだけにあの恐怖と悲しみは、側で体験された ばくさんのお気持ちも察します。



我が家もダンナが短冊にしっかりと書き込み笹に吊るしました。それとワンちゃん達の分も(笑)



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争いのない世の中になりますように☆ (なお)
2006-07-07 21:29:39
平凡で幸せな生活を送っていた人を突然襲うテロ。絶対に許せません。

でも肉体的に、精神的に傷を負った人たちが前を向いて歩き出す姿は嬉しいです。他の人に言えないトラウマは絶対に心の中から消えないとは思うのですが…。

何の罪もない人たちが、これ以上犠牲になりませんように。
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テロとの戦いの意味 (ponchi37)
2006-07-07 23:06:38
9.11もロンドンのテロも許せないけど、それを言い訳に戦争を起こすようなコトも許せない。確かに武装勢力を制圧しているつもりなのだろうけど、一般市民の犠牲は数知れない。

テロでの被害者も戦争被害者も結局のところ一般市民が多くなってしまう…こんな悲しいことはないよね。



真の強さは武力制圧することじゃない、ディビッドさんのように今を生きるコトを諦めないことだよね、きっと。



私も心の中で世界平和を祈る短冊を飾るワ。
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平和 (May)
2006-07-08 00:12:12
地雷廃絶活動家のクリスムーンさん、彼もまた地雷除去作業中に地雷を踏んで右足のひざ下と右腕のひじから先を失った人です。数年前、地雷廃絶と被害者支援の会の代表をしていたのが同時通訳の先生、活動に手を貸すために彼が来熊した時に少しばかりお手伝いをさせていただきました。彼はハンディを負った体で、阿蘇の100キロマラソンに参加、雨の中完走しました。「物事は、人々が立ち上がり行動すれば変化し、よい方向に進む。生きるということはベストを尽くし困難に立ち向かう事」と自ら頑張った姿とメッセージを残してくれました。

暗い恐ろしい出来事の中で、前向きに立ち向かって生きている人もたくさんいる事に明るい未来を夢みたいですね。



デイビットさんの笑顔、きっと揺るぎの無い家族の愛情が支えているのでしょうね。



私も世界平和を祈ります。
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あれから (lika-leo)
2006-07-08 04:24:17
一年が経ったのですね。

テロで貴い命を失った方やそのご家族

怪我をして辛い思いをした方やそのご家族

どんな思いでこの一年を過ごしたのでしょう。

私などには計り知れない深い悲しみがあったことと思います。



そうあれは10月の記事でしたね。

未だに、世界の中には卑劣な行為をする人達がいます。

とても残念でなりません。

沢山の民族や国 お互いに尊重し合える時は

こないのでしょうか?

完全に理解するのは無理としても

卑劣なテロやそれに対しての武力での報復

そんなこと止めてほしい。

自分達と考えが違うだけで、何の関係もない人々が犠牲になる世の中はおかし過ぎます。



人間はいつまで愚かなことを繰り返すのでしょうか。



何の為に、人間が言葉を使えるのかしら!?

それを良い方向に活かして欲しい。



ヨーロッパは、まだ7日。

私もお祈りします。世界平和。



☆、お義兄様 ご立派な方です。ご家族の方も!

ここに来るまでいろんな思いがあったことでしょう。

皆さんの未来が輝かしいものになることを

重ねてお祈りいたします。
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