London徒然草

「ばく」のロンドン日記

西洋式バスと天ぷら

2005-08-26 | ロンドン暮らし
夕べ,久しぶりに温泉のもとを入れたお湯をためてお風呂に入りました。

こちらではお湯はわかすと、タンクにためて使うシステムがほとんどです。ご想像の通り,そのタンクにたまったお湯が終われば,もうすぐにお湯は出てきません。
きっとこれって,日本では想像がつかないと思うのです。お風呂に入っている間にお湯が出なくなって,お水が出てくる。
頭がシャンプーの泡だらけでもです。

5人家族の我が家では、このお湯の配分がとても大事で,シャワーなら,二人半まで,お風呂だと先着1名様
昨日ははれて,私がお湯をためてお風呂に入れる番でした。

快調にお湯をためて,温泉の元を入れて,でもここで,いつも恐怖がよぎります。ひょっとして,今晩、ディッシュウオッシャーまわしてなかったよね~? とか。このままお湯がたりるかしら???
もうこのくらいにしておこう。と,あの,棺桶式のバスタブに、だいたい体が隠れるくらい入ったら自己規制。このまま頭を洗うお湯がなくなったら,寂しい。

結果,私はバスタブの床にぴたりと張り付き、やっと体が隠れるくらいのお湯に,つかって,足も手もまっすぐ伸ばして,じーっと。たまに、お風呂のなかでうつぶせになったりして。

湯水の様に,というほど、豊富な水の日本のお風呂が本当にうらやましい!そして,お風呂場を作り直したとき,シャワー派の夫と娘の意向で,大きなバスタブにしてしまったのが,間違いだった!!= 水かさを上げるには大量のお湯が必要。
もう,いまさら後悔しても遅いんですが.....。

さて,今日のお昼。長女の義務教育修了試験、(GCSEと言います)の成績が発表になって,そのお祝いに、子供たちは天ぷら蕎麦をご所望でした。そこでかき揚げを揚げていて,私はふとにんまり。

油の使用量を最低にしたい私は、フライパンにそこから,1センチ弱の油しかひかないので、かき揚げも表面,裏面と順に揚げて行くのです。その天ぷらを見ながら,これって,私のお風呂と同じだ~と、一人ほくそ笑んでしまったのでした。

やれやれ。私はあまり天ぷら風呂は好きじゃーないんだけどなあ。

今日は私の膝枕で幸せに眠っているピップ君の写真をどうぞ~。