週刊誌の思い出

2024-05-16 19:08:48 | 日記

自宅から徒歩3~4分の場所に小型の市立図書館があり、時々散歩兼ねて出かけます。

市町村合併で市立になりましたが元々は町立ですから蔵書数も多い方ではありません。

雑誌もいろいろと置いてありますが、総合月刊誌は「文芸春秋」「中央公論」「世界」の3誌、

一般週刊誌は「週刊新潮」「文春」「サンデー毎日」の3誌です。

偶々、サンデー毎日を手にとりパラパラとほんの2~3分目を通しました。

(最近の週刊誌ってどんな内容だろう?)

現役時代の30代、40代の頃は通勤用にときどき週刊誌を読んでいましたが50代以上からは

週刊誌には全くの無縁です。

関心度もゼロです。

今から8年前、平成28年に週間新潮の創刊号復刻版が発行され、それを当時入手しています。

読む目的よりも時代の証人として残しておこう、と思ってのことです。

週間新潮の創刊から68年、創刊当時は定価30円、大卒初任給1万2千円ほどの時代です。

その後、週刊公論が中央公論社から定価20円で創刊されましたが、数年後に廃刊となりました。

週刊新潮掲示板に面白い記事が投稿されています。

谷崎潤一郎 

訪問客にわずらわされるのが困る。前もって連絡した上で来るならいいだが、突然来られるのは予定が狂い

いちばん迷惑する。

三島由紀夫

文壇ボデイビル協会設立したし。会員を募る。キャシャな小説家に限る。会長を川端康成氏にお願いしたい。

湯川秀樹

日本のジャーナリズムがうるさ過ぎる。全く関心のないことについてシツコク意見を求められるのは困る。

家内もこれにはいつも困っている。

森繁久弥

忙しい、忙しい、睡眠時間3時間です。睡眠と同じ効果のある薬を紹介してください。

他に、尾上松緑、高峰秀子、五味康祐などの投稿もあります。

 

今日、何十年振りかに手にとった「サンデー毎日」の紙質にはちょっと驚きました。

パラパラとページを捲るときの触感のザラザラ感がすごく、他の週刊誌とは別物です。

月刊誌に比べると週刊誌の紙質はちょっと違うようですが。

俳句の投稿欄には年齢、職業が付記されていて入選者の7割以上が70歳以上という高齢者です。

まあ高齢者でもいいとか、わるいとかではありませんが。