竹の子と植物ホルモン

2022-04-16 15:54:53 | 日記


今の時期は筍(タケノコ)が店頭に並ぶ季節ですね。

筍は料理法も多く、あの歯ごたえや淡泊な味が何ともいえず
春の到来を嬉しく感じる味覚です。

筍の到来物で皮の処分は燃えるゴミに、と思っていましたら
これは立派な肥料になることを知りました。

筍の成長が驚くほど速いのはご存知の通りですが、
それは成長促進の植物ホルモンが含まれているからだそうです。

筍にはジベレリン、カイネチン、チロシンなどの植物ホルモンが
成長促進物質として含有されていて、当然ながら筍皮にも含まれ
それを畑に埋めて腐葉土になれば野菜の成長にも役立つと
文献に記載されています。
ただ、直ぐには腐葉土にはならず1年程度は必要ですが、いずれに
してもゴミではなく肥料成分であることを知り、早速に畑へ運び
ました。

上記、ジベレリンなどは農薬として販売されていることも初めて
知りました。



10数年前のことですが、成長した筍の皮は十分乾燥してから
篆刻の押印用にバレンとして10個ほど作成しました。
一時、筍皮は100円ショップでも販売されていましたが現在は姿を
消しています。
そういえば昔は牛肉などを肉屋さんで購入しますと
筍皮で包んでくれたものです。
今でも包装用に一部使用されているようですが。