絲印・お菓子と千字文(その7)

2022-04-21 20:29:48 | 篆刻



本日4月21日(旧暦3月21日)は弘法大師御祥当忌日で菩提寺へ
参拝いたしました。
お接待に出されてお菓子が伊瀬名物の絲印煎餅です。
(絲は糸の旧字で店舗は旧字を使用です)

 絲印とは日本と中国・明貿易における生糸輸入時の信証に利用した
 と、ウイキペデイアに記載されています。
 一説によれば根付の起源ともされています
 
絲印という言葉は承知していた程度ですがお菓子のネーミングに
するとは!
製造メーカーのH.P.に経緯が記載されておらず、詳細不詳です。
絲印はとてもカワイイ感じで、コレクターも多いそうですが。
手に持つところは鈕(ちゅう)と呼ばれています。

なお、絲印と千字文とは何の関係もありませんので。



中国、徽宗の書です。



右側から
遐邇壹體  遠くの者も近くの者も一身同体となり
      (遐)は遠方、(邇)は近く
卒賓歸王  連れだってやって来て、王に心服する
      (歸)は帰の旧字
鳴鳳在樹  鳳凰は樹の上で鳴き
      (鳳)は雄、(凰)は雌
白駒食場  白駒は畑で草を食べる

化被草木  徳化はあまねく草木におよび
      (化)天子の徳によって感化されること
      (被)あまねくおよぶこと







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