大正時代のスペイン風邪と歴史書

2020-06-08 12:37:13 | 日記


コロナ問題により大正時代のスペイン風邪について話題になっています。
岐阜新聞によれば日本での患者数は23,804,673人、死者388,727人と悲惨な状況でした。

1918年2月から1920年12月まで世界的に猛威をふるったとされていますが、勿論小生は
当時の状況は存じません。
記事によれば世界的に見れば約5億人が感染、約5千万人が死亡しています。

こうした悲惨な出来事が歴史書にほとんど記載されていない理由って何なんでしょう。
ちょっと古いですが「日本の歴史」全32巻 1976年・小学館発行にも一切記述なく、
詳説 日本史図録 山川出版社発行、日本史探訪 全22巻角川書店にも同様に記述なし、
日本史年表 吉川弘文館には僅か2行で「1918~19 インフルエンザ(スペイン風邪)大流行」
と記載されているのみです。

推測いたしますのに当時の社会情勢では衛生観念も低く、しかもシベリア出兵や米価高騰で
富山県や関西で米騒動が発生など社会的大事件が多発したせいでしょうか。
因みに当時の総人口は約7,700万人となっています。

コロナ問題でライフスタイルにも大きな変化が起きています。
外食産業初め、多くの消費者対象のビジネス形態は大変革を迫られているかのようです。
 
隠居生活の我が老夫婦には格別な変化はございませんが。



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