円空仏・写真展

2019-11-20 16:40:17 | 円空仏


現在、岐阜県羽島市歴史民俗資料館で円空仏写真展が開催中です。
12月15日(日)まで。
入館料300円
因みに2階には映画資料館があり、主に昭和20年代、30年代の映画ポスターや
映写機など展示されています。
この地に映画館があったようですが閉館となり跡地の利用で資料保存がされています。
他に戦前以前と思われる日用雑貨や農具なども展示されています。

一宮市在住の五十住啓二氏が約8年に亘り数多くの円空仏を参拝、撮影されていて
拝見に上がりました。

何事も「継続」が成果を生むことを実感します。
円空仏を訪ねて約8年余り各地に足を運んでおられます。
ある目的に向かって邁進する、その情熱が作品に表現されます。

円空さん自身はこうして後世、写真で発表されるとは想像もされていないでしょう。
勿論、「写真」という文明の利器も頭になかったでしょうから。
 
仏像は飛鳥仏の止利仏師から始まる伝統的な誕生から綿々と続いて
いますが、一方仏像の歴史からちょっとはみ出した円空仏や木食明満の
通称「木食仏」も庶民的な崇拝の対象になっています。

誰でも何かにすがりたいとき自然と手を合わせます。

生涯、修験僧だった円空だったからこそ円空仏は親しまれているような気が
いたします。
いわば仏師という職業でなく造仏し乍ら生涯修行に明け暮れた生き方が
多くの共感を得ているかのようです。

円空仏には様々な角度から魅力を感じている方々が多数おられます。
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