今日は1日中“好天”でしたネ。天気予報では、来週中頃から“雪”マークが付いているので、念のためタイヤ交換と思い、いつもお願いしているタイヤ屋さんに伺ったところ、1時間待ち状態でした。黙って待っているのも、と周辺をウォーキングすると2週間(白老町)に出会った“アブラムシ”(雪虫?)と遭遇しました。気づくとウォーキングしている方はしっかりマスクをしていました。
さて、昨日に引き続き“被災地視察”(パート2)を書きます。今日は、宮古市の状況です。
貸し切りバスで田老地区から移動して宮古市役所に着いたのが午後3時半でした。私たち19人(西野茂樹委員長)の一行を出迎えてくれたのは、総務企画部復興推進室長と危機管理室の課長、そして市議会の復興対策特別委員長さんらが応対してくれました。震災復興の最中で大変な時期に快く視察に応じてくれるのは大変なことだけに、西野委員長が代表して謝辞と哀悼の言葉、視察目的を挨拶でしっかり伝えてくれました。
宮古市の説明では、震災(津波)による人的被害・建物被害は、死者420人、行方不明者118人、負傷者33人、家屋倒壊数4.675棟(11/7:午後5時現在)で、現在“宮古市復興計画”策定し、2年後までの3年間を「復興期」、その後3年間を「再生期」、それ以降を「発展期」と位置づけ、H31年度までに①「住まいと暮らしの再建」②「産業・経済復興」③「安全な地域づくり」の復興に向けた3つの柱で作業を進めていました。
質疑応答で私は3点お伺いしました。①震災義援金は届いているのか②震災後の行政 への苦情・要望③瓦れき(災害廃棄物)の処理問題です。「“義援金”は県を通じて4.000人に。宮古市で約4億円・・・」とのことでした。(苫小牧市民から届いているのか?と言う声を聞いていたので)、苦情・要望などでは「行政への激励は多いが、スピード感が足りない!仮設住宅(ハウスメーカーとの比較)への不満」など。
「“瓦れき”は現時点で575.000トンとなり31年分 に相当。今年度は広域処理で10.000トンが限界。処理費だけでも約280億円が必要との推計。放射能の影響は基準値以下で広域処理に影響はない」と説明してくれました。
私は、復興計画を着実に進める上で、その第1歩は“瓦れき”処理が1番だと感じました。当面の課題として、情報伝達の改善と復興財源2.000~3.000億円(宮古市の単年度歳入の10倍)の確保を国・県がしっかり支援する仕組みが急がれます。
明日は山田町、大槌町、釜石市の視察状況について報告します。