ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

なにしらぬ

2023-11-15 03:57:39 | 短歌





なにしらぬ をさなのころの あやまちを 思ひてあふぐ 高き青空




*今週はあまりよいのが詠めませんでしたので、添島のブログから借りてきました。添島はこの多重人格活動の中を泳いでいる人格の一つです。なかなかに高く勉強している人間の魂です。

この存在も、もう還暦を過ぎましたが、いまだに、子供のころの過ちを思い出しては、苦しみます。といってもそれはかのじょの子供のころの記憶なのですがね。おなじ媒体を利用しているわたしたちにも、それは自分自身のこととして感じるのです。

なんであんなことをしたのだろう。なんであんなことを言ったのだろう。子供のころというのは何も知りませんから、人の気持ちも考えず、自分のわがままを人に押し付けたりするものだ。中には道徳的にいけないことをして、子供だから許してもらえたというのもある。

子供のころというのは、魂がまだしっかりと座っていませんから、いらぬ馬鹿の霊に自分を動かされて、いやなことをしてしまうということもあるのです。

それでも、自分のしたことは消せない。何も知らなかったからと、ごまかすこともできない。子供ながら、恥ずかしいことをしてしまったと、いまだに苦しむ。

でもそれをやりなおしていくことはできる。小さなころの過ちを、心の道標にして、二度とあんなことはすまいと心に誓い、清らかに生きていくことはできるのです。

何も知らなかった子供のころの過ちを思いながら、高い青空を仰ぐ。

空を見上げていると、高いところに心が吸い込まれていくようだ。あれらの過ちがあったからこそ、今自分はまっとうに生きていくことができるのかもしれない。




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