「空き家対策特別措置法」が本日が昨日5月26日に全面施行となりました。
空き家対策は、私が議員を目指していた時、地域の方々から、倒壊の恐れ、環境衛生上の問題、防犯・防火等々の相談を受け、行政に相談に行っても私有財産ということもあり、中々解決に至らないことがありました。
倒壊の恐れのある空き家は、建築基準法などで対応できる側面もありますが、それまで至らない不適正管理の空き家の問題については、現象面で行政の所管がまちまちであったため、この課題について、当選後、解決に向けて取り組んできました。
前半3年間は他自治体の空き家対策などの先進事例調査を行いながら、札幌市としても高齢化社会の進行に伴い、空き家対策の必要性を議会の内外で取上げてきました。
特に、行政として取り組んでいくためには、条例化などの制定を視野に、会派内に私の提案で、空き家対策プロジェクトの立ち上げ、その後他の会派にも呼びかけ、共同で先進自治体にも調査視察にも出かけていき、条例制定の環境づくりに取り組んできましたが、一昨年頃より、国も全国的な問題として議員立法の動きもあるとして、経過をみておりましたが、当初予定の時期に成立しないとのことで、札幌市議会において議員提案を12月の定例会で上程する予定でありましたが、その後、国会で、今回の「空き家対策特別措置法」が成立したことを受け、幻の条例案となりました。
「空き家特措法」が出来たことで、空き家対策が解決したことではなく、解決に向けた取り組がスタートしたことになります。今後は、不適正管理の空き家を出さない、適正管理を促すことや空き家の利活用などを視野に取組んでいきたいと考えております。
「答えは現場にある」を信条に
「あなたの声を市政に」・・・むねかた雅俊