蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

~元気よく自分と向き合いながら~

2012年10月15日 13時17分54秒 | 日記
明日から、中野市にある北信州能力開発センターへ
ワークショップ講師として伺う予定。
週1回3時間を3週にわたり行うことになっている。

今回の対象者は、「パソコン会計実務科」の受講生。
センター側からの依頼で「元気よく自分と向き合う」ことを
目標にワークショップを行っていく。

実はこの講座、今年の3~5月にもやらせていただき
その折に、受講生から好評だったことと
職員さんも必要だと思って下さったようで
この度、再びご依頼をいただいたのでした。

前回は計7日間あったので、皆さんの身にもついたし
コミュニケーションも円滑になり、大変効果があった。
今回は3日間とタイトなスケジュールなため
身につくところまでは難しいけど
グループワークでディスカッションしながら
客観的に自分や社会を見つめる作業を
元気に楽しく体験していただこうと思っている。

~元気よく自分と向き合う~

これは、先方からのご依頼のテーマ。

「元気よく」がポイントだよね。
これが、案外難しい。
自分と向き合うときって、自分の短所や弱みにばかり見つめがち
その結果、心がマイナス方向へ流されちゃったりする。

  何のために自分と向き合うのか?向き合っているのか?

それは

  より良く生きるため。
  より良い人生を歩むため。

である。

が、いつの間にか「見つめる」という行為だけに走ってしまい
その結果、ネガティブな精神状態に陥る…
これ、私も経験がある。

これに限らず、目的を忘れて行為だけに走ってしまうことって
とかくありがちなんだよね。

常に目的を忘れず、明るい未来を想像しながら
生きていけたら…いいよね♪

年末から、別の講座で7回程度の講義依頼も頂いている。
これは、演劇の可能性を広げていくための活動。
劇団活動と両立させながら、取り組んでいこうと思っている。

オープニング

2012年10月13日 23時36分14秒 | 日記
執筆作業で、久しぶりの完徹。
3時間ほど寝て、ケンジ君にざっと読んでもらい感想を聞く。

  ラストがないからなぁ…
  イメージ通りになれば、面白いと思うよ。

うーむ…
そうだよね、ラスト次第で良くも悪くもなる。

シアターWSで創る舞台は、あくまでも発表会。
参加者の皆さんが、芝居創作する過程で
コミュニケーション力や表現・伝達・発想力を養い
発表会終演後、達成感を感じてもらうのが一番の目的。

とは言え、お客様にも足を運んで頂くわけで
ご覧になった方に楽しんで頂ける作品じゃないと申し訳ない。

毎回悩むところだけど、良い作品を創作しようと思って
取り組む姿勢を変えるつもりはなく
ただ、かけられる時間が違うので
完成度に関しては最善を尽くしたら、それで良し…
と、思うことにした。

13:20頃、会場に到着すると既に殆どの参加者が集合し
ダンス振付のMちゃん中心にダンスを稽古をしていた。

暫しの休憩後、稽古開始。
基礎訓練を40分、その後、本読みをして
不備と所要時間をチェック。

前半、笑いが巻き起こる。
中盤は、私がキャスト名を誤って記載したため
若干テンションが下がってしまい、ごめんなさい。
群衆演技のト書きをイメージ出来た人が
どれくらいいたかわからないが…

小学生も参加しているので、出来るだけ平易な言葉にしたので
わかりやすい作品になる、はず。

事務局担当のM君が台本を読んで

  面白いですね~
  特にこの台詞、ドキッとしましたよ。

色々なキーワードをちりばめているのは、いつもと一緒。
人によって琴線に触れる箇所が違うのが、また面白い。

その後、オープニングの身体表現+台詞から
ダンスの導入部分までのシーンをつくっていく。

オープニングって大切だからね。
覚えるまで大変だと思うけど、やる気がちゃんと
表に出ているメンバーだから、きっと大丈夫!

これからが楽しみです。

終了後、劇団の稽古場へ急ぐ。

キッズクラスは、サンクスで上演する作品の稽古。
キッズたちが稽古中に突然
自分たちで考えた演技を見せてくれてびっくり!
いいよね~自発的に考えようとする姿勢がいい。

研修生青年クラスの稽古は、久しぶりに
「外郎売」挑戦者が3人もいて、これまた嬉しかった。

こういう稽古場の雰囲気は、心地いいね♪

あと少し・・・

2012年10月12日 23時27分30秒 | 日記
今日、ようやく文化芸術に関する県へのご提案を
県知事にご送信することができ、ホッ。

私の予定では、火曜日に送ることになっていたが
三日もずれ込んでしまった。。

シアターWSの台本も何だかんだで遅れていて…

明日の稽古までに、何とか脱稿しなければ!

午後、予定していたサンクスの会場下見を
劇団員のWケンジ君にお願いして
夜の稽古も自主稽古にしてもらい
自宅に引きこもって執筆作業。

今回は「星の王子様」(サン=テグジュペリ)から
着想を得て創作した書き下ろし作品。
原作とはかなり違うので、あしからず。

とはいえ、原作に関する本は10冊以上読んだ。
これまでも翻訳本は、シェークスピアやチェーホフなどを読み
翻訳者によって訳し方にかなりの違いがあることは知っていたが
実際上演することがなかったので、どの英語がどう変化し
どのように触感が異なるのか、まで研究したことはなかった。
漠然と、全然違う!と思っていただけだった。

が、今回は、短くてあっと言う間に読めるので
翻訳者が異なる4冊の本と、ネットで発見した新訳文を
何度か読んで、違いをはっきりと認識。
本当は翻訳者別の対照表を作成すると良いんだろうね。
そこまでかける時間がないのが、少々残念。

その他に、サン=テグジュベリ氏の生い立ちや
奥さまの自伝、分析本なども数冊読破。

最初に原作を読んだ時と、作者の背景を知った後に読んだ時では
感じ方が全く異なり、その違いに自分自身が驚いた。

一言の重みが違って感じられるんだよね。

執筆者の足跡を辿る必要性って、ここにある。

やっぱり役者にとってもこの作業は重要だね。
だって、台本が書かれた背景を知ることで
発する台詞の重みが変わるもの。

いつものことながら、背景を探り、色々情報を入れ過ぎたおかげで
先週あたりは、とっちらかって、どうしよ~!って感じだったけど
原作から離れて、私が大切だと思うことだけ抽出したら
何となく、流れが出来始めた。

今日中に書き上げたかったが、ラストがどうも納得できず…
無理やり仕上げれば出来ないことはないが
あと少し、閃きが降りて来るのを待ってみることにしよう。

お山の倉庫へ

2012年10月11日 23時48分04秒 | 日記
今日は、第3の倉庫をご提供くださっているUさんのお宅へ
御礼を兼ねて伺って来た。

長野市北西部のお山を登って行った先にあるお山の倉庫。
継続してオープンエア一般参加をしているY・Uさんのご紹介で
今、平台とパネルを置かせていただている。

オープンエア終了後、すぐに伺おうと思っていたが
諸事情で延期となり、ずっと気になっていた。
気になっていることを後回しにするのが、私の悪い癖!

今日なら何とかなりそうだと思い立ち
Y・Uさんにお電話をして、ご一緒に伺わせていただいた。

倉庫は母屋と同じ敷地内にあり
古い家屋は、趣のある佇まい。
倉庫内や母屋には骨董品のような置物や道具類があり
ついつい見入ってしまった。
突然の来訪にもかかわらず、Uさんはにこやかに
温かく迎えて下さった。
オープンエアの時に、役者と一緒に撮影した写真を
嬉しそうに見せて下さって
とっても喜んでいるご様子だった。

御礼に伺ったはずが、お茶とお茶受けをご馳走になり
その上、自家菜園で採れた新鮮なお野菜までいただいた私は
恐縮しつつも、心がとても温かくなった。

 ありがとうございます!

山の空気で心も体も洗われた感じ。

  星もきれいだろうな~
  裏山の紅葉もきっと美しいことだろう。

Y・Uさん、案内して下さってありがとうございました。

第1倉庫も第2倉庫も、持ち主の方のご好意でお貸しいただいてる。
本当に有難いことですね。

応援して下さっている皆様のご期待に沿える劇団に
成長していかねば!

砂漠のクリスマス

2012年10月08日 19時52分47秒 | 日記
シアターWS発表会のタイトル決定!

  砂漠のクリスマス

台本の構成・キャストが決まり
現在、四分の一程度を書いたところ。
明後日までに完成させようと思っている。

本当はね…
缶詰め状態で書き上げるほうが
私としては書きやすいんだけど
今は、他にやるべきことがたくさんあって
まとまった時間を生み出すのが難しい状況。

  ならば、あいた時間で書けばいい!

と、脳の片隅に台本のことを置きながら
仕事をこなす…という、手法に挑戦中!

何事も経験と努力♪

先週金曜日には、シアターWS発表会用の
ダンス振付を頼んだMちゃんと振付の考案・検討。

土曜日は、台本の4分の1を渡し
内容について説明後
挿入曲を流しながら、本読みをしてみた。

 うん、なかなか面白い。

これなら稽古していけば、きっと面白い作品になる。
あとは、みんながどこまで付いてきてくれるか、だ。

今年のメンバーも、やる気があって良いチームになりそう。
楽しみです♪

その後、ダンスの振付に入る。

  かっこいい~
  けど、出来るかな…

メンバーは歓喜と不安が入り混じった表情。
が、今年は、他にもダンスができるメンバーがいて
Mちゃんのサポートをしてくれていることもあり
早いスピードで振りを覚えてくれそう。

日曜日の午後はダンスの集中稽古。
フォーメーションの変化や移動が若干大変そうだったけど
何度か繰り返し、修正しながら、最後は何となく形になった。

ありがとう、Mちゃん。
参加者の皆さん、二日間、お疲れ様でした!

Mちゃんは、振付に少々悩んでいたようだけど
スランプを脱出してくれたかな?

毎回思うけど、形のないものを形にするというのは
マジ大変なことなんだよね。

生みの苦しみ、って奴。

生み出す時って、七転八倒するほど苦しい時もある。
が、それを抜けた時の、あの喜びは
経験した人だけに与えられるご褒美♪

今後の人生において、良い経験だっと思える体験に
なってくれることを祈ります。